樋野興夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みやすい文章ですが、とても大切なことが書かれています
『がん哲学外来』で暇げな風貌で偉大なるお節介をしている方が、この本の筆者です
『明日この世を去るとしても、今日の花に水をやる』
がんになると内面に向かって閉じてしまう人が多い
病気になっても、病人ではない
自分以外のもの、うちから外に関心を向けることの大切さ
私も、疲れて毎日楽しいことを見つけられなくなってる女性の居場所を作りたいと思っています
特に小さい子供がいるお母さんたちが、お母さん時間を一回置いて、自分時間で自分を大切にできる、そんなホッとできる場所作りたいです
この本はずっとそばに置いておきたい本です
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Posted by ブクログ
がん哲学外来 言葉の処方箋
良い言葉だなーと、付箋を貼りながら読む。
P77 何事も「良い」をつけると世界が広がる。ユーモアを交えた表現(良い不良息子と悪い不良息子)に確かに良いをつけると悪いも良いになる。見方が変わり面白い。
P86 「みなが獲得できないものは本当にいいものではありません。」この言葉には一瞬?と、思いました何度か読み返して凄く良い言葉だと気づく
本当にいいものはタダなのである。
先に不安を感じる方々に優しく伝える言葉の処方箋。P59 いままでどんな生き方をしてきたかはどうでもいい。
そうですね!過去は過去!今から明日に向けて(疲れない程度)全力で生きる!
ゆったり -
Posted by ブクログ
「たった2時間の命にも役割がある」「いい人生だったか、悪い人生だったかは、最後の5年間で決まる」「大切なものはゴミ箱にある」「病気になっても病人ではない」――どんなに辛い境遇でも、困った時でも「よい言葉」を持つことでいまよりずっと楽に生きられる。3千人以上のがん患者、家族に生きる希望を与えた「がん哲学外来」創始者の言葉の処方箋。
言葉って大切だって常々思っているけど この本を読んでさらに深くそう思うようになった
もう、両親は居ないから 旦那さんと仲良く過ごしていきたいと心に留めているけど 腹立つと怒っちゃうんだよね
子供達が自活して2人になってからは 喧嘩(私がほぼ怒ってる…)もずいぶ -
Posted by ブクログ
人は生まれた時から死に向かっている。人はいつかは、この世界とはさよならをする。その日まで「いかに生きるか」、その助けとなることが書かれている。
特に感じたのは、「自分のことより、誰かのために生きよう」という筆者の思い。それを表す南アフリカのエピソードには感動したし、「与える」とはこのくらの覚悟が必要なのだとも感じた。
ただ、「誰かのために生きる」その前提には「自分の生をしっかり生きていること」だと思う。
「最後の5年間の生き方」として、一つの詩が掲載されていた。「これが最後の5年間」なんて、誰にも分からない。ただ、こういう心構えで生きるのは大切だと思う。
これまでの人生は
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Posted by ブクログ
ネタバレ有名大学病院の病理医として勤務後、がん哲学外来というものを開設した著者による人生指南書。がん患者のみならず、その家族や周囲の人々へ向けて、「こんな風に考えてみてはいかがでしょうか?」という優しい提案がいくつも書かれています。
ありがたいことに私自身健康で身内にもがん患者がいないので、健常者としてではなく当事者として読まれるべき内容かな、と思います。がんのステージや、置かれている人的環境等により個別性が実に様々だと思うので、がんになって家族との関係に悩んだり、家族ががんになってしまった人向けの内容だと思います。
第六章に、五組の夫婦の体験談が書かれており、どれも心打たれる内容でしたが、家族が