文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

859円 (税込)

4pt

かつては、どの(総合)大学にもあった「文学部」の存在が薄れつつある。いっぽう、文学部の内・周辺・隣接には、次々と新学部・新学科が誕生している。「総合人間学」「国際教養情報学」「文化構想学」「コミュニケーション学」「人間学」など、耳慣れない名称の学部・学科がふえている。「文学部」では、学生が集まらないのか? 文学部卒業は就職に不利なのか? 大学はどのように受験生を集めるのか? 学生・父兄は、大学に何を求めているのか? そもそも大学の役割とは? さまざまなアプローチから、「文系」大学の現状と未来を伝える。

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文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年11月09日

    著者が内部に居たこともあり,かなり正確に現在の大学の問題点を捉えている.
    弱小私立大学(特に文系)教職員全員必読の書.
    ただ,聞く耳を持たない人には何も響かないのだろうけれど.
    そして,そういう人が多いのもまた大学.
    増えすぎた大学は淘汰されていくしかないのだろうな,残念なことではあるが.

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    Posted by ブクログ 2011年02月24日

    教育関係者は必読。著者は、早稲田塾総合研究所研究員。高校~大学教育と環境の過去・現在・未来について、知見を述べている。時代の流れによる構造的な変化踏まえて、大学のこの先を示唆している。

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    Posted by ブクログ 2012年01月14日

    大学をテーマにした本は多いが、非常に有益な本である。著者は、大学職員から予備校に転じた異色の経歴の持ち主で、学生を送る側と入れる側の両方の立場をよく知っている。この間に横たわるある種の(とりわけ生徒にとっての)不合理を熟知しており、またその不合理が生まれる理由についてもよく理解しているので、こうした...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年02月22日

    元大学職員の教育プロデューサーがまとめた「大学のいま」。
    入試制度の移り変わりや高校生と大学との出会いの場を作る取り組みなど、入試にフォーカスした形で大学の今を伝えている。

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    Posted by ブクログ 2011年02月12日

    大学の現状が書かれている。
    大学関係者もさることながら、高校の先生や保護者の方にも読んでいただきたい。
    「学力」とは何か、「財の独立なくして学の独立なし」というフレーズに特に共感を覚えた。

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    Posted by ブクログ 2015年07月26日

    一読して「息子に読ませたい」と思ったけれど、親が読ませたい本を子は読みたがらないものです。「これだけは読まない方がいい」と言って勧めてみようかと思います。
    なかでも、自分がこの会社『に』何ができるか、自分ならこの会社で何ができるかを考える人を、企業は採りたいのだ、という話がよかったです。
    自分『に』...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年11月26日

    大学全入時代到来と共に、学生集めに奔走する現代の大学。目を引くような珍しい学科名や、資格取得・就職を重視したカリキュラム…。

    “求める人材”やそのための入試システムをきちんて確立せずに広報活動の一貫としての形式だけのAO入試は、“勉強しない生徒”を増やす一方であるそうです。AO入試批判か多い中、明...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年08月05日

     大学の抱える問題、特に”全入時代”における入学試験の課題と、大学の存在意義の課題がコンパクトにまとまった本。

     タイトルはこんな感じになっていますが、この出版社に「○○がなくなる日シリーズ」というのがあるそうで、無理矢理付けた感じがあります。文学部のことは、あくまでも上記課題の一つとして取り上げ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年06月24日

    タイトルがあまり好きでなかったので手に取るのが遅くなった。
    それも読み終わって印象が変わった。
    「文学部がなくなる」のはポジティブ・ネガティブの両面がある。

    この本は、「全入時代」の大学の今を分かりやすい言葉で伝えてくれる。
    「まずは大学業界も含め、「私が動かさなければ!」と思った人から力を合わせ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年09月30日

    多くの大学が看板の掛け替えをしている状況中、文学部という看板は変えるべき?

    哲学、美学、歴史、心理、文学、語学、さまざまな視点から人間を考える学問であることや、人文科学を学びたいという学生は減っていない(今後も減らない)と想定するなら、私は変えなくても良い(このままの形でいくことが新しい文学部の在...続きを読む

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