【感想・ネタバレ】テレビ報道の正しい見方のレビュー

あらすじ

テレビメディアは、どこまで真実を伝えているのか。なぜ同じニュースが、報じ方によってかくも印象が異なってしまうのか。テレビ報道には、あらゆる演出が駆使されている。司会者のコメントや仕切り方、映像編集、テロップ、音響等々。本書では、公平性や正義を装いながら、視聴者を巧みに誘導する番組作りを徹底検証。日本のODAを歪めて報じたNHKのドキュメンタリー番組を俎上に、著者自ら現時を取材し、制作者側と激しく議論。さらに『ニュースステーション』『NEWS23』といった民放の看板番組を比較研究。「北朝鮮不審船事件」「森首相の神の国発言」はどのように報じられたのか、その傾向を分析する。さらに、米国のメディア事情や、学校におけるメディア・リテラシー教育のあり方まで言及。その上で著者は、視聴者の判断力を向上させるメディア検証機構の設立を提言する。今日からニュースの見方が変わる! メディアの本質を見抜いた意欲作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

大学でお世話になった草野先生の一著。問題点の指摘のみならず、NHKと検証までしているのは流石である。ニュースの比較は、文字だけなので分かりにくいかった。2000年発刊なので、若干古いか?

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2024年12月02日

Posted by ブクログ

非常に興味深く、おもしろい内容でした。比較的わかり易い方だと思います。
しかし、だからでしょうか?
いまいち根拠が弱かったり、論理的にもう少し詰めた方が良さそうな部分があったように思います。

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2011年09月03日

Posted by ブクログ

序章から読みごたえがある。
テレビの特性として「時間の制約」「映像はできるだけ印象的に」「見返すことの困難さ」など言い得て妙である

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

▼インターネットが普及した世の中にあっても、テレビにおける報道とは私たちに欠かせないニュース・ソースであり続けている。
▼しかし、日に日に増す「早い」「生の」情報が飛び交う中で、私たちが手にし消化できる量は限られている(「早い」とは、その場にいないにも関わらずあたかもその場にいるように情報が共有される状態、「生の」とは、加工されていない情報が送受信されている状態を指す)。
▼確かに、「正しい」報道心掛けることはジャーナリズムの倫理であろう。だが、限られた時間の中で主張したいことをインパクトとともに伝えるため、それを念頭に編集がなされているという事実は、少なくとも自覚しておくべきだろう(場合によっては、編集はおろか、取材の段階でその傾向が顕著な例さえ存在しているのだ)。
▼それを具体的事例とともに理解し、むしろ私たち自身が「正しい見方」を学ぶ――本書はそれにうってつけの一冊である。

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2011年08月22日

Posted by ブクログ

テレビ報道を盲信することの危険性、
どのようにテレビ報道を見ていけばいいかを分かりやすく伝えてくれます。
実証研究の中で作者の主観が入っているのは残念ですが、
大筋では間違っていないかと思います。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
同じニュースが、なぜ報じ方によってかくも印象が異なるのか。
司会者のコメントや仕切り方、映像編集、テロップ、音響など、テレビ報道にはあらゆる演出が駆使されている。
本書では、公平性や正義を装いながら視聴者を巧みに誘導する番組作りを徹底検証。
NHKのドキュメンタリー番組を俎上に、著者自ら現地を取材し、制作者側と激しく議論。
さらに民放各社の番組を比較し、その傾向を分析。
視聴者の判断力を向上させるメディア検証機構の設立を提唱する。
報道番組の本質を見抜いた意欲作。

[ 目次 ]
序 テレビ報道はどこまで真実を伝えているか
第1部 ドキュメンタリー番組の検証―視聴者から見た番組の作られ方(歪められた日本のODA報道 ―NHK・トルコ大震災報道番組;縦割り行政批判のための「危うい」手法―誘導的報道の検証;なぜ一面的報道は行われるのか)
第2部 ニュース報道番組の検証―テレビ情報の落とし穴(こうも異なる番組の印象―(民放ニュース番組の比較研究;「神の国」発言をめぐる報道比較))
第3部 テレビ報道を正しく見るために―メディア・リテラシーの必要性(番組はどのように作られているか;取材する側の論理と取材される側の論理;米国のメディア事情;メディア・リテラシー教育;メディア検証機構設立の必要性)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月22日

Posted by ブクログ

制作者側ではない、視聴者側からメディアを読み解くメディアリテラシー本。
過去に放送された各局の番組を比較・分析して、メディア各局の特性や問題点・利点などを検証している。

少し大げさだったり、感情的な部分も見え隠れするが、視聴者がどうメディアと接すれば良いか考えるきっかけになるとは思う。

制作者側の意見も聞きたくなる内容。
批判に終わらずこれからのTVメディアにとっての建設的な意見につながっていけばいいと思う。

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2011年04月15日

Posted by ブクログ

番組をつくる上でそれは必ずしも事実を報道しているわけではなく、誰かの意図が入る恐れがあるということを、実際の番組を検証し、その不確実さを指摘している本です。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

使われている素材がどうしても古くなってしまってますが、エッセンスは説得力があります。ドキュメンタリー番組とはいえ、事実の客観報道ではないのです。

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2009年10月04日

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