あらすじ
「神社に行っているのに、なかなか願いが叶いません」
「願いが叶う人と私の違いっていったい何なの?」
「神さまに好かれる何か特別な方法でもあるのかな?」
同じように神社に行き、同じようにお賽銭を入れて、同じように願っているのに、
Aさんは、「出会って半年で結婚し、子宝にも恵まれました」なのにBさんは、「がんばっても良い縁に結びつかない」、
また別のCさんは「営業成績を認められ、支店長に昇進しました」、なのにDさんは「上司に怒られてばっかり…何も状況も変わらないし、やめてしまいたい…」、
またEさんは「売り上げが減っていたサロンの売り上げが、わずか数か月で3倍になりました」、なのにFさんは、「もう閉店寸前…打つ手もない…」。
人生の結果に差がでてしまう理由は「神さまの声を聞いて友達になる」を実践しているかどうか。本書のなかでは、神さまと著者の会話形式で「神さまと友達になって一瞬で人生を変えることができた方法」はもちろん、著者がこれまで通算500回以上、累計動員数20万人という講演会やブログの中で、多くの相談者にアドバイスしてきた方法を学べます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
第1章 なぜあなたの願いは叶わないのか?
「イライラしたり、怒っていたり、心配事や不安なことがあったり、過去にトラウマがあったり、要は心に引っ掛かりがあって、物事をまっすぐに見れない状態を『気枯れ=穢れ』」(p.46)といい、神さまに願う前にその穢れを払い、真っ白な心、本来の自分を取り戻すことが大切というのはすごく腑に落ちました。手水舎に刻まれている「洗心」という言葉を見る度にこのことを思い出したいです。
第2章 願いが叶う人と叶わない人の違いは?
脳は「〜ない」という否定形を理解できない、と何かで読んだことがありましたが、同じことが書かれていました。
「〇〇になりませんように」というのは「〇〇になりますように」と言っているのと同じで、「〇〇になりたい」という願望形も"現在はまだ理想になれていない"ことを強調してしまうことになる。したがって、「もっと〇〇になれますように」という願い方が良いというのはすごく納得がいってしまいました。
そして、唯物的になりがちな現代において、実は目に見えないもの(神さまだけでなく、重力や空気など)にこそ素直に目を向けてることが大切で、「目に見えない世界を変えることで、見える世界は変わっていく」という言葉がとても印象的でした。
第3章 ていうか、神様ってなに?
生と死のお話。人は死ぬと愛する人・身近な人を守る守護神となるので、お墓参りが自分にとっての一番のパワースポット、とはとても素敵な話だと感じましたら。
閻魔大王の浄玻璃の鏡の前で自分の人生を振り返る時には、「自分が相手に何かをしたときの相手の感情もすべて、そっくりそのまま経験することになる」そうです。相手を苦しめれば同じ苦しみを味わうことに…。
今世の経験値が高いほど、来世の選択肢が広がると考えられ、その自分の経験値とは「この人生で、どれだけの人を喜ばせることができたか」(p.136)であると書かれています。ふと自分の生き方、行いはどうだろうかと振り返ってしまいました。
第4章 神さまと友達になる方法
日本にはありとあらゆるものに神さまがいるので、どんな神さまがどんな願いを叶えてくれるかも千差万別。
"神さまと友達になる"とは神さまのことを知って、自分の願い事を叶えてくれる神様にお願いをしよう、というメッセージです。
個人的には産土神さまや氏神さまに関することがとても参考になりました。
第5章 神さまと幸せに生きるための9つの教え
本書の教えはとても実践がしやすいものです。即効性(?)はないでしょうが、毎日の、週一回の、月一回のルーティンとすることで、先の人生が必ず変わると思います。
本章の最後には、33の神様が紹介されており、my神様を探す手掛かりとなりそうです。
自分もある時までは何をしてもうまくいかず、うまくいかないことをすべて他人のせいにして、腐った生活をしていました。
ある時、ふと神社に参拝したくなり、以来、少し家を早く出て出勤途中に神社に参拝するようになりました。劇的な成功はなくとも、神社参拝を実践する前よりも確実に心に闇がなくなり、生きやすくなりました。
本書では、こういう参拝の仕方をすれば、より神様に思いが届くようになるのかな、と気づきを得ることができました。
Posted by ブクログ
古事記や日本書紀を読みたいと思ったのははじめてのこと。日本の神様って面白い。ラジオきっかけで本を購入したが、以前読んだゴミ拾いの荒川さんとは思わなかった。
Posted by ブクログ
仕事が上手くいかずに、投げやりになっていた著者が神社で神様に出会い、不思議な同居を始めることで、神様との付き合い方、向き合い方を身に着けていくという小説形式です。
神社にお参りする時の作法、神様と仲良くなって願いを叶える方法が分かりやすく書かれています。
願いを叶えたいと本気で思った時、その人が成功することができるように神様が成長するきっかけを用意しているというエピソードは納得でした。
自分の奥底にある本当に求めている願いについても考えさせられます。
また、産土神社、氏神神社の見つけ方、付き合い方も具体的に説明されています。
巻末の「願いを叶えてくれる日本の神様一覧」も嬉しいです!