西井敏恭のレビュー一覧
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「売れる続ける仕組み」をどのようにしたら構築できるのか。
まずは自社の売上構造を分析し、どんな顧客から売上が上がっているのかを理解することが必要と説く。
「新規顧客・継続顧客」と分類し、分類した顧客ごとに売上を分解していくいくと、やらなければいけないことが把握できる。
また広告費はいくらまで出せるかは、まず自社のお客様が新規で入ってきてからの平均でどのくらいの期間、継続利用しているのか(平均継続期間)を調べ、1件あたりの新規顧客獲得単価(CPA)、および、F2転換すなわち継続顧客獲得単価(CPO)をかけても利益が出るモデルになっているかを理解することが重要ととしている。
非常に丁寧にロジカルに -
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・顧客の「使い続けたい気持ち」を作るサブスクリプションが注目されている。サブスクリプションは、顧客データをもとに商品・サービスの改善を重ね、使い続けてもらい、顧客との関係性を深めます。すると顧客は「このサービスを使ってる自分っていいな」と感じることができる。「コトを実現したモノ」は顧客にとってかけがえのない存在となり、周りの人に「このサービスおすすめだよ」といいたくなります。
・サブスクリプションとは、定期的な利用があり、かつデータが活用されている商品・サービスのみ。フィードバックの仕組みを持ち、KPIや経営の考え方を変え、組織の設計を変えるもの
・ユーザーのペインは、何も特別なことではなく、 -
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2017年10月発刊。
2019年5月のデジマ概況と見比べると、古さは否めないが、考え方の基盤と将来予想の先見性がすごい。
著者の経験と学び、振り返りの蓄積の賜物と思う。
当時、アンテナを張って、この本を読んでいれば、もう少し基礎知識を得て、社会・ビジネスを見つめられて面白かっただろうと後悔。
この本の教えをベースにどう時代が変わってきたかを見比べるのは面白い。
to C ビジネス向け。
文章も硬くなく読みやすい。
B to B to Cの流れを意識して読むのがおススメ。
デジタルトランスフォーメーション、データ・ドリブンの振り返りや、スタート位置の見直し、知識のない人へ伝える際に -
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oisixのマーケティングをされている西井さんの本。
会社でこれからデジタルマーケティングに力を入れることになったので、読んでみました。デジマとはなんぞや?という概要を知るにあたって、講演会形式かつ実例が出ていてとてもわかりやすい本だと思う。
■以下、印象に残ったことメモ
・昨今、スマホの普及で消費者行動にあらゆる変化が起きているのでついて行くことが必要。例えば「旅行」一つとっても「旅行に行くこと」がゴールではなく、「写真をとってインスタグラムにアップして共有すること」がゴールになっていたりする。
・マーケティングとは、「売る」ことではなく「買いたい気持ち作り」
・デジマでは、「どの媒体に」 -
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ECのマーケ本はイロイロ出ていますが、西井さんの考え方や整理の仕方が一番しっくりきました。
■メモ
* マーケティング=買いたい気持ちをどうつくり続けるか
* 長期顧客ほど離脱が下がる
* 最も重要な指標は1,2年目にお客様がどのような状態になっているか
* 思い浮かぶラーメン屋はせいぜい3つ
* お試しの購入は新規獲得ではない、2回目購入まで見る
* 新規獲得の範囲を誤ると、本来一つであるべきプロセスが分断されてしまい新規を安く取ってくればいいという力学に変換される可能性
* 申し込んでから数日のメールの寄り添い感、頻度がF2に引き上がるかの最大ポイント
* CRMの最適なタイミングに答え -
Posted by ブクログ
結論から言うと、自分の居場所は、自分で作るしかありません(笑)
世界中のどこかに、「自分を受け入れて」「いるだけでハッピーで」、、、
そんな場所はありません。
「世界一周」しても、今の世の中、大して価値なんてないと思いますが、
地理を理解できるのは良い事かもしれません。30年昔なら、「世界一周」する日本人は、
割と、「すごいな!」と言われましたが、、、
今は、もの凄く簡単に、誰でもできるようになりました。
あとは、どのようにして、世界一周を楽しむだけです。
世界一周といっても、その土地のことを、わずか数日で知ることは不可能です。
最低3ヶ月ぐらい、その土地で、暮らしてみないと何もわか -
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本屋さんで平積みになっていて、タイトルや表紙よりも、まえがきに惹かれて購入。
著者が26にして脱サラし、2年半にわたり世界一周したエッセイ。
1国5~10頁程度の中、国の簡単事情や現地に対する著者の印象に酷い偏見がなく、赤裸々な道中を語っている上に、淡々とした文体で進められた後の、ぷぷと笑える最後のツッコミ(オチ)が、さくさく読めて楽しかったです。
初めて聞く地名もあり、日本では味わえない不自由さ、言語、食文化、宗教等々のギャップも含めて、その時の良くも悪くも出会いや道のりを楽しんでいるのが、読んでいる方にも伝わってくる面白い本でした(だからといって、行ってみたいかというと話は別ですが)。 -
Posted by ブクログ
サブスクリプションに限らず、顧客は数ある商品・サービスの中から、競合のものではなく、自社のものを利用し始め、また使い続けてくれる「きっかけ」があります。
顧客にヒアリングするとわかるようなものもありますし、顧客自身が気づいていない隠れたきっかけもあります。
サブスクリプションにおいて、顧客はこのきっかけを体験すると「この商品・サービスは使い続ける価値がある」と感じて、解約せずに長く使い続けてくれるため、結果的にLTVが高い状態になります。
そして、さまざまなデータを取得できていると、顧客からヒアリングするだけでなく、定量的なデータから「この状態をつくれば、顧客は成功している」という把握 -
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