渡辺一史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
実話を元にした小説でした。小説化するにあたり、すこしドラマティックすぎる場面もあると思いました。
大泉洋さんが主演で映画化されていました。そのイメージが強く、鹿野さんというより大泉洋さんが浮かんでしまいました。
・安全で安心だけど自分の意思ではほとんど何も決定できない。そもそも、それを嫌って、鹿野は施設を飛び出したのだ。
・自立とは誰の助けも必要としないということではない。どこに行きたいか、何をしたいかを自分で決めること。自分が決定権を持ち、そのために助けてもらうことだ。
病院勤務しているものとしては、かなり考えされられる内容でした。病院にいれば安全かもしれない。長生きできるかもしれない。だけど、それは何の意味があるのか?自由でなく、決定権がない状態でもQOLは上がるのか?
入院が必須と思われる鹿野さんでもボランティアにより自宅で生活が出来ていたわけです。
たしかに「わがまま」なことだととらえる人もいるかもしれません。しかし、1日1日が勝負の患者さんにとってはとても重要な事です。
凄いパワフルな人だと思いました。臨床にも必ず生きてくると思います。