倉部史記のレビュー一覧

  • 大学職員のリアル 18歳人口激減で「人気職」はどうなる?

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    「大学職員はこう」と断じて論ずるのではなく、法人や部署によって異なる特色を踏まえており、現場のリアルを論じていると感じた。
    職員に求められる役割は、他職にも通ずる内容で参考になった。

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    2024年05月11日
  • 大学職員のリアル 18歳人口激減で「人気職」はどうなる?

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    ネタバレ

    国公私立大学のあるある話、耳の痛い話など、あーそうそうと日頃感じていることが言葉になっていて、もっと深く考える材料になりました。
    以下、特に気になった言葉(〇)と私の考え(■)です。
    〇利益最大化というわかりやすい経営指標がある民間企業に対し、ミッションが複雑な非営利組織
    ■多様な成果をデータで見える化すること、評価軸を決めること、その上でビジネス思考を含めた総合力が必要な組織。
    〇担当する職員によっては学生や教員のことを第一に考えた価値あるアウトプットが生まれます。そうでない職員が担当すれば本当に最低限の、悪い意味でのお役所的な手続きになります。
    ■前年踏襲意識は劣化コピーになる。守ろうとす

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    2024年03月21日
  • 大学職員のリアル 18歳人口激減で「人気職」はどうなる?

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    ◆これまでよりはるかに多くの高度化・複雑化・多様化した業務を、これまでより少ない人数の職員でこなさなければいけなくなっている。
    ◆職員としての就職を希望されている方は、「大学人になりたいかどうか」をご自身に問うてみてください。
    ◆キャリアに悩んだときに意見を求められるようなウィークタイズの関係性を豊かにするような行動を、ぜひお勧めしたいです。

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    2024年01月21日
  • 大学職員のリアル 18歳人口激減で「人気職」はどうなる?

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    とてもリアルでした。
    私は他業界から大学に転職してきましたが、同僚の教職員の目的意識のなさにもどかしさや脱力感を感じることが多くあります。大学職員なんてこんなもんかと思ってしまっている部分も少なからずあります。その雰囲気もリアルに記されている一方で、全国の大学に危機感や使命感を持って前向きに取り組んでいる職員が多くいることも描かれており、なかなか励まされました。
    業界としての課題は多いし、世間でイメージする人がいるように甘い部分があることも否定できないと思いますが、かなりやりがいのある仕事だと思います。
    だから、仮に私のキャリアが脅かされることになるとしても目的意識を強く持った優秀な人にどんど

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    2023年07月24日
  • 文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

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    著者が内部に居たこともあり,かなり正確に現在の大学の問題点を捉えている.
    弱小私立大学(特に文系)教職員全員必読の書.
    ただ,聞く耳を持たない人には何も響かないのだろうけれど.
    そして,そういう人が多いのもまた大学.
    増えすぎた大学は淘汰されていくしかないのだろうな,残念なことではあるが.

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    2014年11月09日
  • 文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

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    教育関係者は必読。著者は、早稲田塾総合研究所研究員。高校~大学教育と環境の過去・現在・未来について、知見を述べている。時代の流れによる構造的な変化踏まえて、大学のこの先を示唆している。

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    2011年02月24日
  • 大学職員のリアル 18歳人口激減で「人気職」はどうなる?

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    大学職員のリアルについて、文字通り書かれていた。特に転職されてきた方と話すと業界の異質性が分かる。
    大学職員が人気職だと書いてあったことにはびっくり。
    帯の”「ぬるま湯」から「ブラック」「高度専門職」まで”に激しく同感。

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    2024年10月12日
  • 大学職員のリアル 18歳人口激減で「人気職」はどうなる?

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    よく聞く「大学職員はまったり高給」という論調ではなく、しっかりと実態を踏まえた内容になってるなと思った。就職先として大学(職員)を考えている人は読んでみるとよいと思う。

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    2023年09月12日
  • 看板学部と看板倒れ学部 大学教育は玉石混交

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    大学関係者として耳の痛い話のオンパレード.
    こういう厳しい時代だからこそ,ちゃんとした取り組みができるのかどうか,それが真剣に問われている.
    大学というのは教育機関であって,企業とはまったく違うものである.
    だから理念よりも存続することを優先しようとする時点でもう価値を失っている.
    そんなことを考えさせられた.

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    2014年11月09日
  • 看板学部と看板倒れ学部 大学教育は玉石混交

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     志願者数を多くすることばかりを大学側は考えるために、あえて「中身を伝えない」という戦略を取っているという事実を紹介し、よりよい学部選びはいかにしてなされるべきかを提案する本。そういう意味では高校生や高校教員向けの本であると言える。
     特に「同じ学部名称でも、内容には違いが」という章は、非常に参考になる。例として「環境情報学」が挙げられているが、学問分野自体が未成熟なものについては、注意が必要、ということが分かる。関係ないけど、最近マンションの広告をよく見ているが、全然内容を伝えないけど言葉の響きは格好がいいようなイメージ先行型の広告が多い気がするが、学部の名前も同じようなものらしい。「『国際

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    2014年10月18日
  • 看板学部と看板倒れ学部 大学教育は玉石混交

