田中哲弥のレビュー一覧

  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    子供向けなんですけど、じっくり読み進めていくうちにめちゃくちゃ怖いです…(笑)
    子供達だけじゃなく、大人の皆さんにも読んでほしい1冊です。

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    2026年06月11日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    ネタバレ


    子供向けながらも、大人でも面白いということと、好きな作家が何人か書いていたので読んでみた。面白かった。特に最後の恩田陸のはすごかった…。


    「象の眠る山」田中啓文
    象眠山(ぞうみんやま)というのが出てくるので、象?ガネーシャ?と連想させておいて、正体は昆虫。最後のオチも、もしかしたら寄生されたかも、というもの。
    それでも、UMA的な存在や、横道という解説キャラが出てくるので面白かった。横道が解説して助けてくれる、便利すぎるキャラ。

    「とりかえっこ」木犀あこ
    人頭(じんとう)という怪異。出現条件がピンポイントすぎる。何か元ネタがあるのか?50.65センチというのは人の肩幅?何から来てるんだ?
    頭が喋ると思われていたが、頭を探しているという、いわば乗っ取り型。「盗まれた町」みたいな恐怖。
    デュラララ!!を通っているので、デュラハンみたいだなと思った。

    「誕生日のお祝い」田中哲弥
    不条理世界というか、不思議な世界というか。ダメなこと(クスノキの畑でとれたニンジンをウサギに食べさせたこと)やって許してもらおうと魚を持ってきたけど、腐ってたから、許してもらえなくて牛になっちゃった、という話。
    世界観はまあまあ好き。
    でも誕生日と謝罪の詫びがよくわからない。プレゼントが詫びの品に変わったわけだが、そこらへんは読者にミスリードさせようと?

    「おぼえているかい?」黒木あるじ
    忘れられたものの恨みの話。主人公が約束をすっぽかされて怒っている分、怪異の怒りも想像しやすくなってて良いけど、代償がデカすぎる。

    「能面男」恒川光太郎
    結局能面が主体?
    主人公が準備した武器が彫刻刀でガチすぎる。能面を作る時に使う道具だから作者は彫刻刀をチョイスしたのかな。
    父親は交通事故で死んでいるらしいが、父親像がよくわからないので、遺族の悲しみで地縛霊と能面が重なったのか、生前ひどい父親だったから能面に見出されて彷徨うことになったのか。
    どういうことだ?
    悪霊とかオカルト抜きで、みんなに怖がられた犯人が実は父親だったという衝撃の話だったのかな。これで実は死んでたから良かったものの、生きていたら犯罪者で、これからは加害者家族として生きねばいけない、という怖さ。そっちのほうな気がした。
    能面は社会的なペルソナ(仮面)ってことか?犯罪者にも家族がいて、仮面を取れば父親。
    作中では犯罪者としての仮面を母親が踏んで壊したので、父親の罪は明るみになり成仏。現実的に考えると握りつぶした展開も有り得る、という話かな。

    「爪に関するいやな話」牧野修
    怖い話好きが怪異になっちゃって語っているわけだけど、爪の垢を煎じて飲む、から来てる?自分みたいになっちゃダメだよという教訓話。

    「骨もよう」篠たまき
    トイレの花子さんみたいなゆきちゃん。
    警告のための名付けを、地価が下がるからと名前を変えて、危険な場所はろくに整備もしないで放置。故に子供が亡くなった、という話だな。社会的だ。

    「猫屋敷に気をつけて」我孫子武丸
    鬼の描写があるけど、普通に変質者なんだろうな。
    ホラーのていで、これを読む子に警告しているようで面白い。

    「六年一組の学級日誌」恩田陸
    タイトルで那須正幹の「六年目のクラス会」を連想したけど、内容は「The End of the World」のほうだった。

    学級日誌というていで、世界がわかる話。面白い。小松左京「お召し」にも近い。

    これまでのアンソロ作品は子供向けで子供が主人公なので、漢字や言い回しが平易だったが、この作品は学級日誌で子供が書いた文章を読むスタイル。
    面白いのが、学力が低下していることがうかがえること。言い間違いなどのミスはないけど、6年生なら書けるだろうなという漢字が書けてないこと。
    天気の記録も飛び飛びで、後半は署名もなく、句読点の。も書かれていない。
    そういう書式になっているのが面白い。

