中森明夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレAKBを通じて社会を語る、的な本なので、AKB入門本と思って読むとかたすかしをくらうかも。
引用もしていますが、中森明夫の
>>夢」を持つことに対する罰
という発言がすごく印象的で、しばしその前で悩んでしまう。
AKBはSNS型のアイドルだとよく言われる。
つまり、ファンはAKBという運動の参加者なのね。
選挙における票というのは、本来は
大島優子が言うように、「愛」であるはずなのだけども、
それらが数字に置き換えられることで、
その意味が変わってしまう
罰を与えるのは誰なのか、といえば、
それは参加者であって、
当たり前のことながら、メンバーとファンの間には
罰を与える側と与えられる側という関係性が生まれる。
さながら、消費するものとされるもののように。
わたし(たち)は、
本当は選挙を通じて彼女たちに罰を与えたいのか?
あるいは選挙という仕組みを否認することこそが、
彼女らの存在を肯定することになるのではないか?
罰の存在が必然なのだとしても。
なんというか、
順位って、比較の上でしか意味を持たないじゃないですか。
だからこそ資本主義の仕組みの上で罰になりうるのだけども。
結局、選挙というイベントそのものが、
人が誰かを推したいという気持ちと、その逆の気持ちとの、両方が蠢く場なんだろうな、と。
そういう意味で、本書の後半に語られるような、
「利他的なゲーム」という言い回しにはいまいち同意できなかったり。
あんまりまとまってないけどそんなことをつらつらと。