安岡正篤のレビュー一覧
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▼ 100文字感想 ▼
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五計とは「生計」「身計」「家計」「老計」「死計」。いかに
生き、いかに死すべきか。病気にならないように、毎日
の生活に気をつけて、家庭も大事にしましょという指針。
西洋、東洋問わない先人の言葉が、名言集の味わい。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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論語について解説しているが、全ての一字一句についてを取り上げているのではなく、主要な考え方や孔子の弟子達について著者が講釈したものをまとめたもの。時代としてはオイルショック、ソ連の時代のものなので結構前のものではある。解説とはいえ、著者は論語を理論解釈で終わらせることを良しとせず、自分の行いや思考と照らし合わせ、実際の行動のために腹落ちさせるために読むべしとしている。また、この時代は論語ブームらしく、経営者や士業の人たちにもこぞって読まれていたらしいが、それ故漢文からの解釈が安易になされているものもあり、それらについても著者は、儒教という教えや孔子という人柄から俯瞰し、誤りを指摘することもして
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ネタバレ2020年6月14日記述
運命を創る 新装版 人間学講座
安岡正篤(やすおかまさひろ)氏による著作。
2015年4月4日第1刷発行。
この作品は1985年12月に発行されたものを新装版化しました。
著者の安岡正篤氏は
1898年(明治31年)、大阪市生まれ。
大阪府立四條畷中学、第一高等学校を経て
1922年(大正11年)東京帝国大学法学部政治学科卒業。
東洋政治哲学・人物学を専攻。
同年秋に東洋思想研究所、1927年(昭和2年)に(財)金鶏学院、
1931年(昭和6年)に日本農士学校を設立。
東洋思想の研究と人物の育成に従事。
戦後、1949年(昭和24年)に師友会を設立。
広く国民各層 -
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解説は「まあ…」という感じで、ほぼ流し読み。
ただ選ばれている文言は良く、参考になった。
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四耐というが、一番難しいのは閑に耐えること。
世の中には長所が短所の人間があり、短所が長所の人間もある、この短所が長所の人間程偉大なる人物。
人間の精神というものは、それが低い場合には何かに衝突する。
(→即ち、意識レベルを上位概念へと高めると、対立は不思議と解決する。これ、小倉広氏のコンセンサス・ビルディングそのものだと思う。)
人間の顔は、自分の生理・心理のすべての報告書。
人に嫌 -
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裏の政治家 安岡正篤(やすおか まさひろ)氏による人間形成を説いた本。仏教や論語などの古文、孟子や老子などの古人を引用し、平素から心がけるべきことを述べている。なるほどと感じた事もあるし、あまり響かない言葉もあった。印象的な箇所を記す。
「外国人と付き合うとよくわかりますが、外国の知識階級は非常にクラッシックというもの、古典というものを大切にいたします。この古典的教養というものがあって、初めて新思想も新文明もあるのであります」
「大切なことは読書をすること、良い書を読むことであります。読書も、つまらない時間つぶし、気晴らしというような読書では駄目、我々の人間味というもの、我々の内面生活とい -
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本書の目的は、題名どおりオブジェクト指向設計方法の解説することである。オブジェクト指向設計と一口に言っても、1)アーキテクチャを決定する2)オブジェクトを見つけ出す3)オブジェクトの責務を定義をする4)オブジェクト間の関係を見積もる5)オブジェクト指向言語でコードを書く(設計にはコーディングを含めないこともある)6)1~5(もしくは1~4)を何度も繰り返し設計のレベルを上げるというようなことを実践しなければならない。つまり、オブジェクト指向設計を語るとは、上記ステップの詳細を語ることである。 本書の偉いところは、これをまともに行っていることである。だから、厚いし、退屈極まりない。しかも、ソフト
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十八史略とは、原初中国から宋までの十八の政権の歴史である。本書は、その十八史略をもとにした歴史上の人物の紹介と、その他の人物の対比である。大人物は天井の高い家に育つというが、正にその通り。大陸に育つと、こうもダイナミックな人物が育つのかと感嘆また感嘆。曹操、劉備、諸葛亮はもとより、日本でほとんど聞いたことがないような人物まで個性と能力に富み、悪党はどこまでも悪党、女傑はどこまでも残忍。やはり中国はダイナミックレンジが大きい。 自分をこれから大きく育てたい人にお勧めする。なお、順序だった十八史略が読みたい人には、陳瞬臣の十八史略をお勧めする。 「言必行、行必果」という言葉が気に入ったので、明記し
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読書家としては古典も、、、と書いていて少し気になった。読書家?読書家とは?ググってみると、色々出てきたが、Webのタイトルと数行見ただけで不毛だなと思い止める。
まあ読書家でいいや。「読書家としては古典も読むべし」と思い、定期的に読むように心掛けている。
今月は、誰か起業家オススメの「論語の活学」古典の読み方則ち「どんな言葉でも受け入れよ、書いてある言葉がおかしいと思っても、それは古典がおかしいのではなく読み手がそこに至っていないだけなのだ」に則り読む。
読んでいくと、どこかで読んだようなフレーズがいくつか出てくる。おお私も、少し論語に慣れてきたかと思ったが、後々調べてみるとこの本読んだこ -
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ネタバレ【縁尋の機妙(えんじんのきみょう)】p43
人間の縁の広がりによる働きの不可思議なことは到底浅はかな智慧では計り知るべからざるものということ。
【真の正学に鍛えられた人材の出現こそ急務】p52
真に活きた正学によって鍛えられた人材が出なければ、やがて日本に恐るべき混乱と暗黒の時代がやってくることを覚悟しなければなりません。然し時局がそういう風になって参りますと、時代・人心というものは自ずから霊妙なものがありまして、人々は意識しないけれども、何か真剣で真実なものをもとめるようになる。これが良知というもので、人間である以上誰もが本具するところであります。
致良知とは、その良知を発揮することであり