川村二郎のレビュー一覧

  • 孤高 国語学者大野晋の生涯

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    たとえ童児の言っていることでも、真実であれば信ずるべきである。

    まず、ものごとを細かく観察すること。観察した上で正確に言葉で表現すること。

    学問に対する姿勢と日本語に向かう姿勢。今の先生に伝えてたい。言葉は変わるとはいえ、基本を理解した上で、日本語を使っていきたい。

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    2022年09月03日
  • 社会人としての 言葉の流儀

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    司馬遼太郎さんの思い
    「わかる」とは、ものごとの本質をつかむこと 
    人にわかりやすく説明する 簡潔な説明は分かっていないとできない
    ?やまと言葉をつかえ
    ?たとえの活用
    井上ひさし「文章心得3ヵ条」
    ①むずかしいことをやさしく
    ②やさしいことわふかく
    ③ふかいことをおもしろく

    1.思索の深さが大事
      感じる 五感があれば出来る 脳みそを使わなくても良い
      考える 感じるだけではダメ いろいろ考えるはず 考えれば自分なりの結論
      思う  一つのイメージが出来上がっている 考えた末の結論
    2.ノブレス・オブリージュ
      開高健「位高ければ役多し」→「役重し」の方が正しい訳だった!面白い

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    2018年11月22日
  • 学はあってもバカはバカ

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    180403 朝日新聞 川村二郎☆☆☆ 率直
    朝日新聞の底力を見た なによりも文章の練度が違う
    軸があるから、現場の基本、オリジナリティだろうか
    先輩から学んだ多くの財産 当時の社風に拓銀を重ねる
    1.学あるバカ 宮沢喜一 評論家 実行しない 責任感もない
      逃げる 前例主義 減点主義 スピーチが下手
     これは目から鱗 すっきりした 妙に「児戯」幼い
    2.お客様を見下すな
    3.マニュアル依存は思考停止
    4.武士もののふ エリート ノブレス・オブリージュ
    5.日本の政治 政策より人事・政局 こんな国はない

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    2018年11月10日
  • 孤高 国語学者大野晋の生涯

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    とても面白かったです。
    私は国語教育に関わる仕事をしています。
    そのため大野さんのことくらい知っておこうと軽い気持ちで読み始めたのですが、大野さんの人柄や人生そのものが面白い。それに日本語がこれまでなかなかに危ない橋を渡ってきていたとは。知識で知っているのとは全く印象が違っていて驚きました。
    国語教育の重要性についてもお話があり、大野さんが日本語には論理性があると断言しているのがとても嬉しかった。
    過去に自分もほんの少し言語学を研究していましたが、大野さんの徹底した用例採取と古典知識から照らし合わせて現在の日本語を研究する姿勢には程遠い。
    改めて文法や日本語学を学びなおしたいと、学問を極めるこ

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    2017年01月28日
  • 孤高 国語学者大野晋の生涯

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    孤高 と言うタイトルで買った本ですが紹介されている大野晋さんは忘れられない人になりました。これから何冊か読んでみようと思っています。

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    2011年04月01日
  • いまなぜ白洲正子なのか

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    川村二郎は1928年2月7日生まれで存命ならば82歳ですが、残念ながら2008年に80歳で亡くなりました。

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    2011年07月19日
  • 孤高 国語学者大野晋の生涯

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    「日本語練習帳」や「広辞苑」の基本語項目の執筆、「岩波古語辞典」の編集など、日本人が日本語について、ひとつまじめに訓練せむと思うときの入り口にいる国語学者、という趣きのある大野晋(1919-2008)の、没後すぐに書かれた伝記である。

    同年代の、つまり戦中期に高等教育を受けた国語学者というと、つい金田一春彦や山田忠雄のような学者一家を想像してしまうが、大野晋の育った環境はまるで違う。生家は下町の砂糖問屋であり、趣味人だった父親の商才のなさが祟って、大野の自立を待つことなく店を手放すことになる。大野は単身住み込みの家庭教師として稼いでなんとか中学を修了する……といった境遇である。

    勉強ができ

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    2020年11月03日
  • 孤高 国語学者大野晋の生涯

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    亡くなってもう、十年になる。
    改めてすごい人だったんだと思う。
    研究のしかたの徹底ぶり。
    橋本新吉仕込みの、確証の持てないことは口にしないという姿勢。
    教員としては、鬼教師。
    学会とも、マスコミとも、意見が違えば闘う。
    一方で、下町育ちの、歯切れよく話す、おしゃれなおじさん。
    いろいろな面が丁寧に取り上げられていて、面白かった。

    伊藤忠兵衛(伊藤忠商事の創業者)のような、懐の深い財界人も、昔はいたのね。

    それから、やはりいつか岩波の古語辞典を手に入れねば、とも思う。

    大野晋さんの本のお世話になるようになって、それほど久しくない。
    日本語学のセンセが、「あの人も、タミル語とか言い出さなきゃ

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    2017年10月21日
  • 孤高 国語学者大野晋の生涯

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    日本語をもっとしっかりと教えられる人を育てればよかったという大野先生。
    どんどん抽象化されていって、日本語の良さが失われているという実感は確かにある。やばい、とか、かっこいいとか。
    自分自身もっと日本語をしっかり勉強していきたい。

    #読書 #読書記録 #読書倶楽部
    #孤高
    #国語学者
    #大野晋
    #川村二郎
    #2017年33冊目

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    2017年07月27日
  • いまなぜ白洲正子なのか

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    この人は別格だが、幸田文、塩野七星と同じ雰囲気を感じる。
    一本気で意思の強そうな(本人を知らないので「そうな」を付す)女性の文章や伝記は大層痛快。
    しかし、著者のあとがきがいけない。
    白州正子へのノロケにしか読めず、せっかくピリッと効いた本文が台無しではないか?
    もしや、狙ってそうしたか⁈

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    2014年09月12日
  • いまなぜ白洲正子なのか

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    「文化とは日々の暮らし」という白州正子が遺した言葉に、とても感銘を受ける。今後一層アンテナを広げて、良い物に触れていきたいと思う。
    他にもハッとさせられた名言多数。白州正子の言葉、考え、原理原則に、日々のヒントを得ることが出来た。

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    2014年05月08日
  • いまなぜ白洲正子なのか

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    白洲正子の名前だけしか知らない状態で読み始めたので、思いの外行動的な人で驚いた。家族に韋駄天お正と呼ばれていたのは納得。
    若い頃の次郎と正子は美男美女でと書いてあったけれど写真は載ってなかったので、もう少し他の本も読んで深掘りできたらと思う。

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    2023年03月28日
  • いまなぜ白洲正子なのか

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    自分の信念を貫き通した素敵な女性。
    こういう女性になりたいものです。
    ただし、旧伯爵家の令嬢ですから、世間知らずであることは
    いただけませんけどね。

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    2009年10月04日