草野厚のレビュー一覧

  • テレビ報道の正しい見方

    Posted by ブクログ

    大学でお世話になった草野先生の一著。問題点の指摘のみならず、NHKと検証までしているのは流石である。ニュースの比較は、文字だけなので分かりにくいかった。2000年発刊なので、若干古いか?

    0
    2024年12月02日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    今更ながら必読であった。
    JICA、JBICの再編前なので少し内容は古いものの。
    国際協力を考える基礎(外交、意義、政府や組織、予算や財政)のほか、ODAの枠組みやDACリストと援助基準、世銀など国際機関とのせめぎ合いにも言及。ODAのみならずJBICの融資(25%未満のOOF)といった枠組みを概観。国際援助の大義についても色々と述べられている。もっと早く出会いたかった。

    また、なんなら、インドネシアのウォノギリダムやビリビリダム話も登場したのには驚いた。
    インフラ分野の協力の重要性についても、これらのダム案件にも触れながら語られており、バランスのよさに好感(p88)。
    その際、ゼネコンや商

    0
    2020年03月15日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ODAは国際的視点、長期的な視点でとらえるべきことで、普段考える視点がなんと狭いことかと感じてしまう。書かれた時期が5年以上前で現状は本書に書かれた内容と大きく違ってきている部分も多くあると感じた。資料を自分の中で更新していき他人事としてとらえず考えていきたいテーマだと思う。

    0
    2016年06月19日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    国際援助の構造を知りたい方には良書。
    何もない日本、だからこそ国際援助は不可欠。他国との関係が悪化して輸入が止まったらいまの暮らしは維持できない。

    0
    2016年02月28日
  • 歴代首相の経済政策 全データ 増補版

    Posted by ブクログ

    今、無職なんで、大学の聴講生やってます。
    「経済政策」なんて講義を聴講してまして
    その講義の担当教授からご紹介(授業で皆様にね)して
    頂いた本です。
    「和歌山県出身の総理大臣が一人だけいます、ご存じですか?」
    なんて、紹介でしたが、もう少し、テンション高い本です。
    (ちなみに、皆様は、正解わかりますか?・笑)
    まだ、吉田茂3次内閣ぐらいまでしか読めてませんが、
    作者が、政治学専門の方なので、政治方面詳しく、経済政策面は
    割とあっさり、紹介しています。
    「経済学」って、完全理由バリバリ後付の社会科学なんで、何とでも
    言えて、誰かしら、何か変わったこと言ってやろう、という気運に満ちて
    います。つま

    0
    2012年07月25日
  • テレビ報道の正しい見方

    Posted by ブクログ

    非常に興味深く、おもしろい内容でした。比較的わかり易い方だと思います。
    しかし、だからでしょうか?
    いまいち根拠が弱かったり、論理的にもう少し詰めた方が良さそうな部分があったように思います。

    0
    2011年09月03日
  • 官僚組織の病理学

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    人間は失敗する生きものである。
    とはいえ、各人が、組織の目標やプライオリティを見失わずに責務にあたっていれば、組織はそれほど大きな失敗を犯さずにすむはずだ。
    しかし近年、日本の官僚組織は、重大な局面において失敗を繰り返してきた。
    官僚機構が恒常的に犯す過ちはどのようなパターンになっているのか。
    なぜそうした過ちが繰り返されるのか。
    阪神淡路大震災や東海村核臨界事故時のものからODAまでの、政策決定・実施の過程を、危機時、非常時、常時に分類し、詳細に追求していく。

    [ 目次 ]
    第1章 危機時の決定と実施(えひめ丸事件 阪神淡路大震災 東海村核関連事故)
    第2章 非常時の決定と実

    0
    2014年10月27日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    日本の援助政策について、網羅してある一冊。

    この分野では、傑作だと思う。

    著者の持論も良い。

    0
    2010年03月13日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    「莫大な財政赤字を抱える日本がなぜ他国に援助するのか?」という問に応える本。
    本書は、「途上国への援助は必要」という意見が土台となって書かれている。
    具体的に筆者は、経済協力については「資源小国、経済大国の日本が生存するためには、これ以上ODA予算を削減すべきではない」という立場で、自衛隊の国際協力については「国連の平和維持活動への参加を原則とする」という立場で話を進めている。
    最初にこの本の前提と導きたい結果が明確に書かれているので、とても読みやすかった。
    「ODA民間モニター」に参加して、実際に自分の目でODAの生の現場を観てみたくなった。
    既存のメディアは「社会に対しての批判者」という役

