松岡心平のレビュー一覧

  • commmons: schola vol.14 Ryuichi Sakamoto Selections:Traditional Music in Japan

    hdr

    購入済み

    勉強になる

    坂本龍一によるこのシリーズは 機会があれば何冊か買っているが 本当に勉強になる。今まで縁がなかった音楽への入り口として役立っている。電子版ではCDが付かないが Spotifyのプレイリストやyoutubeで曲を確認しながら内容を理解している。

    #深い #タメになる

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    2022年11月23日
  • 中世芸能講義 「勧進」「天皇」「連歌」「禅」

    Posted by ブクログ


    松岡心平 中世芸能講義


    中世の芸能に影響を与えた 勧進、天皇、連歌、禅 のテーマについて 論じた本。


    中世芸能が、仏教や天皇制と強く結びついて成長したことがわかる。連歌や禅の熱狂的な共同原理の中に見られる無縁性(権力や政治から離れて生きる)が 中世思想の特徴なのかもしれない


    各テーマのポイント
    *仏教の経済活動である勧進が興行化され、芸能化されたことで 能楽に至った流れ
    *天皇制の中で穢れを一身に背負う存在として 必要とされた河原者、芸能者など非人の役割
    *連歌や禅の熱狂的、無縁的な共同原理
    *禅のバサラ文化への影響


    勧進興行は 今で言う 大仏再建のためのクラウドファンディン

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    2022年02月15日
  • 中世芸能講義 「勧進」「天皇」「連歌」「禅」

    Posted by ブクログ

     久しぶりに歴史関連の書物を手に取ってみました。
     日本中世芸能の世界を、「勧進」「天皇」「連歌」「禅」という四つの切り口から論じたものですが、講義形式で語りかけるような文章の説明が続くので、素人でも入り込み易いですね。(内容が理解できているかは別物ですが・・・)

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    2020年08月05日
  • 能の見方

    Posted by ブクログ

    著者が20代から40代にかけて、さまざまな雑誌などに発表した論文・エッセイをまとめた本です。

    第一部「歴史―能のあゆみ」に収められているのは、能の形成過程にかんする著者の論文で、猿楽や唱導劇など中世芸能にかんする研究を踏まえつつ、観阿弥・世阿弥の二代にかけて大成された能のルーツを明らかにしています。

    第二部「作品―能のこころ」は、おそらく本書のメインとなる部分で、「翁」をはじめ25曲の作品についての解説がなされています。ただし、かならずしもそれぞれの作品のメイン・テーマをとりあげているわけではなく、著者の関心にもとづいて作品中のいくつかのモティーフがえらび出され、それについての考証がなされ

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    2020年07月31日