倉部史記のレビュー一覧

  • 文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

    Posted by ブクログ

    大学全入時代到来と共に、学生集めに奔走する現代の大学。目を引くような珍しい学科名や、資格取得・就職を重視したカリキュラム…。

    “求める人材”やそのための入試システムをきちんて確立せずに広報活動の一貫としての形式だけのAO入試は、“勉強しない生徒”を増やす一方であるそうです。AO入試批判か多い中、明確な学生像を掲げるSFCはAO入試の学生の方が優秀なのだそう。それはSFCでは単に試験をクリアすることが優秀と言うわけではないからであり、それを入試や教育に反映させているからだそうです。

    大学側はPR活動を行う前にビジョンを固めること、学生側は自分がやりたいことをしっかりと考えること、それがまず第

    0
    2011年11月26日
  • 文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    多くの大学が看板の掛け替えをしている状況中、文学部という看板は変えるべき?

    哲学、美学、歴史、心理、文学、語学、さまざまな視点から人間を考える学問であることや、人文科学を学びたいという学生は減っていない(今後も減らない)と想定するなら、私は変えなくても良い(このままの形でいくことが新しい文学部の在り方)と感じた。

    筆者がいう、シニア層についても、文学部という特性上、取り組んでいかないといけないことなんでしょう。

    0
    2011年09月30日
  • 文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

    Posted by ブクログ

     大学の抱える問題、特に”全入時代”における入学試験の課題と、大学の存在意義の課題がコンパクトにまとまった本。

     タイトルはこんな感じになっていますが、この出版社に「○○がなくなる日シリーズ」というのがあるそうで、無理矢理付けた感じがあります。文学部のことは、あくまでも上記課題の一つとして取り上げられています。

    一般的にはあまり馴染みの無い、大学の抱える課題について、読みやすく書かれていると思います。

    0
    2011年08月05日
  • 文学部がなくなる日 誰も書かなかった大学の「いま」

    Posted by ブクログ

    タイトルがあまり好きでなかったので手に取るのが遅くなった。
    それも読み終わって印象が変わった。
    「文学部がなくなる」のはポジティブ・ネガティブの両面がある。

    この本は、「全入時代」の大学の今を分かりやすい言葉で伝えてくれる。
    「まずは大学業界も含め、「私が動かさなければ!」と思った人から力を合わせて、教育を少しずつ変えていければと思うのです」(p188)に共感した。

    0
    2011年06月24日