光岡英稔のレビュー一覧

  • 退歩のススメ

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    脳+妄想ではなく身体へ帰るということの大切さ、帰るためのヒントが詰まっている。

    現代社会で失われた身体智を取り戻し、現代社会の『常識』から離脱せよ

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    2024年08月16日
  • 荒天の武学

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    (2014/7/14)

    凄い本に出会ってしまった。

    麻木久仁子の週刊ほんなびのpodcastで精神科医 名越康文さんが紹介してくれたのを聴いて、

    名越さんが進める内田さんの本なら間違いないだろうと思って手に取った本。

    タイトルだけでは何の本だか分らなかったのだけど、、、、




    光岡さんというのはハワイで育って日本に来た武術家。内田さんは思想家、武術家。

    ものの考え方と言うか哲学と言うか、それらを武道を軸に対談している。




    生きるか死ぬかの時に型がどうのこうのじゃないだろう!というのがベースにあるように思った。

    保護されてる、守られてる前提で武術やってて意味あるのかと。

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    2024年05月28日
  • 荒天の武学

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    武道的な力とは、端的に言えば、一個の生き物としてあらゆる状況を生き延びることができる能力。自分自身が愉快に、気分良く生き続けられるために心身の能力を向上させること。
    ただ、自分ひとり愉快であればよいというものではなく、社会格差のせいで苦しんでいる人がいれば、自分も楽しくなくなる。だからこそ、武道家としての自分であれば、そういう問題も何とか解決するように努力する。自分自身の心身の能力の開発を阻害するすべてのファクターを「敵」だと考えて、どうやってその敵を無力化していくのか、それを工夫する。
    内田老師はそう述べた上で、現在の武道がある種無菌状態の中で競技化されているものは、晴れた日の武道=晴天型の

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    2023年11月26日
  • 退歩のススメ

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    すごい本でした。光岡さんの体からずしんと出てくる言葉のひとつひとつがとても力強く、自分の中に染み込んでいきました。ほんとうにすごい人ですね〜

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    2020年08月08日
  • 荒天の武学

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    自分が やってきたこと してきたことに執着が ある人は 新しい出会い
    武運には恵まれない!

    生き延びるための知恵と力を高めること
    それが武術修行の目的

    過ぎたことは もう過ぎたことだから考えても仕方ない。
    まだ起きてないことは まだ起きてないんだから考えても仕方ない。
    どちらも武道的には禁忌です。

    あんなこと、しなければ よかった
    こんなことが、起きたら どうしよう
    取り越し苦労する人は 想定内 の未来に縛りつけられて、いかなる想定外の事態が起きても、不意を突かれてしまって
    対応できない。

    想定内の対応なら凡人でも できます。
    想定外の ことばが ぱっと出てきたときに
    ふさわしい

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    2013年04月29日
  • 荒天の武学

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    今の私にとって、かけがえのない1冊になった。内田樹さんと光岡英稔さんの対談は、ふにおちる宝のような言葉ばかりで、一気に読んだ。透明な感覚で自分の内側をかんさつし、外側を感知していきたいと思う。

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    2013年03月03日
  • 荒天の武学

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    内田氏の著書は浴びるほど読んだが、今回はとりわけ武道にフォーカスした内容で、対談相手は韓氏意拳の光岡氏。光岡氏はストリートファイトで日本の合気道とは性格を異にする面も多いが、根本は相通じているようだ。時間概念の捉え方など、素人には少々ついて行けないような単元もあったが、海外での体験談や過去の武人にまつわるお話、さらには日本が現在直面している危機など幅広い話題を扱っている。終盤のエアガンの子どものエピソードには正直ビックリした。この事態からも、日本の危機的状況が浮き彫りになっている。平和を実現する手段としての、次元の高い「荒天の武道」が今求められているのかもしれない。

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    2013年01月15日
  • 荒天の武学

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    ちょっとわかんないところ多し。でもその道の一流の応用力というか、他ジャンルに対する解釈理解力はすごい。

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    2012年12月24日
  • 荒天の武学

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    とても奥が深い対談本。
    内田さんの『疲れすぎて眠れぬ夜のために』のなかで既に光岡英稔さんの名前が出ていた。
    光岡さんは1972年生まれとお若いのに、この空間からはもはや超越されている。

    私は数値や目で見えるものでは説明できないような、
    感覚的、時間的な話題に対しては感受性が高いので
    光岡さんが仰っているような

    「輪廻とは『そうなってるね』と言われたら、『うん、そうだね』と言えるくらいのもの」

    というのに腑に落ちて、この本に対して
    「うん、そうだね」と言いたい。

    印象的な場面をいくつか。

    内田さんが「『何となくそう思う』とか・・・どうしてそう判断したのかわからないけれどそう判断したとい

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    2012年12月23日
  • 退歩のススメ

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    人間の知識は親から子へと自然に引き継がれない為に、文字を発明しました。しかし、私達の体には何か文字にならない重要な知識が感覚として引き継がれていると思います。脳を絶対視する身体機械論では、それを読み取る能力がどんどん失われてきました。取り戻す鍵が退歩です。単純に昔の生活に戻るわけではなく、21世紀の今それを取り戻す方法です。

