栗田哲也のレビュー一覧
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ネタバレ部下育成にもつながる。
・脱パターン丸暗記のステップ
①問題の類似に常に注意を喚起する
②似たような問題や、1つの問題が発生している様子を、ストーリーとともに覚える
③類似の問題を自分で作ったり、問題の拡張を考えたりする
以上の習慣を日常的に養う。
・難問に当たった時のフィードバック。基本の考え方は、実験、帰納法、対応、普遍量、ペア、置換、背理法などの論理など1度典型的な問題に結びつけて覚えてから、自分で絶えず意識的になっておいた方が良い。
小学生なら、前に見たどんな問題と似ている?どんなことに注意すれば良いか?程度で充分。
・問題に対するブレインストーミングを1人でできるようになるまで訓 -
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[ 内容 ]
53×57を暗算する方法を知っていますか?
10の位は同じで、1の位を足すと10になる2桁の数のかけ算は、3秒ほどで答えが出ます。
かつて日本人はこのような暗算の技術に長けていました。
本書は、その暗算力の「復権」を目指します。
「79+47」「60億÷300万」といった四則演算から3次式まで。
誰でも身につく、華麗な暗算の技術を存分にお楽しみ下さい。
実は数学的法則の背景も体感できる、奥行きのある一冊です。
[ 目次 ]
第1章 知恵としての素朴な暗算(79+47をどう計算するか―暗算はいろいろな方法で;589+762をどう計算するか―交換・結合の法則;398+567をどう計 -
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読むタイミングによっては、やる気が逆に無くなりそうな本、真っ当なことが書いてある分。。全体的には数学の個別分野の知識のインプットだけじゃつまるので、勉強を通じて必要な筋肉を鍛えるべきだ、という論旨。たしかにね。
そもそも生半可な気持ちでやるもんじゃないと何度も書いてあるのが印象的で、ずっと続けているうちにピンとくるタイミングを捉えるってのが良いのかもなと思った。
数学の学び直しを始めて、学生の頃より分かる深さが上がった気がするのは、結びつけて考えることのできる経験や、そもそも具体的抽象的という思考が身についているからなんだろうと思う。
意識的にできることとしては、問題によって鍛えたい筋肉 -
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もっと早く知りたかった。
しかし若い内に聞いてもピンとはこなかっただろう。
自分が典型的な詰込み暗記型で、イメージ力が欠如しているということが初めて分かった。
(すっかり自分では数学脳である気がしていたが、まったくの勘違いだった)
中学まで数学は得意だったが、高校に入って全然ついていけなくなったのは、こういう事情だったのか。
これはいい恩師と出会って「その勉強法ではダメだ」と言ってくれないと、今の教師制度では、自分では絶対に軌道修正できないわ。
公式を覚えることだけに一生懸命だったから、今でも応用的な解の探し方が出来ないのだな。
これは相当に奥深いが大事な点だ。
数学もスポーツや音楽と同じで、 -
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ネタバレ「数学力」という能力はない、という考え方を明言されている段階できっと興味深いというか、考え方が近いのだろうと思って読み進めることができた。数学オリンピックに出ている子たちの能力がどんなにすごいかは想像もできないが、そういう子たちの過去にさかのぼっているところが机上の空論ではないとことを物語っている。ただその過程の分析はかなり甘いとは思うが。
単純計算の方法を掴む過程で、頭を鍛えているからこそ、難易度の高い数学にも意欲的に望んでいけるようになるのだろう。ただ作業的にやっていて、計算だけができるようになる子が、そういった知的好奇心に目覚めるわけではない。その単純計算を楽しくできるためには、やはり幼 -
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意外と当たり前のことを、みんなは知らないのかも、ってふと思った。あるいは有名になった本でも実は読んでいない、とか。
『直観でわかる数学』シリーズで、数の親和性について書かれていたけど、つまり69+76だと69を70にしてしまって、その分、76を75にする。だから70+75と同じ結果なんだけど、こっちのほうが簡単だよね、と。
『直観...』のほうは、暗算力だけではないんだけど、計算のめどをつけるということだね。
シンプルに考えると、電卓が速く打てても計算力はあがらないけれど、暗算は速ければ計算力もつくということ。
もしかしてもっと行間を読みながら、本文を読まないと行けないのかな。