人体 失敗の進化史

人体 失敗の進化史

726円 (税込)

3pt

「私たちヒトとは、地球の生き物として、一体何をしでかした存在なのか」――あなたの身体に刻まれた「ぼろぼろの設計図」を読み解きながら、ヒトの過去・現在・未来を知る。

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人体 失敗の進化史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年01月22日

    「進化とは、新しい動物を白紙から創作することではなく、数々の設計変更が自然淘汰を受けて生き残っていく、継ぎ接ぎだらけのプロセスなのだ。」
    生物の進化は面白い!
    元々あったものを、別の役割・機能のために使い回す。設計変更を加えながら。必要のためなら生物はそんな離れ技をもやってのける。
    本書は、様々な事...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月03日

    すごくおもしろい!
    著者の楽しんでる感じも、熱意も、軽妙さも、いろいろ感じられる。
    しかも、日常的におもしろがれるようなネタが多いし、学問的にも知らなかったネタがたくさんあった。

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    Posted by ブクログ 2012年09月19日

    戦う遺体科学者の姿である。人間をこれほど進化の過程を描きながら明らかにしていく本も珍しいと思われる。

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    Posted by ブクログ 2012年07月30日

    大変、興味深い本でした。ホモ・サピエンスは、50キロの身体に1400CCの脳をつなげてしまった哀しいモンスターである、との形容と、これに続く一連の文章が心を打つ。是非、一読を。

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    Posted by ブクログ 2011年09月24日

    遠藤秀紀さんは獣医師で動物の遺体を通して動物の進化の歴史を研究している方です。
    現在の肩書は京都大学霊長類研究所教授となっています。前職は博物館の研究官を務めていたこともあって遠藤さんのところには動物の遺体が持ち込まれる。解剖してひとつひとつのパーツを調べるのは地道な仕事ですが、進化の歴史を示す重要...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年08月22日

    「進化」についてまじめに考えたことはあるだろうか。単純な適者生存モデルを鵜呑みにしているのではないだろうか。例えとして正しいかどうかは謎だが、野球において右バッターと左バッターどちらが有利でどちらが生存可能性が高いだろう。どちらかを滅ぼすほどの絶対性のある差異など存在しないのだ。生存可能性とは環境と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月16日

    「私たちヒトとは、地球の生き物として、一体何をしでかした存在なのか」二足歩行という、ある意味とんでもない移動様式を生み出した私たちヒトは、そのために身体全体にわたって、「設計図」をたくさん描き換えなくてはならなかった。そうして得た最大の“目玉”は、巨大で飛び切り優秀な脳だったといえるだろう。
    ホモ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月16日

    面白く読んだ。
    文章のノリがちょっと好みが分かれそうな感じ。私は別に嫌いじゃないけど、だるいなって思う時はあった。


    本のテーマとはズレてしまうのだけど、何故ひどいつわりがあるのか不思議だった。生物の最優先事項は子孫を残すことだ。こんなに進化した生物が、何故生み育てるために体調を崩すのか?

    元々...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月01日

    クレイジージャーニーを観て。遺体科学という中で明らかになった骨格の進化。必ずしもデザインされたものではなく、前適応としてたまたま役に立つという。進化とは面白いものだなと思った。自分の体、動物の体を改めて見つめなおして意味付けを考えると、その不恰好な進化の歴史が感じられるようになった。

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    Posted by ブクログ 2016年07月16日

    動物は基本的な「設計図」を持つ祖先がおり、次の段階では「設計変更」によって、新たな動物を創り出すとする。
    その変遷を見ると、結果オーライの行き当たりばったりなものだと著者は言う。

    ほ乳類の内耳の骨はアゴからの借り物で、アゴのほうは頭骨や歯の骨を細工してやりくりしたとかの話は面白く読めた。

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