荒川祐二のレビュー一覧
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第1章 なぜあなたの願いは叶わないのか?
「イライラしたり、怒っていたり、心配事や不安なことがあったり、過去にトラウマがあったり、要は心に引っ掛かりがあって、物事をまっすぐに見れない状態を『気枯れ=穢れ』」(p.46)といい、神さまに願う前にその穢れを払い、真っ白な心、本来の自分を取り戻すことが大切というのはすごく腑に落ちました。手水舎に刻まれている「洗心」という言葉を見る度にこのことを思い出したいです。
第2章 願いが叶う人と叶わない人の違いは?
脳は「〜ない」という否定形を理解できない、と何かで読んだことがありましたが、同じことが書かれていました。
「〇〇になりませんように」という -
Posted by ブクログ
昨年、出雲大社や美保神社にお参りし、岩見神楽で「国譲り」や「ヤマタノオロチ」をテーマにした神楽を見せてもらい、神話を知っていたらもっともっと楽しめただろうなと思いました。
事前に古事記にチャレンジしたのですが、神様の名前が長いのと多いので断念してしまったタイプです。
何度も断念した古事記が、この本ではすらすらと読めました。
荒川祐二さんの大人気のブログ「て、いうか神さまって何?」を単行本化されたものです。
古事記で書かれている神様って実はめちゃめちゃ人間っぽくて愛嬌があるんですよね。
わがまま言ったり、嫉妬したり、怒ったり、泣いたり。
少年マンガのような挿絵と合わせて、めちゃめちゃ人 -
Posted by ブクログ
ある紅茶専門店を舞台にいろいろな悩みを抱えている人が来店し、マスターとの会話の中で自分を見出していストーリー。マスターの包み込むような笑顔と温かい人柄、そして時にはその人のために強い言葉も投げかける。その言葉が自分を変えるきっかけになり、自分自身で変わろうとしていく。
後味が爽やかで、新しいことをスタートする春にピッタリな素敵なストーリーです。
この舞台になっているティーハウスが樟葉に実在するところも面白い。
新しい自分を意味するという「春摘みのダージリンティ」や真夏の生命力の詰まった茶葉が飲む人の背中を優しくソっと押してくれる「夏摘みのアッサムティ」などなど紅茶がおいしそうなんですよね。。
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Posted by ブクログ
仕事が上手くいかずに、投げやりになっていた著者が神社で神様に出会い、不思議な同居を始めることで、神様との付き合い方、向き合い方を身に着けていくという小説形式です。
神社にお参りする時の作法、神様と仲良くなって願いを叶える方法が分かりやすく書かれています。
願いを叶えたいと本気で思った時、その人が成功することができるように神様が成長するきっかけを用意しているというエピソードは納得でした。
自分の奥底にある本当に求めている願いについても考えさせられます。
また、産土神社、氏神神社の見つけ方、付き合い方も具体的に説明されています。
巻末の「願いを叶えてくれる日本の神様一覧」も嬉しいです! -
Posted by ブクログ
良いこと言ってるだろ的な台詞の時はまるまる1ページ使っているのが押し付けがましいな…と感じました。とはいえ一行の台詞を1ページ使えるように調整して文章を書いてることを考えるとすごい。
内容は、悩みを持った人々が紅茶専門店I Tea HOUSE を訪れたのがきっかけで考えや生き方を変えていくというもの。
最後は「そうはならんやろ」とつっこみたくなるハッピーエンドでした!納得はいかないところはあったけれど、まぁハッピーエンドだからいっかと思っていたのですが……。
考えれば考えるほど、このエンドは「結局人はそうそう変わらない(変わる人もいるけどね)」ということを言っているのでは……と怖くなってきま