安部司のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
多くの添加物関係の本は、添加物をその毒性レベルで分類した紹介が主な内容である。
しかし、この本は、実際に添加物を売ってきた経験を持つ著者が、なぜ製造者が添加物を入れるのかを、現場の生々しい話に基づいて説明する。
感情に訴えかける視点
本書の主張は、実験による毒性の評価よりも、添加物まみれの食品の製造過程を知った上で、「本当に自分で食べたいか、家族に食べさせたいと思うか」という感情に訴えかけるものだ。
添加物が子供に与える影響
子供に添加物を多用することの弊害として、著者は以下の点を挙げている。
味覚の混乱: 本来の素材の味を知らずに味覚が狂ってしまうこと。
食に対する認識の歪み: 食べ物を作る手間を知らずに簡単に手に入ると思ってしまうこと。
食育と精神論
「親が料理をしている姿を子供に見せて食育をすべき」など、全体的に精神論が多いと感じるかもしれないが、個人的には共感した。 -
Posted by ブクログ
食品添加物を売り歩いていた著者だからこそ分かる、食品添加物の光と影。
「食品添加物は悪い」ということはぼんやりみんな思っているけど、「結局何でダメなのか?」「なのに食品添加物使うのはなぜ?」という所については、なかなかよく分かっていない人がほとんど。食品添加物が世の中に愛されている理由や食品添加物の働き、私たちが賢い消費者になるために出来ることは?について丁寧に書かれた本。
難しい名称を覚えよ!といった内容ではなく、とっつきやすく、読みやすい。
判断するのは自分。選ぶのも自分。
ただ、知った上で選ぶ必要がある。
本当にその通りだと思う。
食品添加物のバイブル的存在として定期的に見直したい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ食品添加物を完全悪とせずメリットも述べているのが信頼できる。
また、個人的には下記事実に驚き。知ってよかった。
・食品添加物は1種類でしか、しかもマウスにしか実験しておらず、人体への摂取量の決め方も、「マウスでこれくらいだから人間だとこれくらいか」の感じで決めている
・一方で食品添加物は1種類のみで摂取することはまずなく、複数種類を同時に摂取している
・一括表示という制度があり、1つの添加物の名前の中に数種類もの添加物が入っている可能性がある
食品添加物をとる生活をしていた人VS取らない生活をしていた人(例:昔の人と現代人や、海外の人VS日本の人等)で寿命等に違いはあるのか?などという研究結果があるとなお面白いと思った。
全ての人に知識をつける意味で読んで欲しい! -
Posted by ブクログ
添加物は悪、そんなことを主張している本ではありません。
みんな、自分の口にするもの、身体に入れるものについて、どのくらい知っているか。
添加物にはいい面も悪い面もあります。
間違いなく、添加物の恩恵を受けて私たちの生活は豊かになってきました。
だけれども、その代償はどうか?
そのことについて考えたことはあるでしょうか?
安くて長持ちする、見た目のいい美味しい食品。
それらを求めているのは消費者です。
でも、食品の裏側に関する実態を、消費者は知らない。知れない。知ろうとしていない。
生産者、販売者、消費者の3者が同じ土俵にいないことを問題提起しているのです。
いまでこそ、"つながり"という言葉はよく聞かれるようになりましたが、
2005年の発刊当時にこのキーワードを用いて解説する著者の先見の目に脱帽です。
続編もぜひ読んでみたいと思います。 -
Posted by ブクログ
コーヒーを飲むさい、コーヒーミルクを入れるのは絶対やめたほうがいいとわかりました。
コーヒーミルクには、ミルクや生クリーム等が使われてると思われがちですが、実際は違います。
・水
・サラダ油
・複数の添加物
おもにこの3つで作られてます。
コーヒーミルクのあの白色は、添加物によって着色したもの。あのミルク風味は、添加物の1つである「香料」によるものです。
牛乳も生クリームも使われていません。
コーヒーミルクには、心疾患のリスクを上げる「人工のトランス脂肪酸」が含まれていると知っていたので、以前から使わないようにしてました。
今後も使わないようにします。
-
Posted by ブクログ
食に対する意識がガラリと変わった!!
