孤高 国語学者大野晋の生涯

孤高 国語学者大野晋の生涯

759円 (税込)

3pt

4.5

名著『日本語練習帳』の著者で国語学の巨人・大野晋は、その研究に八十八年の人生を捧げた。東京下町に生まれ、小学校の時に父親から『広辞林』と『字源』を与えられ、大戦下、一高から東京帝国大学に学ぶ。還暦を過ぎてから発表した「日本語の起源はタミル語」であるという研究は、学界論争を巻き起こす。司馬遼太郎をして「抜き身の刀」と言わしめた大野晋の波瀾万丈の生涯を描いた傑作評伝。

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孤高 国語学者大野晋の生涯 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    たとえ童児の言っていることでも、真実であれば信ずるべきである。

    まず、ものごとを細かく観察すること。観察した上で正確に言葉で表現すること。

    学問に対する姿勢と日本語に向かう姿勢。今の先生に伝えてたい。言葉は変わるとはいえ、基本を理解した上で、日本語を使っていきたい。

    0
    2022年09月03日

    Posted by ブクログ

    とても面白かったです。
    私は国語教育に関わる仕事をしています。
    そのため大野さんのことくらい知っておこうと軽い気持ちで読み始めたのですが、大野さんの人柄や人生そのものが面白い。それに日本語がこれまでなかなかに危ない橋を渡ってきていたとは。知識で知っているのとは全く印象が違っていて驚きました。
    国語教

    0
    2017年01月28日

    Posted by ブクログ

    亡くなってもう、十年になる。
    改めてすごい人だったんだと思う。
    研究のしかたの徹底ぶり。
    橋本新吉仕込みの、確証の持てないことは口にしないという姿勢。
    教員としては、鬼教師。
    学会とも、マスコミとも、意見が違えば闘う。
    一方で、下町育ちの、歯切れよく話す、おしゃれなおじさん。
    いろいろな面が丁寧に取

    0
    2017年10月21日

    Posted by ブクログ

    日本語をもっとしっかりと教えられる人を育てればよかったという大野先生。
    どんどん抽象化されていって、日本語の良さが失われているという実感は確かにある。やばい、とか、かっこいいとか。
    自分自身もっと日本語をしっかり勉強していきたい。

    #読書 #読書記録 #読書倶楽部
    #孤高
    #国語学者
    #大野晋

    0
    2017年07月27日

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