    内容もめちゃくちゃ面白い。
    悲惨な話しか無い。しっかり読者に伝わるように書かれているのも面白い。

    最後に、生理が来た時の話が書かれており、普通は家で祝うものが、この世界では町中に知られて町長から祝われるという未来になっていて、めちゃくちゃゾッとして面白かった。御赤飯で祝うこと自体、今はやめておこうとなっているのに。
    「最終兵器彼女」みたいな世界になってるんだなあと感じる。

    本を燃やすくだりも良かった。本が好きな子がこういう本を読むので、それを燃やさないといけない辛さを感じられるし、怖い話目当てで本自体はあんまりな子でも、本を燃やすことの悲しさが伝わってくる。良い場面だ。

    日付について、5月から始まって12月に終わるけど、5月はWW2でドイツが負けた月で、12月は日本が太平洋戦争を始めた時。それに合わせたのかな?と考えた。日にちは違うけれど。
    半年で核が落ちるところまで行くのか。


    ・地名について
    主人公達が住んでる港町は「S田」。おそらく山形県酒田市。新潟とも近い。
    避難先として挙げられている「Sじょう」は山形県新庄市、「O沢」は山形県尾花沢市だと思う。内陸部の山間部に逃げてく感じ。
    グーグルの経路で移動時間を調べた。
    酒田市から新庄市まで車で1時間。歩きで12時間半。
    新庄市から尾花沢市まで車で30分。歩きで5時間くらい。
    電気もガソリンも使えないだろうから、歩いて移動したんだろうな。
    作中の描写から、50代以上の年寄と20才以下の女性、子供が避難しようとしてたのかな?他の大人もいるだろうけど。


    ・作中のキャラ
    柴山君。6年生男子。体格が良かったのでシェルター作りの工事に行って事故に遭う。
    柴山君の祖母。小学校の校長をやっていた。デジタル教科書世代。
    柴山君の父親。エンジニアで海底ケーブルの修理に行ってて1年は帰ってきていない。
    →既に死亡?戦争は1年以上前からやっている模様。
    柴山君の母親の描写は無いので故人の可能性。

    秋本さん。6年生女子。最後まで日誌を書く。
    秋本さんの父親。医者でずっと病院にいる。最後は治る見込みの無い患者を薬で安楽死させていった模様。
    →秋本さんが避難を嫌がったのは、おじさんと一緒の部屋は嫌だから=父親死亡?亡くなったとしたら、病院が閉鎖されて、患者(祖母)を死なせたことで?
    秋本さんの母親。秋本さんを産んでから何度も流産してから弟を産んだので、弟のほうを可愛がっている、と秋本さんに思われている。
    インフルエンザが治らず死亡。
    秋本さんの弟。病弱。母親と一緒に死亡。
    秋本さんの父方の祖母。おじさんに殴られ柱に頭をぶつけ血を流して入院。
    →病院が閉鎖された後の描写がないので、おそらく死亡。
    秋本さんは母と弟が死に、頭を怪我した祖母は父によって死なされ、父も死亡。残ったのがおじさんだけになったので、避難しなかったと思われる。

    秋本さんのおじさん。秋田県から疎開。若い時に肺を患ったがタバコは吸うし酒も飲む怠け者で暴力的。
    秋本さんに手を出そうとした描写もある。
    →労働力に駆り出されないのはやっぱ肺の影響か、医師である秋本さんの父親の診断書によってとか?
    描写的に、戦時中、身体が弱くて徴兵されなかった人間というポジションだろうな。

