江平洋巳のレビュー一覧
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エスニック好きには堪らん
中華風ファンタジーにエスニックを足し、サスペンスも加えて、と。もう盛りだくさん!
ヒロインが元気よくって、真っ直ぐで、チャーミング。皇帝は美青年になりかけか?目力ありの青い果実な2人。
陰謀や謎が沢山、これからも山あり谷ありで多いに期待できそう。 -
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依子の未来はどうなるのか?
まず依子の境遇がかわいそう。一族に代々伝わる特殊な能力を持ったために、あんな子供の時に親から離され、本家で隔離された生活を強いられる。そして実の親にも「バケモノ」と恐れられているなんて。
十三と出会って、家から脱け出し、戦後の闇市の裏で孤児達と自由に暮らして、依子はまあまあ楽しそう。でもよく出てくる「こんな生活いつまでも続かない」という言葉が、いつまでも子供のままで、その日暮らしを送る事は出来ない、という事を暗示させます。
この言葉から、依子の未来・この本の結末はどうなるのか、とても気になります。 -
Posted by ブクログ
恋人だったふたりの宮を喪くし悲しみの癒されない和泉式部。藤原道長の娘彰子が皇子を生み、その祝いの歌合に招かれるところから話は始まる。
時の権力者にとっては和泉の恋と宮の死も宴のスパイスに過ぎない。
それを見てとりながら歌を詠む和泉。挑発的ともみえる情熱的な恋の歌に場は騒然となるが、それは彼女の真情をうたっただけなのである。
のちに彰子サロンに出仕することになる和泉は彼女に請われて昔語りをはじめる―
本編(全3巻)では「和泉式部日記」より時代を遡る、和泉と弾正宮為尊親王との恋の顛末が描かれていきます。
江平さんなので(?)当時のキャリアウーマン・女房たちの舞台裏や、
和泉×紫式部??の「なぜそ -
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黒衣の守護の前の時代背景かな
黒衣の守護がとても気に入って2巻を購入後
こちらの作品を読みました。主人公が強いのは似ていますが
黒衣の守護のほうが登場人物が増えて面白いです。 -
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ヒロインが魅力的
ファンタジーの舞台として比較的よく取り上げられる中華後宮ものである。ストーリー展開や登場人物たちのキャラクター付けはそれほど目立った特徴はなく、ストーリー展開も大変良くありがちなドロドロの後宮陰謀ものである。しかし、ヒロインのキャラクター設定が大変にくっきりとしていて魅力的である。ダメ男の典型のような皇帝がどのように変わってゆくのかも楽しみである。