うえだ真由のレビュー一覧
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購入済み
結構な重〜いお話でした。「監禁」が好みの範疇ではないので引っかかりましたがこの作家さんの他作品がまあ良かったのと「復讐」のワードにちょっとドロドロなドラマを求めて購入(笑)期待より複雑な展開で面白かった。冴未は雨に打たれる白いユリのように頼りなさげで柔らかそうなのに以外と一本気で健気で晃貴への揺るがない想いに心を打たれました。後半、続く監禁生活と両親の自分を駒と踏まえての思惑を目の当たりにしてしまい廃人のようになってしまった件は切なすぎて涙ぐんでしまいました。晃貴の恨みつらみ理解できますが、結果自身の要求のために大切で守りたかったはずの冴未を精神的に徹底的に打ちのめすよーな真似が出来たことは解
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購入済み
どんでん返し
単純に甘い感じのお話かと想像してたら、いやはやイイ意味で裏切られました。面白い。前半は仕事中心で彩と由里にコレとゆー動きがなく正直ちょっと退屈だったんですが、利彦の彩への悪態から由里との距離が縮まり想いも通じて、そこからかなりドラマチックな展開があります。切ない境遇を歩んできたのが「由里だと思い込んでたら事実は自分だった」の件、唸っちゃいました(笑)一旦結ばれた後に由里に距離を置かれて何故だか分からず、でも諦めなきゃと散々グルグルしちゃう彩にうっかり泣かされてしまいました。健気で芯が強く正直な彩は高感度高い。
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Posted by ブクログ
山奥の修道院。余生を過ごす老人たちと、天涯孤独の純粋な少年。そこで新たに暮らすことになる冷たい瞳の青年。修道院という設定上、あり得ないようなご都合主義のキラキラしたBLだったらどうしようかと思いましたが、背景や心理描写のしっかりとした物語でした。主人公の千聖の純粋さは、私には少し共感しにくかったのですが(;)不器用に惹かれ合うふたりの関係がとても素敵でしたv 最初は暴力的に結ばれるふたりですが、「酷い」というよりも「もどかしい切なさ」で描写されるので、そういうのが苦手な方も(私も苦手な方なので、最初はあらすじを読んでややためらいが…)大丈夫なのではないかな…と(苦笑)
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購入済み
想像以上にドロドロ
父親の復讐のために自分を好きでいてくれる人を騙し、監禁して凌辱する
その人は、それでも好きだという
その父親は逃げ続けることが出来ず、家に放火する
母親は浮気相手とだましあいながら、息子を「手駒」として扱う
なかなかシビア -
作者買いです
王道のキャラ
ただムク先生の甘いイラストが好きなので購入して見たけど
思っていた甘い内容じゃなかった
個人的には可もなく不可もなくかな -
Posted by ブクログ
ロマンチック・レプリカの前の作品だったらしい。
攻め:デザイン会社チーフ・堂上永貴
受け:デザイン会社の契約社員・羽根理
契約社員で働く羽根は正社員になりたくて仕方ない。厳しいけど有能な上司がそれなりの人事権を持つと知った後に自分に対する好意を告げられる。羽根は上司をそういう目で見たことは無かったし、以前勤めていた会社で上司と恋人だったのに裏切られて職場も恋人も失った経験から恋はしばらくしたくなかったし、ましてや社内恋愛もしたくなかった。でも、切実に社員になりたい羽根は堂上に「社員への採用試験を受けたい」と暗に身体と引き換えに、と匂わせる。そしてそういう関係になり、正社員になることができた -
Posted by ブクログ
攻め:橘高佳明
受け:平井遥斗
異動したアルバイト先のカフェで出逢った年上の橘高に付き合って欲しいと言われ幸せな日々を過ごす遥斗。引っ込み思案な遥斗は橘高にもう少し自己主張をするようにと言われそれすらも嬉しい。
だが橘高は遥斗に瓜二つの昔の恋人の面影を追っていて、、、。
昔の恋人の事を知った時にもう一波乱あるかな?と思いきや、そういうドロドロには突入せず、素直に自分の気持ちを語る攻め、そしてそれを素直に聞く受け。そこがうえだ先生ぽく、優しくて素直な登場人物たちだなぁと思いました。
物語的にはもう一波乱あればグッと重みはましたのだろうと思うけど、あえてそこまでドロドロにせず、あっさり二人が