    長沢先生。
    秋本さんが憧れているので、たぶん女性。ゲームが得意だったらしい。
    たぶん、この本を読む今の子供達が大人になったのが長沢先生、みたいな想定だと思う。

    加藤有紀絵ちゃん。
    秋本さんのすぐ近くで寝ていた子。酸欠で死亡。
    →この子だけフルネーム。それだけ親しかった?
    疎開で3年生以下はいなくなっていたのと、6年生は2人だけなので、4年生か5年生だと思う。

    加藤有紀絵が亡くなって、秋本さんは叱られると思ったが叱られなかった。
    →実際、秋本さんに責任は無いけれど、叱られないということは、この子には親もなく、また人が減って食料が浮くので、それもあって叱られなかった?
    叱られる心配ばかりで人が死んで悲しい気持ちが摩耗していることも表現してるのかな〜と後から思った。

    改めて読むと、シェルター作りで、めぼしい労働力を失ったのが痛いな…。助けに行くことも出来ないし、シェルターも作れない。逃げるにもどこへ?となる。

    環境汚染や気候変動、物資の不足も描かれていて面白かった。
    夢も希望もあったのになあ。

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    2025年08月28日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    恩田さんの秀逸。
    「象の眠る山」田中啓文
    「とりかえっこ」木犀あこ
    「誕生日のお祝い」田中哲弥
    「おぼえているかい?」黒木あるじ
    「能面男」恒川光太郎
    「爪に関するいやな話」牧野修
    「骨もよう」篠たまき
    「猫屋敷に気をつけて」我孫子武丸
    「六年一組の学級日誌」恩田陸

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    2025年08月13日
  • 鈴狐騒動変化城

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    やだこれ面白いわよ。
    ページ数の少なさと、テンポの良さと、くだらない感じと、そしてキツネ!いやこれはケモナーの気持ちもよく分かるわ。ネコと目じゃねーっていうか。ソウカナ、とかカタカナでカタコトっていうのも、さらには訛ってるっていうのも萌え要素ではないか。
    というわけでキツネかわゆいわーって楽しむ本。後、殿さまの後始末がふんわりしてるのも良かったよ。この手の余韻は好きよ。

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    2023年08月26日
  • やみなべの陰謀

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    最後の最後で綺麗にまとまっていて、本当にお見事。職人芸が冴え渡る、という感じ。
    あと、途中出てくるディストピア大阪は割と一時期の現実の大阪に近い気がする。

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    2017年11月24日
  • やみなべの陰謀

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    天才のオススメ作品

    挿絵が入ってるから、登場人物の異様さがすごいよくわかる!
    よくわかるから文章の異様さが引き立つ!

    結末を知って、読み返したくなりました
    とても面白素晴らしいです!

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    2013年03月06日
  • やみなべの陰謀

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    SFに分類されるらしいですね。まあそうか。
    短編がいくつかあって、最後にそれらがつながって一つの長編小説をなす、という形。破天荒なのに、ぐっとくるんだよなあ。また読みたくなる。タイトルも好き。

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    2011年12月13日
  • 大久保町は燃えているか

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    大久保町シリーズの第2弾。第1作もいい感じにぶっ飛んでいるし紅葉ちゃんも素敵なのですがこちらを一押し。
    何より主人公が本当にただの大学0年生というのがいい。強運だけで修羅場をくぐり抜けてしまう痛快さは他の2冊にはありません。
    河合が味方に付いたのもまたユカイ。どこでもお茶を用意できる特技は一家に一台必須です:-)

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    2009年10月04日
  • ミッションスクール

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    SFがなんちゃらという特集に紹介されていたような。
    とんでもない話です。SFなのかは置いておいて、大好き。

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    2009年10月04日
  • やみなべの陰謀

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    まさかこの人の物語で涙ぐむとは思わなかった。
    しかも笑いの結果ではなく、しんみりとしつつ。
    やられた。すばらしい物語だ。

