中森明夫のレビュー一覧

  • AKB48白熱論争

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    AKBを通じて社会を語る、的な本なので、AKB入門本と思って読むとかたすかしをくらうかも。

    引用もしていますが、中森明夫の
    >>夢」を持つことに対する罰
    という発言がすごく印象的で、しばしその前で悩んでしまう。

    AKBはSNS型のアイドルだとよく言われる。
    つまり、ファンはAKBという運動の参加者なのね。

    選挙における票というのは、本来は
    大島優子が言うように、「愛」であるはずなのだけども、
    それらが数字に置き換えられることで、
    その意味が変わってしまう

    罰を与えるのは誰なのか、といえば、
    それは参加者であって、
    当たり前のことながら、メンバーとファンの間には
    罰を与える側と与えられる側という関係性が生まれる。
    さながら、消費するものとされるもののように。

    わたし(たち)は、
    本当は選挙を通じて彼女たちに罰を与えたいのか?
    あるいは選挙という仕組みを否認することこそが、
    彼女らの存在を肯定することになるのではないか?
    罰の存在が必然なのだとしても。

    なんというか、
    順位って、比較の上でしか意味を持たないじゃないですか。
    だからこそ資本主義の仕組みの上で罰になりうるのだけども。

    結局、選挙というイベントそのものが、
    人が誰かを推したいという気持ちと、その逆の気持ちとの、両方が蠢く場なんだろうな、と。
    そういう意味で、本書の後半に語られるような、
    「利他的なゲーム」という言い回しにはいまいち同意できなかったり。

    あんまりまとまってないけどそんなことをつらつらと。

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    2012年09月23日