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    2019年09月28日
  • 生存教室 ディストピアを生き抜くために

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    その武術が成立していた時代の「歴史的な身体」とでも言うべきものに思いを致し、そこからその武術を捉え直そうという光岡先生のアプローチは、近代以降に失われてしまった身体運用の復権のみならず、そのことを契機として、他人の意見やイデオロギーにとらわれない個の自立をもたらすものであった。

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    2019年08月25日
  • 退歩のススメ

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    おばちゃんが60kgの米俵を5つ平気で担げていた時代の身体の使い方って明らかに現代人とは違うと思うんだけど、その時代の身体の使い方のヒントって事なのかなと思う。週数回の武道のお稽古だけでは難しそう。生活自体から変えないとダメな気がする。

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    2018年01月20日
  • 生存教室 ディストピアを生き抜くために

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    面白かった。
    現代を生き抜くための心身論。
    腰高の生活で、日本人は何をなくしてしまったか。

    内田先生と光岡先生で食い違うところもあり、面白かった。

    2017.3.16.

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    2017年03月16日
  • 生存教室 ディストピアを生き抜くために

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    教育とは何か、身体とは、生きるとは何か、といった根源的な問いについて考えさせてくれる一冊。
    時代が変われば習慣や物事の判断基準など色んなことが変わるけど、一方で変わらないもの、変わってはいけないものもある。そのひとつは恐らく「あらゆる取り組みは生きていくため、生きる力を育み伸ばすために行われるべきこと」ではないかと思った。

    暗殺教室が読みたくなった。

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    2016年03月13日
  • 荒天の武学

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    5/10うてなの先生が貸してくださった。

    内田せんせいが光岡先生の話を聞いて「分かりません」と言うところが2カ所くらいある。
    分かりませんと言えるせんせいを見習いたい。

    さて、前半はあまり印象に残らなかったのだが、後半、引き込まれる。
    日本は「知識基盤社会」を提唱しているが、数値化されパッケージされた知識や情報を社会活動のベースにするのは危険だと。知識や情報が重んじられ過ぎると、潜在的な感覚で「これはまずい」と感じたことがだんだんぼやかされてしまう。と内田せんせい。

    この流れで、光岡先生が知識や情報は過去知だから、未来の確定にはつながらない、感覚のみが一寸先を読むものだ、という話をされる

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    2014年06月04日
  • 荒天の武学

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    私の娘が虫を殺したときに「なぜか自分がいけないことをしている」とかんじた。私が教えてないのに彼女はそう感じた。…から続く234pあたりは最高に面白かった。

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    2013年10月31日
  • 荒天の武学

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     ものすごく奥深い話が続き、中々理解できない。しかし、何度も読むうちに少しずつわかってくるのでは?という期待感が持てる対談集ととった。少し武道はかじったことがあるが、本書にあるような境地はおろか、ろくすっぽな思考もなく、ただ練習?してた気がする(もっとも当時このような書があっても間違っても読みはしなかっただろう)。
     今、あらためて武道経験を振り返ってみて、当時の道場の雰囲気を想像しつつ読みすすめた。武道こそ、体験の学と思うので、再開してみようか。
     本書はただ、難しい。いろいろ。でも再読するだろう、という書でもある。
     
    2回目:
     言語的入力内容はすぐに消える。一方身体的に出力したことは長

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    2014年04月30日
  • 荒天の武学

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    現代社会は晴天の時期ではない。「荒天」の時代の武学とは・・。
    武に対して造詣のない私としては、うなずいてはみるものの、どうもよくわからない。再読しないと。

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    2013年02月28日
  • 荒天の武学

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    内田樹さんと光岡英稔さんの対談。
    よくわからない部分が多いけど、おもしろい。そんな本。
    特に武道の話をしているときは、本当に異世界の話。
    めちゃくちゃ抽象的な話やけど、そんな話で対談ができるほどにお二人の感覚が研ぎ澄まされている。
    人間の振舞い方など、身近な話になるととたんにわかりやすくなる。そしてそこが個人的には白眉でした。
    想定外に対応できる力、感覚を優先していく。
    めちゃくちゃ武道をやりたくなる。

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    2013年02月14日
  • 荒天の武学

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    光岡英稔の認識の深さもさることながら、それを少しずれたところから受けて立つ内田樹の立ち位置の見事さ。

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    2013年02月02日