光岡英稔のレビュー一覧

  • 荒天の武学

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    ネタバレ

    光岡英稔さんというのはハワイで韓氏意拳を教えていた武術家だそうです。それがどんなものか全く想像もつかないのですが、中国拳法の一派で人間個人のあり方を探求するもののようです。合気道の師範である内田先生とは一部噛み合わない部分もありながら、なかなか奥深い武道論が展開されています。頭でっかちになってしまったもう少し身体の感覚を大切にした方が良い、というのが共通点ですね。知識というのは常に後智恵になってしまうので武道的にはもう遅れている状態なのです。そこに拘泥するよりもまずは自分の身体から来る警告を感じ取って行動する大切さは分かるような気がします。

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    2013年01月13日
  • 生存教室 ディストピアを生き抜くために

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    内田樹さんの本、通算4冊目。視点が独特でおもしろいです。空気をゼリーに見立てて両肩で押すように歩くくだりの説明は、分かるような分からないような。とにかく独特。

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    2021年02月25日
  • 生存教室 ディストピアを生き抜くために

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    武術家の伝えたいこと
    その方法が両者から語られ
    違いが
    おもしろい

    研究者の創造のスタイルの差
    特徴と顛末の記述に
    共感

    身体機能が日常生活の
    変化から
    仕方ないと
    諦めたくない

    手に入るなら
    手にしたい
    潜在能力の魅力
    古来からの振舞いに
    興味津々!

    馬に乗ってみたくなった

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    2019年10月12日
  • 退歩のススメ

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    働き方改革といった話も前に進むのではなくて、削ぎ落とし尽くしたところから始めないと本当の改革にはなり得ないのではないかと思う。

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    2018年04月29日
  • 生存教室 ディストピアを生き抜くために

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    裏のない善意であっても、教えるという行為によって教えられる側の立ち位置を相対的に引き下げ、支配する。教えている本人にその自覚はない。しかし掘り下げてみると、それは承認欲求の裏返しで、本来自分が得られるはずの敬意や名声が満たされないと感じているから、教えるという行為で自分を引き上げ、相手を下げようとする。身近なところにそういう人は結構いるし、そういう人と長く接していると、気疲れや敬遠したくなる気持ちが起きてくる理由がよくわかりました。

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    2016年04月03日
  • 生存教室 ディストピアを生き抜くために

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    ネタバレ

    人気コミック「暗殺教室」をきっかけに始まった武道と教育の共通点を探るふたりの対談。

    いちばん面白かったのはエリツィン大統領が橋本龍太郎総理の股間を掴み、橋本総理がレクチャー通りにエリツィンのを掴み返して信頼を得たという話でした。なかなか肝が据わってないと出来ないですね。

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    2016年01月27日
  • 荒天の武学

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    武道家が少なくなっている。武道家以外には無関係なことに思えるが、間違いないなく世の中に影響はある。そのことをもっと考えるべきだと思う。

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    2015年12月15日
  • 荒天の武学

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    内田先生のお話は、基本的にいつもといっしょです。
    そして話の相手によって切り口が変わるので、それが面白くて読んでるわけです。

    今回の相手はは、甲野先生をして
    「相撲のルールで白鵬が勝てるかどうか―」と言わしめた光岡先生。
    あまり詳しく韓氏意拳について知らなかったので、とても面白く読めました。

    真理を追究する道は数々あれど、身体的なものを置き去りにして、
    脳の新皮質ばかりで考えてると結局遠周りなんだな、と。

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    2013年11月02日
  • 荒天の武学

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    侍が現代に生きていたら、剣を振る稽古などせず、最先端の科学研究に従事していたはずだって。ビジネスの、政治の論理は晴天型。フレームワークを信じたらやられる。善悪二元論の危険性。キーワードだけとれば、理解できることが並んでいる、と思うんだけど、なんだこのわからなさは…。簡単にまとめることを是としない本なので、それに引きずられているのか。もやもやしながらも、すがりたくなるような本です。

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    2013年06月24日
  • 荒天の武学

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    内田樹さんの対談相手の光岡英稔氏が凄まじい人だということはよくわかった。単に殴ったり蹴ったりすることが強いというだけでなく、山伏や修行僧のような思想面での強さや、どんな状況であれとりあえず生き残るノールールサバイバル強者という印象。
    ただし、私の方にその発信を受けとめるだけの強さがないようだ。スゴイ、もっと知りたいと思うより先に、ひぇっと身をすくめてしまう。
    とはいえ、幾つかのメッセージは受け取ることができた。
    「晴天モデルではなく荒天モデルで準備し行動しよう。」ふむ。
    「メソッドに頼ればある程度のところまではいけるが、それより上や想定外には対応できない。」ふ〜む。

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    2013年02月19日
  • 荒天の武学

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    ハワイと武術のイメージがなかったですが、ケンボーなど漢字そのままの音で使われていました。サモアンの喧嘩、相手の本気度と対等のテンションで戦うシーンが印象に残りました。相手の気をそぐ、内包してしまう方法としては、パーティで会ったことあるよね、と刃物を振り回す男に近づく話など。

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    2013年02月11日
  • 荒天の武学

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    いかなる状況下でも生きのびるための身体感覚を身につけよう、という本。
    ちょっと要求が高すぎると思うが身体のセンスは良くしたいと思った。
    (もちろん弱い人もいるのだろうが)ハワイアン強すぎ

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    2012年12月26日