樋野興夫のレビュー一覧

  • 明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい

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    読みやすい文章ですが、とても大切なことが書かれています
    『がん哲学外来』で暇げな風貌で偉大なるお節介をしている方が、この本の筆者です

    『明日この世を去るとしても、今日の花に水をやる』
    がんになると内面に向かって閉じてしまう人が多い
    病気になっても、病人ではない
    自分以外のもの、うちから外に関心を向けることの大切さ

    私も、疲れて毎日楽しいことを見つけられなくなってる女性の居場所を作りたいと思っています
    特に小さい子供がいるお母さんたちが、お母さん時間を一回置いて、自分時間で自分を大切にできる、そんなホッとできる場所作りたいです

    この本はずっとそばに置いておきたい本です

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    2024年05月20日
  • いい覚悟で生きる がん哲学外来から広がる言葉の処方箋

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    がん哲学外来をはじめられた樋野興夫先生から、がん患者に贈る「言葉の処方箋」が詰まった本です。病気になったとしても、自分にはどんな役割が与えられているのか、ありのままの自分として生きるための使命感を見つけ、いい覚悟をもって生きるためのヒントとなる言葉が詰まっています。
    私も悩める時期に読みました。「全部人に譲るくらい大胆に」「後世へ遺すべき物は...勇ましい高尚なる生涯」といった言葉に惹かれました。がん患者だけでなく、悩みを抱えたすべての人におすすめです。

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    2018年01月26日
  • がん哲学外来へようこそ

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    がん患者の相談所というから、治療法などについての相談かと思ったら、ごく普通の悩みばかりだった。がん患者も普通の人間だからだ。だから、苦しい時(例えば、がんになった時)こそ自分の役割を考える、そうすると品性が鍛えられる、という話は身に染みた。

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    2016年08月16日
  • がん哲学外来へようこそ

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    2025/09/03
    自分の心配は1日1時間だけにする
    病気ではあるが病人ではない
    そのとおり、でもいざその時に実行できるか自信はない

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    2025年09月10日
  • 明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい

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    以下、印象に残った内容(※表現は本書と一部異なります)

    ①とにかく外に目を向けなさい、他人に関心を持ちなさい。

    ②身近な人の良いところだけを3分間語れるか。
    →「でも(but)」を使ってしまうのは、「洞察力」がないと思われるのを気にしている。

    ③人生の役割、使命を見つけ出しなさい。

    ④ 人と関わることで自己を知り、孤独の中でそれを考え抜く。

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    2025年01月12日
  • 明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい

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    がん哲学外来 言葉の処方箋
    良い言葉だなーと、付箋を貼りながら読む。

    P77 何事も「良い」をつけると世界が広がる。ユーモアを交えた表現(良い不良息子と悪い不良息子)に確かに良いをつけると悪いも良いになる。見方が変わり面白い。

    P86 「みなが獲得できないものは本当にいいものではありません。」この言葉には一瞬?と、思いました何度か読み返して凄く良い言葉だと気づく
    本当にいいものはタダなのである。

    先に不安を感じる方々に優しく伝える言葉の処方箋。P59 いままでどんな生き方をしてきたかはどうでもいい。
    そうですね!過去は過去!今から明日に向けて(疲れない程度)全力で生きる!

    ゆったり

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    2024年07月22日
  • 明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい

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    「たった2時間の命にも役割がある」「いい人生だったか、悪い人生だったかは、最後の5年間で決まる」「大切なものはゴミ箱にある」「病気になっても病人ではない」――どんなに辛い境遇でも、困った時でも「よい言葉」を持つことでいまよりずっと楽に生きられる。3千人以上のがん患者、家族に生きる希望を与えた「がん哲学外来」創始者の言葉の処方箋。




    言葉って大切だって常々思っているけど この本を読んでさらに深くそう思うようになった
    もう、両親は居ないから 旦那さんと仲良く過ごしていきたいと心に留めているけど 腹立つと怒っちゃうんだよね
    子供達が自活して2人になってからは 喧嘩(私がほぼ怒ってる…)もずいぶ

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    2024年07月09日
  • もしも突然、がんを告知されたとしたら。

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    がんと向き合う患者さんたちの心に抱える苦しみや悩み…

    理解ある医師の心のサポートにより 少しずつ明るさを取り戻していく様子が描かれている。

    それらの苦悩や対話を通じて
    多くの教訓や、希望を得ることができる作品。

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    2023年08月30日
  • がん哲学外来へようこそ

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    優しいけどしっかりした読みやすい文章だった。
    病気になって病院に行った時にたくさん待たされて、5分で診察終了。よくあることだけど、もっとしっかり話を聞いてほしい時ってある。特に癌なんて大きな病気だから、疑問も苦しさもいっぱいあると思う。その事を聞くのか「がん哲学外来」だよ、と書いてあった。
    セカンドオピニオンの使い方や標準医療とはどういうことか、少し理解できた。

