モーパッサンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
モーパッサン傑作選の三冊目であーる
うん、ほんとに傑作ぞろいでしかもめちゃくちゃバラエティ
光文社仕事できすぎやしないか?
いや違うな訳者であり選者でもある太田浩一さんか偉いんだな
訳文もめちゃくちゃに読みやすいし
あ、でもやっぱりそんな太田浩一さんを選んだ光文社が凄いんだな
と言うわけで光文社の手先としての仕事を存分に果たしたところで、モーパッサンであーる
あのヒゲのおっさんであーる
ほんとにねどの短編も面白かったのよ
んでやっぱりモーパッサン頭おかしいわと思ったね
で、モーパッサンはほんとに精神疾患を患い自殺未遂とかもしてるんで、軽々しく扱えないんだけども
やっぱりなんていうかこうい -
Posted by ブクログ
・翻訳がすばらしい。とても読みやすい&わかりやすい。
・「オリーヴ園」がとくによかった。
・ハイライト:
いまだって、わたしの横でやきもちをやいていらっしゃるのではありませんか。それはわたしを自分のものにしたいからではなく――そうならば、こちらも拒んだりはしなかった――わたしをぶざまな姿にしたいからなのです。
まあ、この劇場を見てみたまえ。ここには、われわれが創りだした人間世界がある。永遠の運命をつかさどる神が知りもせず、予想もしなかったものだ。われわれの精神だけが理解しうる世界だ。この、しゃれた、官能的で知的な娯楽は、不満と不安をもつ小動物である人間だけのために、人間だけによって発明され -
Posted by ブクログ
コツコツ光文社古典新訳文庫シリーズでござい
今回はモーパッサンの中・短編集
あー、レビューを書き始めるまではフランス文学などにはこの先も縁がないであろう輩たちのために、一番長い中編の『遺産』のあらすじやらなにやら書こうと思っていたのだが、いざ書き始めたらやはりめんどくさいのでやめる、笑う
なんていうかね、人間の愚かしさみたいなんが内包されていたような気がしないでもない
そして、当時のパリで流行ってたんかい!ってくらいハッキリとした結末を書かずに終わる作品が多い
どっちにも取れる
後はお任せしますスタイル
この後主人公は幸せになったのかそれとも不幸せになったのか?おい、筋肉どっちなんだい? -
Posted by ブクログ
モーパッサンによる、約150年前の短編、中編小説集。どれもとても興味深く読めたが、特に「遺産」と「パラン氏」がよかった。遺産は、夫婦と、それを取り巻く人間たちがめまくるしく変わっていくところに楽しさを感じ、落とし所がとても気になって一気に読んでしまう。一方、パラン氏の方は大きな変化はないがやはり結末がとても気になる展開。主人公の丁寧な心理描写によりより主観的に読めるからかもしれない。短編だが「難破船」も心惹かれる。手紙を受け取るところからの始まり方もいいですね。
古い小説に共通するが、本書もその時代をあじわうことが出来て良い読書時間を過ごせました。