実業之日本社のレビュー一覧

  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    約100年前に刊行された『修養』『自警』から、東日本大震災後に逆境に立ち向かう全ての人に向けて2011年に編集されていますが、現代でもその内容は少しも色褪せる事なく、多くの気づきを与えてくれます。

    逆境は全ての人にある。得意の絶頂にある人にも大統領の地位にある人にも、必ず自分の思い通りにならないことがある。この自分の思い通りにならない事には二種類ある。つまり、天の授けるものと自分が作り出すものである。
    前者は運命と称され、後者は自業自得と言われる。二種類の禍いのうち人生でどちらが多いかといえば、自ら作り出すものの方がはるかに多い。ただ人は普通、なぜ逆境に陥ったかを良く考えないから、天を怨んだ

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    2023年06月18日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    逆境を越えてゆく者へ
    爪先立ちで明日を考える
    著:新渡戸 稲造
    編:実業之日本社
    出版社:実業之日本社

    「牛の歩みのように遅くてもいいから、一歩一歩と進み続ければやがて必ず千里の遠きに達することができる」 本書は、東日本大震災によせて復刊されたことを知る。平易で、わかりやすく、100年前に書かれたことに驚きを禁じ得ない。

    目次

    発刊に寄せて 東京女子大学学長 眞田雅子

    第1章 逆境を越えてゆく者へ

     第1節 そもそも逆境とは何か
     第2節 逆境にある者が陥りやすい危険
     第3節 どのように逆境に立ち向かってゆくか
     第4節 逆境の善用で精神を鍛える

    第2章 人生の危機は順境で起こる

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    2021年05月02日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    逆境のときは、天が自分の力をためす機会を与えてくれたものだと思って楽しみ、順境のときは決して驕らず、逆境に在ったときを思い出す。そのような認識はあるが、油断しているといつでもその逆で、逆境を恨み、順境で慢心している懲りない自分がいる。自己啓発の名著を読むと、いつも甘えた精神に喝を入れられた気持ちになるが、この気持ちを忘れぬようにせねばと思う。

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    2018年11月04日
  • 運命を拓きゆく者へ 理想を携え、道は一歩ずつ

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    心配の しだめ と
    飯の 食いだめ は 約に 立たない

    勝つ を 知って
    負ける を 知らぬ は
    戦 を 知らぬ

    1オンス の 予防薬 は
    1ポンド の 服用薬 に 値する

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    2014年04月29日
  • ギャー!怪談&都市伝説DX

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    ・マンガと字で、わかりやすいし、怖さUP!日本以外の怖い話が読めます。心霊写真と説明つきです。楽しい霊感度テストもあります。
    ・写っちゃったでうすいかげがうつっている。

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    2013年03月08日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    ネタバレ

     およそ100年前に生きた人の言葉であるにも関わらず、全ての言葉は今の時代のためにあるような新鮮さを感じます。ページをめくるたびに、多くの言葉が僕の心にグサグサと刺さりました。いつの時代も生き方の原則は変わらないんでしょう。

     境遇の善用
     継続
     常に志を忘れない
     今日命があるように明日も命がある
     傲慢にならない

    これらを特に意識したいと思いました。
    今回、同時に「修養」と「自警録」買ったので、時間を見つけて読んでいきたいと思います。

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    2012年09月02日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    100年前に書かれた新渡戸稲造先生の「修養」、「自警」。
    困難や苦しみがあっても、心の持ち方によって乗り越えてゆく方法が書かれてあります。新渡戸稲造先生の本を読むといつも元気と勇気をいただきます。

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    2012年03月10日
  • 運命を拓きゆく者へ 理想を携え、道は一歩ずつ

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    ■マインド
    1.意志を鍛える上で心得るべき3つ。無私無欲であること。広くおおらかな度量を持つこと。大概のことをは我慢して、時間をかけて意志を貫くこと。
    2.自己の発展とは、自己の内部の善性を高め、悪性を矯正することだ。断じて自己の勢力を拡大したり、財産を増やしたりすることではなかろう。
    3.心配のしだめと飯の食いだめは役に立たない。
    4.脳は沈黙でなければ思想を生まない。

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    2012年02月14日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    新渡戸稲造の名著『修養』『自警』から、苦難の時をいかに生きるか、困難をいかに克服するか、に焦点を絞り再編集。原著はおよそ100年前のものだが色褪せない。

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    2011年09月15日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    震災後に編まれた本ですが、コロナ禍の今、特に役に立つと感じた金言が多くありました。

    意外だったのは、新渡戸先生の時代は、貯金することや健康を省みることが、軽んじられていたようで、これらの大切さについても切々と説いておられます。

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    2021年08月19日
  • 武士道と修養 折れぬ心を欲する者へ

