村田らむのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前半は「事故物件とは?」から始まり、事例や事故物件に関連しての話が取り上げられている。怪談話もあるものの、孤独死やゴミ屋敷といった話が生々しくインパクトがある。
後半は短編怪談が収録されているが、どれもゾワッとさせてくれる上質なもので面白かった。
ただ大島てる氏の話は非常に不愉快。てる氏の運営する事故物件サイトに掲載されたものはその内容が事実でない場合を除いて掲載削除依頼に対応しない、依頼に応じて掲載を削除していくとサイトの公平性・信憑性がなくなるという。その主張には一理あると思うが、娘を自殺で亡くした遺族である物件所有者(しかも賃貸ではなく所有物件だが、将来売却される可能性がある等の理由から掲載対象だという)の方からの掲載削除依頼(懇願)をわざわざ仔細紹介した上で、こうした訴えに「私は絶対に屈しない」と締め括るところに、自身が社会正義をなしていると信じて疑わない傲慢さを感じた。てる氏のような他者を巻き込んで強い主張をする人は、逆の立場になった人のことを考えてほしい。少しでも考えているのなら、娘を亡くして深く傷ついている遺族の訴えを、本にわざわざ掲載する(ところどころに嫌な注釈を加えながら)という、相手の人間性を全く考慮しない非道なことはできないのではないでしょうか。てる氏からは人間として持ち合わせるべき優しさ・良心を全く感じず、繰り返しになりますが、非常に不愉快でした。 -
Posted by ブクログ
樹海探索の経験豊富なライターによる樹海案内。
観光地もいろいろあるよ、とは一応書かれているが、ほとんどは自殺の名所としての話。
それをメインに取材しているから仕方ないんだろうけど。
海外メディアの取材に適当に答えたり、初心者に必要な装備を教えてあげなかったりと、なんだかなぁと思う部分もあるが、いろいろなマニアの人たちがいることがわかったのは興味深かった。
樹海で自殺をする人はさらし者になったり愛好家に観察される可能性も考慮に入れた方がいい。
ラストの方にあった、何故自殺の名所となったのか、という推察はよかったが、そこに至るまでに何度も同じ話が出てきたり繰り返しが多かったりするのが気になった。
装備について、初めて樹海探索をする人に「軽めでいい」と言ったら言ったら街中ファッションで来たとあった。そらそうだろう。
実際の装備はトレッキング並みだった。特に靴は足首をカバーするものがいいと書いてある。それくらいは同行者言っといてあげなよ、と思ってしまった。
著者は本格的な登山よりは軽いもの、というつもりだったのかもしれないが、アウトドアに縁のない者からしてみれば「軽めの装備」がどんなものかわからないのだから。
まぁプロのガイドでもないのだからそんなものかもしれないが。
マニアな探索はしたくないが、遊歩道や風穴もあるし緑豊かな場所なので、観光に行くときは靴だけは気を付けようと思った。