安岡正篤のレビュー一覧

  • [新装版]運命を創る―人間学講話
    安岡正篤が生前に書いた文章や企業の入社式などで話した内容をまとめた書。漢学専門ではあるが、欧州や西洋社会への造詣も深そうに見える。ご本人も専門家が自分の専門に閉じこもってはダメで、色々な分野の人と混じり合って大いに刺激を受けるべき、若くして朽ちてはダメというのは非常に共感を覚えた。漢学や中国の昔の書...続きを読む
  • 現代活学講話選集7 王陽明 知識偏重を拒絶した人生と学問
    陽明学についてではなく、王陽明の生涯を物語的に書いてある。
    致良知:もともとある力を発揮する、より良くを実現する。
    知行合一:分けない。主観と外部が同時連動している。
  • [新装版]運命を創る―人間学講話
    2020年6月14日記述

    運命を創る 新装版 人間学講座
    安岡正篤(やすおかまさひろ)氏による著作。
    2015年4月4日第1刷発行。
    この作品は1985年12月に発行されたものを新装版化しました。

    著者の安岡正篤氏は
    1898年(明治31年)、大阪市生まれ。
    大阪府立四條畷中学、第一高等学校を経...続きを読む
  • 人生と陽明学
    前置きや例え話が多くて、正直すんなり話が入ってこなかった。

    ただ、あまり強欲にならずに、自分らしく働いて、生活し続けることが、最終的に幸せな人生を送れるんだなと思った。
  • [新装版]論語の活学―人間学講話
    論語を学ぶというより、論語の読み方を学べる1冊。安岡先生の論語の読み方は非常に深く、自分はまだまだ勉強不足を実感するとともに、論語の味わい深さを感じた。
  • 安岡正篤 こころを磨く言葉
    解説は「まあ…」という感じで、ほぼ流し読み。
    ただ選ばれている文言は良く、参考になった。

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    四耐というが、一番難しいのは閑に耐えること。

    世の中には長所が短所の人間があり、短所が長所の人...続きを読む
  • 現代活学講話選集4 人生の五計 困難な時代を生き抜く「しるべ」
    「論理ではなく情理、真理、道理」、「7、8時間寝る必要はない、大体は夢を見ている」、「黎明即起し、醒後 霑恋する勿れ」、「朝に墨を擦る」、「佳い人、佳い書、佳い山水」、「益者三友、損者三友。」、「政治、改革は青年と老年をうまく配剤、合わせる。」、「教師憲章」、「一灯一隅を照らす」、「男は齢四十になれ...続きを読む
  • [新装版]活眼 活学
    裏の政治家 安岡正篤(やすおか まさひろ)氏による人間形成を説いた本。仏教や論語などの古文、孟子や老子などの古人を引用し、平素から心がけるべきことを述べている。なるほどと感じた事もあるし、あまり響かない言葉もあった。印象的な箇所を記す。
    「外国人と付き合うとよくわかりますが、外国の知識階級は非常に...続きを読む
  • 現代活学講話選集3 孟子 不安と混迷の時代だからこそ
    本書の目的は、題名どおりオブジェクト指向設計方法の解説することである。オブジェクト指向設計と一口に言っても、1)アーキテクチャを決定する2)オブジェクトを見つけ出す3)オブジェクトの責務を定義をする4)オブジェクト間の関係を見積もる5)オブジェクト指向言語でコードを書く(設計にはコーディングを含めな...続きを読む
  • 現代活学講話選集2 十八史略(下) 激動に生きる 強さの活学
    十八史略とは、原初中国から宋までの十八の政権の歴史である。本書は、その十八史略をもとにした歴史上の人物の紹介と、その他の人物の対比である。大人物は天井の高い家に育つというが、正にその通り。大陸に育つと、こうもダイナミックな人物が育つのかと感嘆また感嘆。曹操、劉備、諸葛亮はもとより、日本でほとんど聞い...続きを読む
  • [新装版]論語の活学―人間学講話
    読書家としては古典も、、、と書いていて少し気になった。読書家?読書家とは?ググってみると、色々出てきたが、Webのタイトルと数行見ただけで不毛だなと思い止める。
    まあ読書家でいいや。「読書家としては古典も読むべし」と思い、定期的に読むように心掛けている。

    今月は、誰か起業家オススメの「論語の活学」...続きを読む
  • 現代活学講話選集5 酔古堂剣掃 「人間至宝の生き方」への箴言集
    安岡先生による「酔古堂剣掃」の解説集。やはり古典に勝る自己啓発書はない。前半の「風雅の至極」や「人間と花鳥風月」あたりはちょっと「長く」感じられたが、後半の「大丈夫の処する道」、「智者の達観」は一気に読み上げた。安岡先生の座右の銘とされる六然について、「勝海舟がよく揮毫した言葉です(p177)」とし...続きを読む
  • 人生と陽明学
    【縁尋の機妙(えんじんのきみょう)】p43
    人間の縁の広がりによる働きの不可思議なことは到底浅はかな智慧では計り知るべからざるものということ。

    【真の正学に鍛えられた人材の出現こそ急務】p52
    真に活きた正学によって鍛えられた人材が出なければ、やがて日本に恐るべき混乱と暗黒の時代がやってくることを...続きを読む
  • [新装版]活眼 活学
    20130808 良い言葉なのだとおもうが追いつかない。理解するためには一つづつわかるところから考えよう。
  • 現代活学講話選集1 十八史略(上) 激動に生きる 強さの活学
    「十八史略(上)」3

    著者 安岡正篤
    出版 PHP文庫

    p135より引用
    “はかないものだというよりは、むしろ危いものだということを
    体験的・本能的によく知っておる。”

     東洋思想研究家である著者による、中国の古典をもとにした講
    演の内容をまとめた一冊。
     東洋思想の基本についてから各偉人の考...続きを読む
  • 人間としての成長 東洋の古典から何をいかに学ぶか
    「東洋の古典から何をいかに学ぶか?」

    正直難しいと感じた。印象に残った言葉は、

    ・ 人間は人間の性質を変えるより外に救われる方法がない(p17)
    ・知性・知能によって知るものが理であり、実践によって把握するものが道である (p42)
    ・男の器量は人格の出来ばえです。器量は道に基づいていろいろの器...続きを読む
  • 論語に学ぶ
    論語は、訳者によって印象が違う。安岡氏の論語は骨太。人間力を感じさせる。
    ちなみに評者は、古本屋で「論語50円」で売っていたので衝動買い。白文で全く読めず、側にあった論語の訳書(1500円)をそのまま購入。セット商法にまんまとやられて悔しくなった記憶がある。
  • [新装版]活眼 活学
    安岡正篤。

    吉田茂、佐藤栄作、福田赳夫など、名だたる政治家が師と仰いだ賢者であり、「日本の黒幕は誰か?」という問いに対して歴代首相の殆どが彼の名前を挙げる。

    平成という年号を考案したのも彼だ。「平和が成り立つ」という意味である。

    彼の言葉は人の本質を捉えるがゆえに、現代にもそのまま当てはまるも...続きを読む
  • 論語に学ぶ
    孔子という人は周りにこんなにも優れた人達が集まっていて、その人達から師匠とあがめられて、なんて幸せな人だったんだろう。
  • 論語に学ぶ
    つくづく論語は読んでも読んでも本当に理解したとは言えない、一生かかって読んでも理解しきれないものだという事が良くわかった。もちろんだから読み続けようと、さらに決意を増した。論語に出てくる人物、例えば周公旦など孔子が理想とした指導者で論語にも何度も出てくるが、そういった人物の背景まで知って論語を読まな...続きを読む