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    武士道と修養 新渡戸稲造 実業之日本社
    折れぬ心を欲する者へ

    稲造さんとこの武士道が英文に寄って生まれた経緯から
    日本を含む多くの国で翻訳された時代背景なども
    写真入りで紹介されています

    この本は新渡戸稲造による武士道と修養の二冊の本を
    克己(こっき=自分の欲望や邪念にうちかつこと)を
    切り口にして紐解いたものだ

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    2019年12月15日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    第4章 四つの力を貯蓄する
    金銭の貯蓄、体力の貯蓄、知識の貯蓄、徳の貯蓄。
    非常にためになりました。
    特に体力の貯蓄は、今まさに体力が落ちて気が滅入っていたところなので、なるほどと思いました。
    徳の貯蓄、実践したいと思います。

    第5章 臆病を克服する工夫
    弱点の自覚から起きる気弱 。
    自分の最善を尽くせば無作法も許される 。
    正を守って恐れることなかれ。
    自分の弱さに嫌になっていたので、弱さを乗り越えるヒントになりました。

    柔らかく、そして力強い、そんな印象の本です。

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    2019年02月10日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    ネタバレ

    武士道等を著した明治の人、新渡戸稲造の語録集。
    意外にも新渡戸稲造はキリスト教を信仰していていた。

    しかし持っている人格は何とも明治の人格者らしい。
    本書は逆境に陥った人を温かく励まし、順境の人を戒めるような内容で、苦しいなと思ったときに紐解くと良いかなと思った。

    いいなと思ったこと

    逆境に陥ったときはヤケになるのではなく、さてこの先は。。とつま先立ちで先を見てみる。

    決心を継続させるにはここだなという感覚を大切にする。

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    2014年09月24日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    「人の幸不幸は、その人の心の内にある」境遇の順逆は、心がけ一つでいかようにでもなる。逆境にあっても心がけ一つで一条の光明が発見出来る。その通り!!

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    2013年04月26日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    新渡戸稲造の作品から抽出された評論集のようなもの。

    徹頭徹尾、自分が物事に対してどう向き合うか、という姿勢に貫かれている。

    そういえば銀座教会に新渡戸稲造直筆の額が飾られていたのを思い出した。
    "Be just and fear not"(静を守って恐れることなかれ)

    逆境にあるのは神が自分を見捨てていない証拠である、
    というのは逆説的だが卓見だと思う。

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    2013年03月07日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    ■逆境
    1.自分の思い通りにならい時(逆境)には、天から授かった「運命」と、自分自身に原因がある「自業自得」の2種類がある。
    2.逆境に陥った時、これを避けたり防いだりするこは悪い事ではない。だが、僕はむしろこれを善用することを勧める。つまり、逆境そのものを、精神の修養に役立てるのである。

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    2011年09月15日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    ネタバレ

    新渡戸氏の「自警」「修養」の記載を纏めたもの。私心を持たず、大局的な視点を持てというのが彼の一番伝えたかったことであろう。これ程までの大局観を持てるかは疑問だが、目指すことは自分にも出来るはず。

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    2011年08月28日
  • Yahoo! JAPAN全仕事

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    見開き2ページずつ、仕事内容の概要やモチベーションが語られる。
    大きな会社にいる人を掴みたい場合に有用そう。
    途中までしか読んでいないが参考にできる曲面があるはず。

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    2018年09月30日
  • 武士道と修養 折れぬ心を欲する者へ

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    ネタバレ

    日本古来の武士道の精神は日本人の心の奥底に生きているだそうだ。 本当だろうか、こんなへなちょこであっても強弱な精神力の精神を持った武士道が生きているのだろうか? さむらいが日本から居なくなって久しいが気骨のある日本人がまだこの日本に生息しているのだろうか? この本を読んでいるとある面では時代のギャップを感じるが、ある面では現代でも通用するものが多数存在する。

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    2012年12月20日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

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    ■全体として何に関する本か
     本書は新渡戸稲造氏が、1908年から1912年までの間、雑誌「実業之日本」の中で、働く青年向けに連載していたものを纏めて本にしたものである。本書が現代語訳され再度出版されることになったのは、東日本大震災という危機を多くの若者達に乗り越えて欲しいという願いによるものである。熱心な教育者として知られ、当時の国際連盟の事務局長まで務めた新渡戸稲造氏が、どういう考えの持ち主だったのかを知るのに適した一冊である。


    ■何がどのように詳しく述べられているか
     本書は「人が逆境に立たされたとき、どのようにして乗り越えてゆくべきか」について書かれており、大きく分けて「①キリスト

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    2011年09月24日