米倉誠一郎のレビュー一覧
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正直言って、ものすごく読みづらい本!(そして、そこそこ分厚い)
話が章ごとに、まったく違うことを語っていく。
・ルーンショットとは誰からも相手にされないバカげたアイディア
・バカげたアイディアを潰されないようにどう守るか
・既存モデルを守るだけでは絶対に衰退する
・水と氷の平衡状態が大事
・アーティ...続きを読むPosted by ブクログ -
イカレタアイデアを大事に育てる組織にすることは、思いのほか難しい。予算の構造から見直さなければならないし。予算実現の近道はフランチャイズだから。カギはR&D。Posted by ブクログ
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アイデアグループと作業グループを分離すること。
2グループの綱引き状態にすること。
意思決定プロセスを反省すること。
インセンティブを最適化すること。Posted by ブクログ -
間違いなく斬新で面白い本だが、少し表現が冗長すぎて途中で読むのが面倒くさくなる箇所もあり。米倉誠一郎氏の解説が的確で必読。
ただ、今の日本の状況でルーンショットを温かく見守れる度量と器量のある会社は存在しないなあ。あってもトヨタぐらか。所詮サラリーマンが経営する大企業では無理な話か。Posted by ブクログ -
明治維新の解釈として独創的であり印象的
植民地化の危機意識→天皇を中心とした絶対国家→富国強兵
武士の廃止→国民軍の創出 士族の政府が武士制度を廃止 明治維新のイノベーション
「自己否定」
明治維新を資本主義経済のインキュベーターに
(1)経営人材 武士を充当 職種転換 必ずしも成功しなかったが・...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の経営史の中でももっとも面白いかも。「創造的対応」という切り口で色々な現象を追う。
三菱・三井、理研のあたりが特に興味深かった。Posted by ブクログ -
いつの世も志と行動力のある人物が社会を変えていくもの。近代史がさらっと流れてしまう学校の教科書では深く知り得ない、先人の取組の創造性がよく理解できる。読みやすかった。Posted by ブクログ
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幕末から明治に掛けて、諸外国からの脅威もある中、愛国心、野心を持つて活動した男達の話
以前に高杉晋作の本を読んだが、(というのも高杉晋作の没地「東行庵」に行き、具体的に何をした人かを再確認したかったため)本書にも少しでてきた。やはり鎖国、攘夷の考え方では日本は海外から大きな遅れを取り滅びる。進ん...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸から明治への移行が日本の歴史的な転換点な点は皆、一致するであろう。
国内だけでなく海外情勢も激変する中で、当時のリーダーが、どのように創造的対応をおこなったか?
とくに、武士階級がリードした明治維新のリーダ層が、自らの母体である武士階級を解体する創造的対応が興味深い。Posted by ブクログ -
仕事以外にも肩書きを持つことが重要だと思わされる本。
外に出て行かないとなかなか2枚目の名刺を手に入れられないイメージがある。Posted by ブクログ -
幕末から明治、戦前までの時期、日本における産業、科学の勃興の物語。この時代を語るのに、いわゆる幕末志士伝は数多くあるが、起業家や科学者を主役に描いたものはあまりなく、本書ではその志や自立精神、未来志向などは志士の物語と変わらない迫力や情熱を感じることができる。作者がなんども強調しているように日本人が...続きを読むPosted by ブクログ
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2枚目の名刺、持ってるぜよ。今後もガンガン行くぜ~
心に留まったことの抜粋。
・1枚目の名刺だけにすがらない
世界に出て、仕事をすること、生活をすることはいろんな付加価値を得られる絶好の機会になる。
しかし残念ながら日本人の男は会社の看板で生きている。一個人として生きていない。
→本業の名刺を奪...続きを読むPosted by ブクログ -
米倉さんの講演を思い返すのにちょうどいい本だった。もう一度聞くことで、自分のなかでいるところ、いらないところ、考えが似ているところ、似ていないところがわかった。さらっと読める。Posted by ブクログ
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ベンチャー企業のすすめ、ともいうべき本。ベンチャーで成功した人思いや物事の考え方を学べる。またその活力を分けてもらえる。
一方でベンチャーの負の側面については殆ど触れられていない。夢を見るのは良いことだが、その反面夢に破れたならどうなるのかも知りたい所であると思う。Posted by ブクログ -
長沼伸一郎著「世界史の構造的理解」を読んだため、手に取る。
小野田セメント、笠井順八。理研第三代所長、大河内正敏。そのほかの偉人たちもその時々に懸命に考え行動し、藁をもすがる思いで事業に邁進したことに感動する。
「すでに見慣れたものを全く新しく見ること」ヴジャデと呼ぶそうだ。Posted by ブクログ -
どのようにすれば、大きな企業がイノベーティブでいられるかを、例を出しながら述べていくスタイル。
ただ日本企業にそのまま当てはめられるかと言われると微妙。Posted by ブクログ -
他の人のレビューや後ろの解説にもある通り、超絶読みにくい。。
とても知的好奇心が満たされる本ではあるのですが、
欧米の本特有のてんこ盛りの事例な上に、
著者が言いたいことが中々分かりずらいという構成。
著者の頭はいいんだが、
読者を想定して書けていない(読者も自分と同じくらい頭がいいと思っている)典...続きを読むPosted by ブクログ -
アヘン戦争から幕末、明治維新の頃の日本のイノベーターらのサクセスストーリーを追う一冊。高島秋帆、大隈重信、笠井順八、三野村利左衛門、岩崎弥太郎、高峰譲吉、大河内正敏らが紹介されている。
圧倒的な列強国を前に江戸幕府が崩れていく様、明治維新によって秩序維持に貢献してきた武士らが見捨てられていく様を見...続きを読むPosted by ブクログ