私は今まで添加物が何かは理解していたけど、それが体に与える影響とか、何の目的で使われているかをあまり深く考えたことがなかったです。だから、食品のパッケージに「無添加」と書かれていても、そこに惹かれて選ぶなんて事をしたことがなかったです。
添加物に対して知識のない私は読みはじめてすぐ衝撃の連続でした。
ーー''普段コーヒーに入れているミルクが、水とサラダ油と添加物だけでできていることを知らない。サボテンに寄生する虫をすりつぶして染めた「健康飲料」を飲んでいるとは思いもしない。「体のため」と買って食べているパックサラダが、「殺菌剤」のプールで何度も何度も消毒されているのを知りようがない。いま食べたミートボールが、大量の添加物を使って再生された廃棄寸前のクズ肉だと言うことなど想像もできない。''ーー
こんなのもっと前に知りたかったよー。というのが率直な感想です。「安さ」「手軽さ」「便利さ」の代償にありとあらゆる添加物(毒性の高い添加物も含む)が使われてるなんて知りもしなかったです。この本を読み終わった今は、コンビニのおにぎりやサンドイッチはなるべく食べたくないと思ったし、カップラーメンももう食べたくないって思うレベルで添加物が嫌になりました。この気持ちがいつまで続くか分かりませんが、、、。
この本のおかげで食生活を見直そうと強く思えました。今後、添加物がつきものの加工品はなるべく買わないようにしようと思ったし、いくつかの添加物が入ってるドレッシングも今はネット上にいろんなレシピが載っているので、それを参考に無添加ドレッシングを作ろうと思いました。そして、これから食品を買う時は裏の表示を見てから買うよう心がけるのと、同じ食材でも無添加とそうでない物があれば、多少高くても手間暇かけて愛情こめて作られた無添加の食品を選びたいと思えました。
この本のおかげです♪ -
Posted by ブクログ
個人的に非常に勉強になりました・・
食べ物は生命維持の基本、何を食べるかで長期的に身体や精神に多大な影響を及ぼすのは明白
何を口にしてるかは情報として知っていて当然だが、それを知るツールがなかったため本書は画期的。1作目読んでないので必ず読もうと思う
中国の食の安全をバカにしてる日本人、でも日本でも同様の実態が存在してることに気づかされる。 欧米では規制がある添加物も、日本ではたいてい基準さえないという情けなさ・・ 厚労省や消費者庁の力量が疑わられる
将来的には自然選択で添加物をうまく消化できる世代が現れてくるかもしれないが、犠牲を前提にした政策は今の時代にそぐわない考え方。
発ガン性の可能性については特に注意を払うべき。塩分・油分・糖分、明らかに摂取しすぎで生活習慣病に直結してくる。
化学的な素養も身につくため非常に読んでいて面白かった。アジアで生産されてるたんぱく加水分解物、バクテリアの遺伝子組換でつくるアミノ酸類、日持ちさせるためのPH調整剤や保存料、清涼飲料水でおなじみの酸味料、キサンタンガムに代表される増粘多糖類、重曹みたいなふくらし粉ベーキングパウダー、子供の頃から嫌いだった着色料・・・非常に勉強になる。香料や甘味料、乳化剤などもおなじみの原料名。濃縮還元のジュースの意味も、カロリーオフの意味も存じ上げておりませんでした -
Posted by ブクログ
これって2009年に出してた本だったのですね。
相変わらず、読んだ後は、食品表示に敏感になってしまいます。
今回は「中食」。いわゆるスーパーのお惣菜やお弁当屋さんの裏側が出てました。
買ってすぐ食べるものだから、コンビニよりかはさほど添加物が入ってないだろうと思って利用していたけど、大変なことに。
ごはんもごはん専門でやってるところもあり、古米をいかにして新米に見せかけるなどとか。
今回、訴えていたのは、添加物が悪い訳ではない。
消費者が日持ちして、安くて、色も味もいいものを望んだから、業者側は添加物をいれることになったのだ。
嫌なら自分でイチから作ればいいという話でした。
なるべく手作りが一番と言うことですね。
マクロで習うことと重なってることもいくつかありました。
一番、ショッキングなのは、イマドキの学生は母親の手作り弁当を持って行くと、コンビニの弁当が買えない貧乏人とみられること。
私も母の手作りの弁当が汁が出るのが嫌で、持って行きたくなかったときもありました。
今思うと、添加物がないからこそです。
お弁当を毎日作ることさえ大変なのに、嫌がるのは失礼なことだったなと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書の著者プロフィールより
1951年福岡県生まれ、農家の次男として育つ。
山口大学文理学部化学科卒。
総合商社食品課に勤務。退職後は海外での食品の開発輸入や無添加食品等の開発、伝統食品の復活に取り組んでいる。
NPO熊本県有機農業研究会JAS判定員。経産省水質第一種公害防止管理者を務めつつ、祝品製造関係工業所有権(特許)4件を取得。
…………
著者はこの本の前に『食品の裏側』と言う本を出しており、その反響のすごさゆえに、食品を選ぶ方法として、じっくり考えていこうという思いから今回、出版したという。
まず、最初の方に書かれていたこと。
自分が添加物と食品の専門商社で働き、添加物を中心に商売を10年間していた。100種類ぐらいの加工食品の開発に携わっていた。
そして、自分の娘が三歳の誕生日のとき、奥さんが用意した食卓の料理に自分が開発した肉団子が並んでいてショックを受けたことが発端だった。
娘が大好物の、その肉団子は低級のくず肉で、本来ならペットフードにしかならないものを添加物によって美味しく作り上げたことを著者は知っているからだ。
その翌日、著者は会社に辞表を出した。
……
たぶん、食品メーカーはどこも同じだと思える。
著者が我に返ったことによって、私たちは食品の裏側を知ることができた。
しかし、よくよく読んでいくと、私たち消費者の生活スタイルが変わり、「安くて、美味しくて、きれいで、便利」なものを求めていることも確かだ。
普通に考えてみても「安くて安心」なんてないはずなのに。
現代人は怠けるようになった。自分で料理を作らず、簡単で便利なものに身をゆだねるようになってしまったつけが添加物が増えて行ったのだと思う。
とにかく、まずは買おうとする食品の裏ラベルと見ること、と著者はいう。「安くて、簡単、便利で美しくて、オイシイ」食品には五行以上にわたって添加物が書かれている、と。確かに、コンビニ弁当やおにぎり、惣菜の裏には多くの見知らぬ名称が書かれている。
添加物は味覚をマヒさせるので、慣れてしまうと味が濃くないと美味しく感じなくなるそうだ。
福島第一原発の事故以来、放射能汚染だけは心配している日本人だが、添加物を気にしないのはおかしい。毒性を発するものをあるのだから。
この本以外にも最近、食品添加物や外食の裏側などを読んでみたが、ますます、自分で作れるものは作って行きたいと思った。