無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
かつては、どの(総合)大学にもあった「文学部」の存在が薄れつつある。いっぽう、文学部の内・周辺・隣接には、次々と新学部・新学科が誕生している。「総合人間学」「国際教養情報学」「文化構想学」「コミュニケーション学」「人間学」など、耳慣れない名称の学部・学科がふえている。「文学部」では、学生が集まらないのか? 文学部卒業は就職に不利なのか? 大学はどのように受験生を集めるのか? 学生・父兄は、大学に何を求めているのか? そもそも大学の役割とは? さまざまなアプローチから、「文系」大学の現状と未来を伝える。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年01月14日
大学をテーマにした本は多いが、非常に有益な本である。著者は、大学職員から予備校に転じた異色の経歴の持ち主で、学生を送る側と入れる側の両方の立場をよく知っている。この間に横たわるある種の(とりわけ生徒にとっての)不合理を熟知しており、またその不合理が生まれる理由についてもよく理解しているので、こうした...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月26日
一読して「息子に読ませたい」と思ったけれど、親が読ませたい本を子は読みたがらないものです。「これだけは読まない方がいい」と言って勧めてみようかと思います。
なかでも、自分がこの会社『に』何ができるか、自分ならこの会社で何ができるかを考える人を、企業は採りたいのだ、という話がよかったです。
自分『に』...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月26日
大学全入時代到来と共に、学生集めに奔走する現代の大学。目を引くような珍しい学科名や、資格取得・就職を重視したカリキュラム…。
“求める人材”やそのための入試システムをきちんて確立せずに広報活動の一貫としての形式だけのAO入試は、“勉強しない生徒”を増やす一方であるそうです。AO入試批判か多い中、明...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月05日
大学の抱える問題、特に”全入時代”における入学試験の課題と、大学の存在意義の課題がコンパクトにまとまった本。
タイトルはこんな感じになっていますが、この出版社に「○○がなくなる日シリーズ」というのがあるそうで、無理矢理付けた感じがあります。文学部のことは、あくまでも上記課題の一つとして取り上げ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月24日
タイトルがあまり好きでなかったので手に取るのが遅くなった。
それも読み終わって印象が変わった。
「文学部がなくなる」のはポジティブ・ネガティブの両面がある。
この本は、「全入時代」の大学の今を分かりやすい言葉で伝えてくれる。
「まずは大学業界も含め、「私が動かさなければ!」と思った人から力を合わせ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月30日
多くの大学が看板の掛け替えをしている状況中、文学部という看板は変えるべき?
哲学、美学、歴史、心理、文学、語学、さまざまな視点から人間を考える学問であることや、人文科学を学びたいという学生は減っていない(今後も減らない)と想定するなら、私は変えなくても良い(このままの形でいくことが新しい文学部の在...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。