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    2023年06月11日
  • 大切な人ががんになったとき…生きる力を引き出す寄り添い方

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    ネタバレ

    ・患者は物分かりが良くなくて当然
    ・歯を食いしばって悲壮感を出さない、ドンと構える
    ・「私のために時間を犠牲にしてくれている」と感じられる
    ・いい顔つきでいたら雰囲気が変わる
    ・執着がないというのは、今のことを一生懸命にやるだけ
    ・クオリティ、オブ、デス(COD)
    ・「どんなことがあっても見捨てることはない」と伝わることが大切

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    2022年02月15日
  • 「今日」という日の花を摘む

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     人は生まれた時から死に向かっている。人はいつかは、この世界とはさよならをする。その日まで「いかに生きるか」、その助けとなることが書かれている。

     特に感じたのは、「自分のことより、誰かのために生きよう」という筆者の思い。それを表す南アフリカのエピソードには感動したし、「与える」とはこのくらの覚悟が必要なのだとも感じた。
     ただ、「誰かのために生きる」その前提には「自分の生をしっかり生きていること」だと思う。


     「最後の5年間の生き方」として、一つの詩が掲載されていた。「これが最後の5年間」なんて、誰にも分からない。ただ、こういう心構えで生きるのは大切だと思う。

     これまでの人生は
     

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    2019年07月21日
  • がん哲学外来へようこそ

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    私は、あまり深刻に悩んでいない気がしていたんです。悩まなきゃいけないわけじゃないけど、がんとちゃんと向き合えてるのか?という悩みへの悩みというか。笑
    この本を読んで、医師を信じて治療に取り組むという自分の考え方は間違ってなかったんだ!ということと、私は周囲にとても恵まれているんだな!ということがよくわかりました。
    いま読んでも充分出会えてよかったと思えるけれど、欲を言うと告知されたときに読みたかったかもしれない!

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    2017年07月02日
  • がん哲学外来へようこそ

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    「ことばの処方箋」とあるように、がんに直面した時に、患者本人はもとより、周囲に人々に投げかけられる、珠玉の言葉と考え方が示されている。

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    2016年03月11日
  • いい覚悟で生きる がん哲学外来から広がる言葉の処方箋

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    10年前に書かれた「がん哲学」には理念先行という印象しかなかったが、この本には患者・家族と向き合う中で磨かれてきた思想・言葉が散りばめられている感じがした。がん患者から教わることは、少なくない。

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    2014年11月04日
  • いい人生は、最期の5年で決まる

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    人生病気だろうが健常者だろうが今を生きるしかない。その今を前向きに生きるためのマインドを教えてくれている。


    自分が印象に残った部分について
    著者が影響を受けた内村鑑三や新渡戸稲造の事について多く触れられている。本の中に「若いうちは個性がないと悩み探そうとするが、まずは真似ることから始めればいい」とある。確かに歴史的人物も誰かに強く影響を受けて行動を起こしているためすごく納得できた。

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    2025年05月30日
  • 病気は人生の夏休み がん患者を勇気づける80の言葉

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    以前ロングバケーションというドラマもあったね。
    人生には休む期間も必要ということかな。

    歳とともに周りにがん患者が増えてきた。
    どうやって病気と病気の人と付き合っていけばよいのか。
    向き合うよりも支えるよりも「寄り添う」事が大切ということ。
    とても参考になった。

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    2023年02月23日
  • いい人生は、最期の5年で決まる

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    「がん哲学外来」の先生が多く本を執筆されている中の1つ。先生はキリシタンなので、キリスト教に基づく考え方が多かった。がんも単なる個性で、共存して生きようという言葉に元気をもらえた。
    桶野先生の著書は是非ご家族の方に読んでもらいたい。

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    2020年10月23日
  • 「今日」という日の花を摘む

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    ネタバレ

    有名大学病院の病理医として勤務後、がん哲学外来というものを開設した著者による人生指南書。がん患者のみならず、その家族や周囲の人々へ向けて、「こんな風に考えてみてはいかがでしょうか?」という優しい提案がいくつも書かれています。

    ありがたいことに私自身健康で身内にもがん患者がいないので、健常者としてではなく当事者として読まれるべき内容かな、と思います。がんのステージや、置かれている人的環境等により個別性が実に様々だと思うので、がんになって家族との関係に悩んだり、家族ががんになってしまった人向けの内容だと思います。

    第六章に、五組の夫婦の体験談が書かれており、どれも心打たれる内容でしたが、家族が

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    2020年03月09日
  • がん哲学外来へようこそ

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    病気になったとき、がんなどは人生の大地震に遭ったようなものですが、そのときによろず相談てきな場所があることが重要なのだと感じられました。がん哲学外来の相談内容は、患者会に行けなくなったとか、治療方針に決断がつかずに方々に相談をしているとか、親と子の関係だとか、がんになることで、がん以外の様々なことが問題(がんの治療には直接関係ないようなこと)が大きくなってくるのだと思いました。

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    2017年02月10日