川口淳一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いまさら、と言われるかもしれないが小惑星探査機「はやぶさ」の誕生から帰還までを描いたもの。
同じような本は何冊か読んでいるが、プロジェクトマネージャであった川口教授が著者だったので、思わず手に取った。
偶然だが、この本を読み終わった翌日、「”はやぶさ2”製造開始」という記事が新聞に掲載されていた。
全ページカラーなので、新書にしては定価がお高め。
面白いのは奇数ページ左下欄外に地球、火星、イトカワ、はやぶさの軌道の簡略図がついており、打上げから帰還までの軌道がパラパラマンガのように見る事ができる点。
これまでに読んだ「はやぶさ」本はカプセルの帰還までだったが、この本は、それらより後から出 -
Posted by ブクログ
探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャを努めた川口教授。
その川口教授が「はやぶさ」をはじめとした各種人工衛星のプロジェクトから得た考え方のポイントをまとめたもので、正確には「川口教授式思考法」とでも呼ぶべきもの。
ただし、「はやぶさ」が最も長く関わった仕事(約20年!)なので、タイトルが違うとも言い切れない。
目次を見れば、どのような事が言いたいのか骨子だけは分かる。(一部、中身を読まないと分からないものはあるが)
最初のページから順番に読まなくても、目次から気になる章を先に読む、といった読み方をしても特に問題のない構成となっている。
個々の内容は「なるほど」と思う事はあっても、奇