深田和範のレビュー一覧
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大学時代は理系でしたが、現在している仕事は研究からマーケティングに変わったため、現時点では文系の仕事をやっています、さらにタイトルにある通り大卒・30歳以上なので、この本のタイトルによれば、私もクビになる候補ということで、この本を手にとってみました。本の中では、以上の条件に加えて、男性かつ正規社員と限定(p147)されています。
かつてはリストラと言えば、定年間際の高給取りに定年(当時は60歳)よりも数年早く退職してもらうというものでしたが、低成長時代に突入したことや、経営者がリストラが手っとり速い収益向上策であると気付いたためか、リストラが頻繁に行われるようになってきた感があります。
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Posted by ブクログ
ネタバレ本来手段であるマネジメント(手法)が目的化するのが問題といえる。その解決策が「勘と度胸でビジネスを進める」と筆者は主張し、確かに一理あるとは思うが、実力のないものが勘と度胸で突っ走っても失敗のリスクが増えるだけであり、なんら新しい解決策は提示していないと思う。
イノベーションのために新たなルールを作り、それが守られているかにばかり気をかけるのは結局責任逃れをしたいだけ、とは耳が痛い。「審判ではなく監督になれ」は心がけたいところ。
世にひしめくマネジメント信仰に一石を投じる。たまにはこんな本も読んだ方がバランスが良いのではないか。 -
Posted by ブクログ
経営者や管理者は意思を示すよりも、意見を言っているほうが楽である意思は個人の考えを示すものなので、失敗した時は責任を追求される。一方、意見は個人の責任を追求されない。人は、客観的、理論的な意見を言うために、マネッッジメントに関する知識を深めようとする。
「意見はあっても意思はなし」→ 消去法の判断になる。何をしたいかでなく、どうしたら一番リスクが小さいかを選ぶ。
「あるべき論」や「一般論」を言うばかりで意思を示さない。
自分は「マネッジメントを志向するのか、ビジネスを志向するのか」を考えること重要。
今や多くの経営者や管理者が審判になってしまっている。監督であるべき。結果を出すために、人事面で -
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本書を読む上でまず、本書で述べられている「マネジメント」という言葉の定義に注意しなければならなりません。冒頭19頁に述べられていますが、一般的な意味よりやや狭く、「小手先の管理手法」という意味のように思われます。
「もしドラ」以降、マネジメント本は書店の一角を占めるブームになっています。本書では、それらのブームに警鐘を鳴らすことから始まり、経営者・管理部門が持つべき心がまえ、人事制度・労働政策・業績回復シナリオの提言まで、幅広く著者のコンサルタントとしての意見が論じられています。
試読するなら以下の頁
1~4章の章末まとめ
30頁・・・「真似ジメント」の弊害
88頁・・・行き過ぎたマネジメ -
Posted by ブクログ
正に自分が当てはまる本書の条件。
早速読んで見ねばと思い、手に取った。
ホワイトカラーの大失業時代が来るとの予想に立って、
自身が著者の抱く問題意識から、
特に文系・大卒・30歳以上が何故リストラに遭うのか?
こうした大失業時代、どう生き抜いていくのか?が書かれている。
著者の考え・思い込みに傾倒気味であるのは正直否めず、
やや極端な内容ではあったが、個人的には大変納得感は高い。
やる気を醸成して行動に移させる自己啓発本ではなく、
恐怖を煽るタイプの自己啓発本と言える。
個人的に印象深かったフレーズは、
「成長とは『出来ないことが出来るようになること』」
「失業は失敗ではない -
Posted by ブクログ
就業者総数の減少に反して増えてしまったホワイトカラー。彼らの仕事の無駄と人員数が業績を圧迫しているため、リストラで業務を正常化しようという論理。というか、近い将来そうなるであろう事を踏まえての論理。
「リストラにあっても暫くは辛い生活を送ると思うけど、新エネルギーや介護のように今伸びている業界に受け皿はあるし、ホワイトカラーのリストラで企業の業績が回復すれば雇い先も増えるよ!」とリストラされた者の行く末を前向きに論じているが、実際にそう上手くいくかどうかは疑問が残る。
業績が回復した企業が真っ先に雇い入れるのは、現在でも溢れている新卒や第二新卒のような伸び代のある若者で、中年の失業者にまで職 -
Posted by ブクログ
・今後、生産性を改善するためにはホワイトカラーのリストラぐらいしか方法がない
-生産や販売現場の向上はもうすでに相当向上している
・賃金が高いホワイトカラーの削減効果が一番効果が高い
-過剰気味なため、メスも入れやすい
・今回の不景気では、打開のための牽引役の商品がない
-過去の不景気では、パソコン、携帯などがあった
-次世代を担う商品がない
・コインポイッシャー(コインを磨く人)
-1円玉を磨き続けても価値は上がらない
・経費削減はリストラへの呼び水
-こんだけやっても、業績が悪いんだから最後の手段としてリストラを行う。と納得性を持たせる
・リストラされる人が「俺が何をしたってい