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    2009年10月04日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    人気作家の子ども向け怖い本ということで、期待して手に取る。うーん、表紙含めちょっと微妙かなぁ。文学的な力あるけど、子どもの中で評判になるような面白さではないような気がする…。むしろ、すきな作家いる大人の方にオススメかも。あと、怖い本が好きというより本格的な話の入口にたってる小学生向け。ルビは中学年以上レベル。
    「象の眠る山」田中啓文
    個人的にこれは好きかも。現代っ子で賢い横道も好きかも。怖いものの正体が本気で気持ち悪い。象っていう伝承ができるなにか。
    「とりかえっこ」木犀あこ
    60.65cmのすきまにひそむ怪異っていう設定自体なんか、嫌。こどもだと入れ替わり後を具体的に表現してくれた方が怖がりそう。
    「誕生日のお祝い」田中哲弥
    生きている物を持ってヒメカちゃんのお誕生日に行くショウタ。両親が止めない理由とか、ちょっと入り込みづらかった。雰囲気はかなり怖い。
    「おぼえているかい?」黒木あるじ
    絵本風になっていたら、低学年に読み聞かせしたい内容。誰が「おぼえているかい?」と問うのかがミソ。
    「能面男」恒川光太郎
    お面とか、人形とか、もう、出てくるだけで怖い一品。何で繰り返しこの地域に能面男出るのかわかりにくいけど、これは挿し絵が子どもにうけそう。
    「爪に関するいやな話」牧野修
    おばけより、ビンの爪怖い、てか、気持ち悪い。
    「骨もよう」篠たまき
    慰霊碑が建つような何かが起こった土地で、転校してきた子に起こったことは…。
    「猫屋敷に気をつけて」我孫子武丸
    飼っているネコのわらびがいなくなり、それを探していた妹が怪しいネコ屋敷に入って行って…。
    このお話も、ネコがうまく活躍するところとか何が起こっているのかちゃんと想像できる内容が好きでした。
    「六年一組の学級日誌」
    幽霊ではなく。近未来に起こり得るかもしれないお話でした。

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    2025年09月11日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    児童向けホラーアンソロジー。しかし執筆陣を見てわかるように、子供向けだと侮れはしません。
    表題作の恩田陸「六年一組の学級日誌」がもう……怖い、というかとんでもなく嫌でした。実はこういうのが一番リアリティを感じてしまう恐怖なのかもしれませんし。とにかくぞっとさせられます。
    恒川光太郎「能面男」も嫌な感じで怖い作品です。唐突にも思えるラストの衝撃もひどく印象的でした。我孫子武丸「猫屋敷に気をつけて」もお気に入り。怖いし嫌な話だけれど、猫は素敵なのが好ポイントかも?

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    2025年08月07日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    恩田陸「六年一組の学級日誌」本気で怖くて嫌な未来の話だった。起こるかもしれないっぽいところが、本当にイヤだ。短い話なのに、読み応えがある。
    我孫子武丸「猫屋敷に気をつけて」は最後が切なかった。

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    2025年08月02日
  • 鈴狐騒動変化城

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    町のアイドルお鈴ちゃんを、
    悪どいお殿様から守るために立ち上がる清吉。

    全編関西弁、落語のようなテンポのよさで話が進んでいく。きつねのツネちゃんがとにかく可愛いのと、登場人物たちがみんな真剣にアホで、最高。
    ドタバタ救出劇のなかに、真剣な作戦と、まさに狐につままれたようなファンタジー部分とが混ざりあって、ほかにはない雰囲気の物語になっています。
    続編希望!!
    児童書はこうでなくては、と思える、笑えて泣ける物語でした。4年生くらいから。

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    2022年02月06日
  • 鈴狐騒動変化城

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    全編大阪弁でテンポよく、落語のような漫才のような、新喜劇のような会話にぐいぐい引き込まれる、おもしろうてちょつと不思議なおはなし。
    上方落語好きなら思わずニヤリとしてしまう清吉と喜六やほかの気のいい町の人々が、殿様の横暴に立ち向かうんですが、その顛末の荒唐無稽なこと!狐のおツネちゃんが、またかわいい!!「むははははっ」と大口を開けて笑うさまは、ちょっと怖いんじゃないかと思うが、なぜかほっこりしてしまう。とにかくおツネちゃんは「かわいー」ので、どんなふうに「かわいー」かは、ぜひ読んで確認してください。
    とにかく、声を上げて笑うこと数度、子供だけに読ませるのはもったいない。
    続編は書かれないんでしょうか?

