遠藤秀紀のレビュー一覧

  • パンダの死体はよみがえる

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    「遺体科学」という、聞きなれない科学について書かれた本。

    ゾウ、パンダ、モグラ、コウモリ… ありとあらゆる動物の遺体を調べてきたことに関するエッセイ。たまに専門的な話が入るが、基本的に難しい話ではないので読みやすい。

    何より、ゾウが息絶えた後に解剖を始め、目的の心臓まで達するのが数時間後になるとか、パンダはクマの仲間なのに笹をどうやってあの手で持っているのかとか、他のどこでも聞けないような話がてんこもりで面白かった。

    遺体を切り開いたり腐臭と格闘したりと、真似はできないとは思ってしまったが。

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    2013年07月17日
  • 人体 失敗の進化史

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    「遺体科学」として様々な生物を解剖した経験などから、「白紙の設計図から作り直すのでなく、既にある構造を環境の変化に合わせて転用した」生物の進化史を描写する。二足歩行する「ヒト」まで。全体に文体は回りくどいが、内容はダイナミックで興味深い。終章は若干木に竹を継いだ感あり。筆者の主張ではあるのだろうが。

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    2013年01月19日
  • ニワトリ 愛を独り占めにした鳥

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    ネタバレ

    鶏肉、とくに唐揚げが好きなので読んでみました。
    作者のニワトリに対する思い入れが強く出ていて、新書ぽくないです。
    たまごを産む、ニワトリが年をとったら潰して鶏肉になる、と思ってましたが全然違うらしいです。知りませんでした。

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    2012年09月25日
  • 人体 失敗の進化史

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    ネタバレ

    2008/05/05
    いろいろな動物の遺体を通して過去の動物のどのような器官がどのように進化して今の動物のものになったのかを示す。肺、耳、胎盤等など、元は違う目的を持ってたものがどのような途中経過をたどって今の形になったのか、分かりやすく説明。

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    2011年10月22日
  • 人体 失敗の進化史

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    人体の設計ミスを進化史から明らかにしてゆく。
    二足歩行の構造的欠陥、血管の配管ミスなど、様々な設計・施工ミスが明らかになるが、それでも人間は生きている不思議を味わえた。
    進化するにあたって、新しいパーツを利用することは許されないという厳しい設計条件があった。その難しい条件を、奇跡のようなスーパーリノベーションでからだをつくりかえ、それが今日の私たちの人体になっている。一方で、どうしても無理に設計変更した故の、欠陥も多々あることに驚いた。

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    2011年08月10日
  • ニワトリ 愛を独り占めにした鳥

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    [ 内容 ]
    地球上に110億!
    食の神話を支える「家畜の最高傑作」の実力と素顔を公開。

    [ 目次 ]
    第1章 なぜ人はニワトリを愛でるのか(幻の鳥を求めて;「空気化」した食品;食の神話を支える;ブロイラーの真実)
    第2章 家畜の最高傑作、ニワトリ(ご先祖様の正体;セキショクヤケイのからだ;家畜化の始まり;心のエネルギー;人の心に応えて)
    第3章 ニワトリの栄光と苦悩(スターと脇役;大きさへの執着;愛が行き着く先)
    第4章 日本人とニワトリ(記憶のどこかに;培われた関係;心のエネルギー日本版)
    第5章 答えのない旅(日本鶏の出自;ニワトリ学のこれから;インフルエンザ、そして永遠の間柄)

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    2011年04月11日
  • ニワトリ 愛を独り占めにした鳥

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    遺伝子だったり動物学的だったり、そういう物はあまり期待してなかった
    人と鶏の関わりについてもうちょっと分量割いていて欲しかった

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    2010年04月13日