ランダル・ストロスのレビュー一覧
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Yコンビネータ (wikipedia) が行っているベンチャー企業投資プログラムと、参加ベンチャー達の3ヶ月間の奮闘の様子を描いた本。
Yコンビネータの投資方法が面白く、
- 同時に数十社のソフトウェアスタートアップに対して、スタートアップの株式7%を引き換えに約100-200万円ほど出資する。
- 投資を受けたチームは、3ヶ月間、Yコンビネータがあるシリコンバレーに引っ越してきて、プロダクトを作り続ける。
- いつでもYコンビネータの役員(多くはスタートアップ成功者)の助言を受けられる。(成功の確率が上がる。)
- 最終日にある デモ・デー(数多くの有力な投資家の前でピッチする日) があり -
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カリフォルニア、シリコンバレーにあるシード投資集団Yコンビネーター(以下YC)。ITベンチャーに関わる人であれば一度くらいは名前を聞いた事のある有名な投資集団、その創設者は、IT業界関係者であれば名前を知らない事が恥ずかしいとも言える有名人、「ハッカーと画家」の著者ポール・グレアムだ。
そのYCだが、実態は秘密にされる事が多く、具体的にどこに投資されたのかすら明かされない場合も多かった。しかし本書では実際にYCの1スパンに密着し、多くのインタビューやミートアップへの参加により細かい描写がされ自分もそこにいるかのような臨場感に溢れる一冊となっている。既にITスタートアップに勤務しているのなら必 -
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【本日の一冊(^O^)】
Yコンビネーター シリコンバレー 最強のスタートアップ養成スクール
これは、スタートアップを目指す方は必読ですね!
シリコンバレーの生の姿が読み取れます。
シリコンバレーが優れているところ、そのは起業家精神が他の国や地域よりも秀でているわけではなく、多くの創業者の集中だという。
「スタートアップが集積していない場所にいることは、スタートアップにとって害になる」
「他の地域では、人が大胆さに欠けるなどということではなく、手本に欠けていることが問題なのだ」
スタートアップの最終的な成功率は、0.3%くらいかもしれないと言う、創業者のグレアム氏。
ここ本を読ん -
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Dropboxがこの世に生まれることを助けたことで世界的に著名なスタートアップ・ファンド、Yコンビネーターを描いたノンフィクション。
これまであまり知られることがなかったYコンビネーターの内幕を、2011年夏期を軸にした長期取材で明らかにしている。
Yコンビネーターのメンバーの中でも、やはりポール・グレアムのキャラの強さは飛び抜けていて、読めば、ポール・グレアムのファンになること間違いなし(笑)。
2011年夏期のYコンビネーター参加スタートアップには、今をときめくCode AcademyやMongoHQ、Parseなどがあって、おぉと思わせられた。オススメ。 -
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本書はYコンビネータ−(以下「YC」)の門を叩いた創業者の卵たち(けれども金のがちょうの可能性が高い)のドキュメンタリーだ。グレアムのカリスマ性や鋭さが感じ取れる。
「ユーザーと向き合え」「コードを書け」「週次で目標を達成しろ」「右肩上がりは素晴らしい」、YCの掲げる標榜は極めてシンプルだ。
YCの特に取り組みの素晴らしい点はシリコンバレーの生態系を箱庭的かつ人為的に生み出そうとしている点だ。シリーズAにも満たないアイデアに少額を張って尻を叩いて成長させる。このYCの仕組みであれば全世界でシリコンバレーの生態系を生み出せるかもしれない。 -
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Dropboxとairbnbを産んだスタートアップのアクセラレータとして有名なYコンビネータが、有望なチームを集めて開催する三ヶ月間の「学期」に著者が密着して取材を行ったドキュメント。著者が付いた学期からも先日Googleに買収されたTwitch.tvが出ている。
内容は、著者が取材した学期に参加した2011年の64のスタートアップのチームが成功を求めて奮闘する様子を描いたもの。核になるようなストーリー持つ企業がいくつかできればよかったのかなとも思うし、Yコンビネータを興したポール・グレアムにフォーカスを当ててももっと面白いものにできたのかなとも思う。ただ、少し面白くなくても(これは翻訳のせ