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    2017年07月05日
  • 鈴狐騒動変化城

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    町のアイドルをお殿様から守るための思いつきも面白く、お城に入ってからは、ハラハラドキドキと展開で楽しめました。ツネちゃんが本当に可愛い!むははははという笑いと、なんか楽しいなぁというセリフで、心が温かくなりました。読後感もよく、挿絵もよく合っています。
    中学年くらいから。男の子にもオススメです。

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    2017年01月13日
  • 鈴狐騒動変化城

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    こんなお話は読んだことがない。笑いが止まらなくなったり、胸が傷んで涙ぐんでしまったりと大いに振り回されて面白かった。
    不思議な語り口に引き込まれ、担がれた気がする中盤。我に返って仕切り直し、後半に臨むも、いつの間にか異界へぽんと出た気分になる。大波小波に乗せられて、最後まで気が抜けなかった。
    児童向けとはいえ(だからこそ?) 作家は容赦ないのですね。

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    2016年07月09日
  • 鈴狐騒動変化城

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    児童書新刊にまさかの田中哲弥でびっくり仰天しました。好き!
    伊野孝行さんのイラストもすごくいい。
    しかし義治サイドのストーリーが気になってしょうがないんですがそっちも本出る?出てくれる?
    あとおツネちゃんかわいいっ。

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    2014年12月02日
  • やみなべの陰謀

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     タイムスリップものの連作短編。なんだけど、ふつーじゃねぇ。いっこいっこは「ヘンだけどおもしろい」「バカバカしいけどおもしろい」の連続なんだけど、最後の一編でぐるりと輪がつながる……というあたりで、うひょ、うひょひょひょひょ、という不気味な笑いをこらえきれなくなる。

     なんか読んでると、文体がクセになってくるんだよね~。中学~高校の一時期、自分の文体がほとんど「火浦功」化していたものだが、同じ時期に読んでたら「田中哲弥」化していたかもしれない。なんの因果で、こんなに寡作な作家を好きになるのか……はぁ。

     いやまぁ、誰かと比較するというもんでもあるまい。とにかく「わん・あんど・おんりー」であることは確か。人によって肌に合う、合わないはあると思うけど、「誰がどういおうとオレは好き~」と言えるので、どーでもいいや。

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    2014年03月30日
  • やみなべの陰謀

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    ネタバレ

    大学生の栗原守はアロハシャツの大男から突然千両箱を渡される…中には九百九十九両の小判が入っていた…そこから物語は始まる。 
    次の話では守が初対面の立秋茜といきなり恋に落ちる…ただ2人とも不思議な既視感があった… 
    次に下級武士の吉岡信次郎と幼なじみ・るりとの恋がたった1両のせいで悲劇的な結末に… 
    さらに未来で大阪府知事によるお笑い独裁政治の中、レジスタンスたちが知事暗殺計画を行おうとしていた… 
    …そして物語はアロハシャツの男と千両箱とともにまわりだす…  

    タイムトラベルという点ではSFと言ったらSFなのだけど、かなり軽いww 
    まぁそれが作者の持ち味だとも思う。 
    ただ最終話は…言葉の言い回しのせいなのか、アロハシャツの男の性格のせいなのか、少しややこしく感じる… 
    それでもそれぞれの話の中に出てくる脇役達が癖があって面白い。
    いろんな謎も残るけどね…ww 

    まぁ軽く読めるのでSF嫌いな方にもオススメかもw 

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    2012年07月19日