作品一覧

  • 国鉄解体 JRは行政改革の手本となるのか?
    3.0
    戦後の大事件ともいえる国鉄解体は、どのような道筋を経て決定されたのか? 第二次橋本内閣が行政改革を最重要政策課題として取り上げているが、10年目の分割、民営化を検証する。本書は、土光臨調発足からJR誕生に至る6年間の政治過程を、一次資料と面接取材をもとに構成し、さらに現在のJRを分析する。中公新書『国鉄改革』改題作。
  • 証券恐慌 山一事件と日銀特融
    -
    1巻550円 (税込)
    「きみはそれでも銀行の頭取か!」時の大蔵大臣・田中角栄は一喝した。すでに山一証券の全国の支店には、一般投資家が殺到していた。運用預り・投資信託の解約累計は6日間で177億円。このままでは、この取り付け同然の騒ぎは他社にも広がってしまう――。戦後最大の経済危機マネジメントを追究。
  • 歴代首相の経済政策 全データ 増補版
    4.0
    1巻902円 (税込)
    吉田、岸、佐藤、田中、中曽根から、民主党政権の鳩山、菅、野田内閣まで、仁政の総理、失政の宰相、前内閣の経済政策を問う。好評に応え7年ぶりに大幅増補!
  • 官僚組織の病理学
    4.5
    1巻715円 (税込)
    人間は失敗する生きものである。とはいえ、各人が、組織の目標やプライオリティを見失わずに責務にあたっていれば、組織はそれほど大きな失敗を犯さずにすむはずだ。しかし近年、日本の官僚組織は、重大な局面において失敗を繰り返してきた。官僚機構が恒常的に犯す過ちはどのようなパターンになっているのか。なぜそうした過ちが繰り返されるのか。阪神淡路大震災や東海村核臨界事故時のものからODAまでの、政策決定・実施の過程を、危機時、非常時、常時に分類し、詳細に追求していく。
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか
    3.9
    1巻770円 (税込)
    巨額の財政赤字に年金不安、格差社会……。国内に渦巻く不安と不満で、ODA(政府開発援助)は窮地に。だが、著者は「資源小国、経済大国の日本」こそ、国際協力は「国の生命線」「影の“軍事力”」だと説く。次代の日本のあり方を考える「ODA立国ニッポン」の最適入門書。
  • テレビ報道の正しい見方
    3.9
    テレビメディアは、どこまで真実を伝えているのか。なぜ同じニュースが、報じ方によってかくも印象が異なってしまうのか。テレビ報道には、あらゆる演出が駆使されている。司会者のコメントや仕切り方、映像編集、テロップ、音響等々。本書では、公平性や正義を装いながら、視聴者を巧みに誘導する番組作りを徹底検証。日本のODAを歪めて報じたNHKのドキュメンタリー番組を俎上に、著者自ら現時を取材し、制作者側と激しく議論。さらに『ニュースステーション』『NEWS23』といった民放の看板番組を比較研究。「北朝鮮不審船事件」「森首相の神の国発言」はどのように報じられたのか、その傾向を分析する。さらに、米国のメディア事情や、学校におけるメディア・リテラシー教育のあり方まで言及。その上で著者は、視聴者の判断力を向上させるメディア検証機構の設立を提言する。今日からニュースの見方が変わる! メディアの本質を見抜いた意欲作。

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ユーザーレビュー

  • テレビ報道の正しい見方

    Posted by ブクログ

    大学でお世話になった草野先生の一著。問題点の指摘のみならず、NHKと検証までしているのは流石である。ニュースの比較は、文字だけなので分かりにくいかった。2000年発刊なので、若干古いか?

    0
    2024年12月02日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    今更ながら必読であった。
    JICA、JBICの再編前なので少し内容は古いものの。
    国際協力を考える基礎(外交、意義、政府や組織、予算や財政)のほか、ODAの枠組みやDACリストと援助基準、世銀など国際機関とのせめぎ合いにも言及。ODAのみならずJBICの融資(25%未満のOOF)といった枠組みを概観。国際援助の大義についても色々と述べられている。もっと早く出会いたかった。

    また、なんなら、インドネシアのウォノギリダムやビリビリダム話も登場したのには驚いた。
    インフラ分野の協力の重要性についても、これらのダム案件にも触れながら語られており、バランスのよさに好感(p88)。
    その際、ゼネコンや商

    0
    2020年03月15日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ODAは国際的視点、長期的な視点でとらえるべきことで、普段考える視点がなんと狭いことかと感じてしまう。書かれた時期が5年以上前で現状は本書に書かれた内容と大きく違ってきている部分も多くあると感じた。資料を自分の中で更新していき他人事としてとらえず考えていきたいテーマだと思う。

    0
    2016年06月19日
  • 日本はなぜ地球の裏側まで援助するのか

    Posted by ブクログ

    国際援助の構造を知りたい方には良書。
    何もない日本、だからこそ国際援助は不可欠。他国との関係が悪化して輸入が止まったらいまの暮らしは維持できない。

    0
    2016年02月28日
  • 歴代首相の経済政策 全データ 増補版

    Posted by ブクログ

    今、無職なんで、大学の聴講生やってます。
    「経済政策」なんて講義を聴講してまして
    その講義の担当教授からご紹介(授業で皆様にね)して
    頂いた本です。
    「和歌山県出身の総理大臣が一人だけいます、ご存じですか?」
    なんて、紹介でしたが、もう少し、テンション高い本です。
    (ちなみに、皆様は、正解わかりますか?・笑)
    まだ、吉田茂3次内閣ぐらいまでしか読めてませんが、
    作者が、政治学専門の方なので、政治方面詳しく、経済政策面は
    割とあっさり、紹介しています。
    「経済学」って、完全理由バリバリ後付の社会科学なんで、何とでも
    言えて、誰かしら、何か変わったこと言ってやろう、という気運に満ちて
    います。つま

    0
    2012年07月25日

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