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    大学プロデューサーの著者による、昨今の大学事情解説。高校生の進路選択のための情報提供という位置づけだが、結局は「最近は大学も学部もたくさん増えてるけど、学部名の雰囲気とかで選ぶんじゃなくて自分で良く考えなよ」ということになってる。だから本書は目の前に受験を控えた高校生の進路選択にに大して役立たないだろう。しかしそれよりも本書で語られている、日本の大学の歴史とか、最近の状況、入試における志願者数至上主義、訳分からん学部が乱立する事情などの問題点など、そして著者の考える大学教育への提言が参考になって面白かった。
    アメリカの大学のことも実はこれまでよく知らなかった。本書によると、アメリカの大学は建国

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    2013年03月12日
  • 看板学部と看板倒れ学部 大学教育は玉石混交

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    大学にとっての本当の顧客は、高校や受験生ではなく、「未来の地域社会」。受験生、在学生、保護者、設置団体、企業、高校、予備校、OB・同窓会等は、「未来の地域社会」をいっしょに創るための「広義のパートナー」。そんな思いを確信させてくれた本です。

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    2012年10月09日
  • 看板学部と看板倒れ学部 大学教育は玉石混交

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    私の子供はまだ小学生だが、これから高校、大学と進路を考えて行く上で、大変参考となる内容だった。今の進路指導やキャリア教育について私が漠然と感じていたことを明快に言葉にしてもらえたと爽快感と同時に、自分が大学に進学するときと同じように考えてはいけないほど、社会は激変しているのだということも痛感させられた。私の子供が大学に進学する頃にも、さらに大学や日本を取り巻く環境はまったく変わっていることだろう。その時に、旧態依然とした進路選択でもなく、かと言って流行を追ったり美辞麗句に惑わされることもなく、子供としっかり向き合って、進路を考えていくサポートができたらと思う。

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    2012年09月02日
  • 看板学部と看板倒れ学部 大学教育は玉石混交

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    ネタバレ

    ≪目次≫
    はじめに
    第1章  間違いだらけの学部選び
    第2章  なぜここが「看板学部」なのかー(1)伝統の看板
    第3章  なぜここが「看板学部」なのかー(2)期待の看板
    第4章  「看板倒れ」はこうして生まれる
    第5章  看板に映る時代の変化
    第6章  これからの学部選びを考えよう
    あとがき

    ≪内容≫
    タイトルで損をしている、というか、このタイトルでは高校生やその保護者、高校教員はなかなか手に取らないと思う。第1章、第6章は、高校生に是非読ませた内容なので[学部学科選びをする際に、文系理系(学校側の事情)、学部学科名(大学側の事情)に引っ張られることなく、きちんと調べる、学問に触れる、社会人

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    2012年08月01日
  • 文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

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    大学をテーマにした本は多いが、非常に有益な本である。著者は、大学職員から予備校に転じた異色の経歴の持ち主で、学生を送る側と入れる側の両方の立場をよく知っている。この間に横たわるある種の(とりわけ生徒にとっての)不合理を熟知しており、またその不合理が生まれる理由についてもよく理解しているので、こうした問題の背景が実にクリアになる。

    著者はまた日本だけでなく外国の大学教育にもアンテナを広げている。最近の日本の大学では、アメリカのやり方を取り入れるのがブームになっているが、それが必ずしもうまくいかない理由を、日米の企業システムの違いから説明した個所はとくに面白い(第4章117ページあたりから)。

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    2012年01月14日
  • 文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

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    元大学職員の教育プロデューサーがまとめた「大学のいま」。
    入試制度の移り変わりや高校生と大学との出会いの場を作る取り組みなど、入試にフォーカスした形で大学の今を伝えている。

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    2011年02月22日
  • 文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

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    大学の現状が書かれている。
    大学関係者もさることながら、高校の先生や保護者の方にも読んでいただきたい。
    「学力」とは何か、「財の独立なくして学の独立なし」というフレーズに特に共感を覚えた。

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    2011年02月12日
  • 文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

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    一読して「息子に読ませたい」と思ったけれど、親が読ませたい本を子は読みたがらないものです。「これだけは読まない方がいい」と言って勧めてみようかと思います。
    なかでも、自分がこの会社『に』何ができるか、自分ならこの会社で何ができるかを考える人を、企業は採りたいのだ、という話がよかったです。
    自分『に』何かを与えてくれる会社を探したってありはしないと、多くの大学生が気付かぬまま就職活動に入っています。自分の周りの大学生と、この本の話をしたいものです。

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    2015年07月26日
  • 看板学部と看板倒れ学部 大学教育は玉石混交

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    受験料収入と学生集めが基本原理となっている大学経営。マーケティングにより決定される学部名であり,教育や研究内容を表さないことがある。高校の文理選択や進路選択が早すぎるために,入学後のミスマッチが増加する傾向。

    大学教育にたずさわる者として他人事ではなく考えさせられる。マッチした学生を募集し,適切な教授と学びの機会を与え,社会に送り出す不易の過程を確立することが経営の安定化の原理であろう。

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    2013年11月05日
  • 看板学部と看板倒れ学部 大学教育は玉石混交

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    経験上,こういうタイトルの本にはまともな本が少ないのだが,この本は例外.学部の栄枯盛衰の観点から大学教育の現状を分析していて,高校生やその親の進路選択の参考になりそう.「四文字学部」「流行学部」「ひな壇学部」「カタカナ学部」などの言葉を初めて知った.

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    2013年03月10日