    0
    2012年05月05日
  • テレビ報道の正しい見方

    Posted by ブクログ

    序章から読みごたえがある。
    テレビの特性として「時間の制約」「映像はできるだけ印象的に」「見返すことの困難さ」など言い得て妙である

    0
    2009年10月04日
  • 歴代首相の経済政策 全データ 増補版

    Posted by ブクログ

    1945年から2012年までの内閣の予算、経済政策、支持率や為替など、さまざまなデータが巻頭にあります。これだけでも、なかなかに興味深いものですが、そうした定量値がメインではなく、その内閣の成り立ちからレームダック化まで触れられています。最近の民主3内閣では、特に、ほとんど経済の話など出て来ません。それは本書の構成上、ではなくて、消費増税ぐらいしか書くこと無し、みたい。
    近代日本政治史として、楽しくも腹立たしく読める読み物でもあり、資料集でもある。

    0
    2012年08月31日
  • テレビ報道の正しい見方

    Posted by ブクログ

    ▼インターネットが普及した世の中にあっても、テレビにおける報道とは私たちに欠かせないニュース・ソースであり続けている。
    ▼しかし、日に日に増す「早い」「生の」情報が飛び交う中で、私たちが手にし消化できる量は限られている(「早い」とは、その場にいないにも関わらずあたかもその場にいるように情報が共有される状態、「生の」とは、加工されていない情報が送受信されている状態を指す)。
    ▼確かに、「正しい」報道心掛けることはジャーナリズムの倫理であろう。だが、限られた時間の中で主張したいことをインパクトとともに伝えるため、それを念頭に編集がなされているという事実は、少なくとも自覚しておくべきだろう(場合によ

    0
    2011年08月22日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    よみやすい、中身が濃い、論理的、余裕がある(無理な論理構成がない)、冷静。

    さすが草野氏です。メディアへの訴えかけ方を心得ています。

    草野氏の主張は、「ODAが悪ではない、むしろ必要!」と私の考え方を変えた要因のひとつ!(もうひとつはもちろん下村先生だけど)ODA大綱を全面に押し出すべし。

    0
    2009年10月04日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    ODA、つまり日本が援助を行うことが、どれだけ「日本にとって」大切なことなのかを最大限簡潔にまとめたもの。初学者でもついていける内容。グラフや数字が頻繁に登場するため説得力がある。

    0
    2009年10月04日
  • テレビ報道の正しい見方

    Posted by ブクログ

    テレビ報道を盲信することの危険性、
    どのようにテレビ報道を見ていけばいいかを分かりやすく伝えてくれます。
    実証研究の中で作者の主観が入っているのは残念ですが、
    大筋では間違っていないかと思います。

    0
    2009年10月04日
  • 官僚組織の病理学

    Posted by ブクログ

     単なる官僚批判を目的とせず,阪神大震災やJOC事故等を例として,一般企業でも起こりうる組織の病弊をアクター分析により明らかにするもの。
     緊急事態における決定を,危機決定,非常時の決定に分け,予測危険性と手持ち時間のいずれも満たしていない場合を危機決定,どちらかを満たしている場合を非常時の決定として,その特徴と困難性を述べる。
     非常時の決定においては,危機決定に比べて,対処を迫られるという割に最終決定までの時間がある。そのため,決定に参加する組織や個人の数が多くなる傾向があり,その分,統一的な行動が深刻なまでに困難になる。その点,我が職場もそうした傾向にあり,非常に興味深い。

    0
    2009年10月04日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    これまで気になっていたことがわかりやすく説明されていたので面白かった.これまでODAやPKOについては一部しか知らなかったし,それ以上知ろうともしないで,反対だの賛成だの思っていたが,これからはもう少し考え方が変わるかも.

    0
    2009年10月04日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    ODAやPKOなどについて書かれた一冊。借金まみれといわれている日本が何で国際的な援助にここまで力を入れているのか、またその重要性について書かれている。しっかりとした論調なので、もっと読みやすく書かれているのなら、多くの人にぜひ読んでもらいたい一冊。

    0
    2009年10月04日
  • 歴代首相の経済政策 全データ 増補版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    • 改革の難しさは、内閣の任期が、国民の意向に左右されやすい制度そのものの特徴にある(412)
    • 歴代内閣で改革が実現した場合の条件には、首相の指導力、権力基盤の構造変動、外圧(416)
    • 援助、朝鮮特需がなくなったあとにどうすべきかを真剣に議論していることも、統治能力の高さを証明する。このことは、現在、日本が積極的に取り組んでいるODAを行うに当たり、途上国に対して大いに示唆的である(423)
     → 変化に対応できる能力?
    • 議院内閣制における内閣と与党の関係を、政策面での政治家の質の向上を前提に見直すこと(424)

    0
    2021年03月11日
  • 国鉄解体 JRは行政改革の手本となるのか?

    Posted by ブクログ

    国鉄解体の過程を豊富な調査結果から詳細に記載した本。
    記録としては貴重だと思うが、事実を淡々と記載しており、観点が所々飛ぶので読みにくい。

    0
    2016年02月27日