高木亮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まったくゴッサムって街は・・・
初代バットマン復活後も同時並行して2代目バットマン(ディック・グレイソン)が奮闘する話(とはいえ、ブルースは登場せず)。まさかの人物登場で予想外の展開にグイグイと引き込まれる。アメコミは日本のマンガと異なり一本道で繋がっている訳ではないので時には設定が破綻しがちだが、逆に本作のように意外な接点から話が広がるのでこれもまた魅力の一つといえよう。その着眼点には驚かされる。とにかくスコット・スナイダーのストーリーテリングが素晴らしい。さすが『梟三部作」を手がけただけある。スタイリッシュなジョックと粘着質なフランチェスコ・フランカビラの画を使い分けた構成も巧く完成度は高い。ただショッキングな描写があるので、心していただきたい。 -
Posted by ブクログ
バットマンの新しいシリーズで名作と誉れ高い『梟の法廷』のトリロジー。ゴッサムの闇で、私刑を行う秘密結社と、バットマンとの戦いを描く……のだけれど、やはりアメコミの読み方が血肉になっていないと読み下すのはかなり苦労するなぁというのが率直な感想。
ストーリーについては、代表的なヴィランがあんまり出てこないので、そこの部分での楽しみ方はできない。「梟の法廷」の殺し屋たち(と、彼らを操る人たち)も、あんまり魅力的ではないんだよなぁ。それよりも、バットマンの探偵部分が結構フィーチャーされていて、ハードボイルド小説を読んでいるような感じだった。この探偵路線って、バットマンのキャラクターも模索していることのあらわれだと思う。そして、『梟の街』『梟の夜』を含めて中途半端な感じがするのは、この話がまだまだ続くことを意味しているのかな~と。
見所は、これぞアメコミというビジュアル。あんまり派手すぎて途中からストーリーが良く分からなくなりかけるが、バットマンの奮闘を見るだけで満足できるところはさすがだなぁと。梟の法廷の、初登場時の不気味さも良かった。そう考えると、このシリーズって圧倒的なビジュアルに反比例して、ストーリー自体の魅力があまりないんだよね。
個人的には、バットマンの味方はロビンまでだと思っているので、ナイトウイングとかバットガールとか出てきてもテンション落ちるわ~という。