nopropsのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
noprops制作のホラーゲーム「青鬼」を小説化した「青鬼シリーズ」第一巻となります。
舞台は「青鬼」でも登場した館。彼らを襲うブルーベリー色の怪物、「青鬼」から彼らは逃げ切れるのか?!
恐ろしさとミステリー満点な物語を、是非お楽しみください。
⚠︎ゲームを知っている方へ
卓郎の性格が大幅に変わっているので、彼がお好きな方はお気をつけください。
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〈概要〉
・ブルーベリー色の怪物から逃げながら、謎を解いていくホラー系物語。
・謎解きよりも、恐ろしさがメイン。
・ゲーム時と異なり、主人公は少年『シュン』。
・登場人物は、彼と、クラスの委員長 -
Posted by ブクログ
ネタバレ優助からきた謎のメッセージ。それは碧奥港に青鬼がいることを示唆していた。しかし、その後彼と連絡がとれなくなり、更には行方不明になってしまう。彼を探し出すため、唯一の手懸かりである港へスズナと一緒に赴く。
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前作の不穏な終わり方と、今作の表紙。そして帯に書いてある文章。それらを総合的に見てこの作品に出てくる青鬼の正体が自然と察せられる。(今までの青鬼の小説を読み進め、青鬼がどの様にして誕生しているかを知っている人なら、おそらく前作の最後を読んだだけで分かったと思う)初めは、優助が先回りして青鬼の調査をしてくれているのだと楽観的なレイカとスズナだったが、調査を進め、様々な情報を集めてい -
Posted by ブクログ
ネタバレ天文台のイベントが中止になって落ち込むひろし。普段は見せないような落胆ぶりに、どうにか元気付けようと映画に誘う。しかし、多くの人で賑わう映画館にも魔の手が忍び寄っていた。タケル達に今だかつて無い恐怖が襲いかかった。
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PHPジュニアノベル青鬼第7弾。既に出ている巻の中で最新刊。黒幕の卑劣な罠を何度も何度も潜り抜け夜の水族館から脱出したタケル達。脅威を何度も乗り越え、たくましくなっていく彼らであったが、依然続く青鬼の襲来におびえていた。そんななか、天文台のイベント中止に落ち込むひろしを誘い今注目の映画を見に行くことに。有名なお笑いコンビが来るとあって大盛り上がりの映画館を訪れるひろし達 -
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ネタバレこれは惨劇を乗り越えた彼らの後日譚である。青鬼との関わりが無くなった世界を生きるシュン達。噛み締めるように、青春を謳歌していた。不穏な陰など欠片も感じられない 幸せを喜ぶシュンであったが、その心にはいつも一抹の不安が居座っていた。
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こちらはすべての惨劇を乗り越え、最後の絶望的な局面をもひっくり返して見せたシュンたちの後日譚。それぞれのキャラクターにまんべんなく焦点が当てられた短編が6話収録されている。学校を舞台にしたミステリー話が1本、登場人物たちの恋愛模様を書き上げた話が2本、不穏な気配をまとった話が2本、そして、全作で見事な頭脳プレーをして見せたひろしの日常や家庭状況など、か -
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ネタバレ直樹の怨嗟は加速度的に増していく。それは同じ中学校の教職員や無関係な生徒にまで及んでいた。全てを恨み尽くした直樹の心にはもはや誰の声も届かない。学校を第二の監獄へ作り替え、皆殺しにせんとする、直樹を果たして止められるのだろうか?
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青鬼ノベライズの最終巻。『異形編』では多くが救われない絶望的なエンドを、そしてその流れのまま『怨霊編』に入り、一応無事に脱出できたが何一つ解決しないまま終わってしまっていた。今までは、その巻だけで丸く収まっていたので、この展開には驚いていた。
しかし、この最終巻に至るための必要なものだったのだと納得した。今回の巻では様々な登場人物がそれぞれの特性を生かし -
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ネタバレ再び起こった惨劇。多くの犠牲を払い、平和な日常を取り戻した。シュンはゲームとジェイルハウスが連動していることを確信し、館に迷いこんだ人間が外部と連絡をとれるようにプログラミングを施す。しかし、その行動が更なる悲劇を巻き起こす……。 *** 卓郎の活躍により前回の惨劇から脱出し、さらに一週間ほどが経ったある日。依然登校拒否を続けるシュンのもとを再び訪れる杏奈。その際、シュンはジェイルハウスが取り壊され、卓郎の父がホームセンターを建てるという話を聞かされる。あの館は初めからそのつもりで購入していたのだから、今更驚くことではないが、あの館に誰かが侵入する事態は避けなければならない。卓郎も説得を試みた
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ネタバレシュンが学校へ来なくなって一週間。ひろしは杏奈と彼のもとへ赴く。元気そうな様子に安心した2人だったが、ジェイルハウスには近づくなという、突然の警告に戸惑う。あの館に何があるのか……。それを知るのは、惨劇の記憶がある彼だけだった。
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青鬼ノベライズ第二弾。前回の惨劇から一週間。ひろしが無事脱出した後、あの凄惨な出来事自体が無いことになってしまい、シュン以外の人間は惨劇の記憶すら失ってしまっていた。その謎の現象によって青鬼に殺されたクラスメイト達が助かったこと自体は喜ぶべき事実だが、理由が分からない。単身、原因を探っていたシュンは、自分が作っているジェイルハウスを舞台にしたゲームと現実 -
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ネタバレシュン達は化物屋敷と噂されるジェイルハウスの中を逃げ惑っていた。捕まれば、あの化物に食い殺されるに違いない。建物から逃げ出そうと玄関へ向かうがドアは固く閉ざされている。果たして、彼らはこの屋敷から見事逃げきる事が出きるのだろうか……。
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有名な脱出系フリーホラーゲームのノベライズ版。ゲームの青鬼を下地にし、映画や漫画など様々な媒体で活発に発信されていたのは知っていたが、小説が存在していたことは知らなかった。
表表紙と裏表紙を見るとゲームに登場するキャラクター以外に見慣れない登場人物が二人いるのが分かる。ややオリジナル要素が入っているのだなと思い読み始めると、結構がっつり内容が違って -
Posted by ブクログ
ネタバレ原作ゲームが好きでずっと読んできたシリーズ。
とうとう完結です。
前巻のラストから続きが気になって気になって仕方がなかった!
舞台が中学校に変わりちょっと新鮮でした。
青鬼の真相はもちろんですが、個人的には直樹の心の変化が良かった。この作品で一番救われて欲しかったのか彼なので…。
密かにお気に入りだったカズヤ君も再登場してくれて嬉しい限り。しかもそこそこ重要な役を担ってくれています。
そして最後のカラーイラスト!
卓郎たちが青鬼化した辺りからハッピーエンドは無理そうと思っていたので、見開きイラストに感動しました。
…不穏な最後のページは見なかったことにします。
「無終」ってそういうことなんで