作品一覧

  • LOONSHOTS<ルーンショット> クレイジーを最高のイノベーションにする
    4.1
    1巻2,200円 (税込)
    ルーンショットとは、「誰からも相手にされず、クレイジーと思われるが、 実は世の中を変えるような画期的アイデアやプロジェクト」を指します。 斬新なアイデア(ルーンショット)を次々と生み出していた組織が、 ある時期から突然、そうしたアイデアを逆に潰すようになってしまう。 企業ではよくある変化です。その原因は、どこにあるのか。 物理学者でバイオベンチャー起業家でもある著者のサフィ・バーコールは、 熱力学の「相転移(そうてんい)」の考え方を用いてこの集団行動の謎をひも解きます。 水の分子は常温(液体の「相(そう)」)だと活発に動き回りますが、 氷点下になると氷(固体の「相(そう)」)になり、動きを止めて整列します。 つまり、摂氏0度を境に「相」が変わるわけです。そのことを相転移と言います。 相転移の要因は、温度です。相が転移すると分子の振る舞いが一変します。 組織も同じように、いくつかの要因(水の場合の「温度」に相当する)によって、 「ルーンショットの相」から「斬新なアイデアを潰す相」へと「相」が転移し、 組織メンバーの振る舞いが一変します(水分子の振る舞いが一変したように)。 実は、相転移が見られるのは、水などの物質や企業だけでなく、 戦争、テロ、ロックコンサート、渋滞、火災など、様々な現象に現れます。 「相転移の科学」がすばらしいのは、相転移を引き起こす要因がわかれば、 相転移が起きる時期の予測や、転移の防止が可能になることです。 本書では、人の組織の相転移と、その制御方法をわかりやく解説しています。

ユーザーレビュー

  • LOONSHOTS<ルーンショット> クレイジーを最高のイノベーションにする

    Posted by ブクログ

    正直言って、ものすごく読みづらい本!(そして、そこそこ分厚い)
    話が章ごとに、まったく違うことを語っていく。
    ・ルーンショットとは誰からも相手にされないバカげたアイディア
    ・バカげたアイディアを潰されないようにどう守るか
    ・既存モデルを守るだけでは絶対に衰退する
    ・水と氷の平衡状態が大事
    ・アーティストとソルジャーの共存が大切
    ・イチ組織の人数は150人が最大。それ以上になると官僚的になる。
    ・ある閾値を超えると、一気に物事が進むことを意識する
    それぞれが完結した内容となっている。
    どこにどうやって集約されていくのかが読めない本だったが、何と最後の数ページですべての伏線が回収されていくという!

    0
    2020年08月30日
  • LOONSHOTS<ルーンショット> クレイジーを最高のイノベーションにする

    Posted by ブクログ

    イカレタアイデアを大事に育てる組織にすることは、思いのほか難しい。予算の構造から見直さなければならないし。予算実現の近道はフランチャイズだから。カギはR&D。

    0
    2020年08月25日
  • LOONSHOTS<ルーンショット> クレイジーを最高のイノベーションにする

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アイデアグループと作業グループを分離すること。
    2グループの綱引き状態にすること。
    意思決定プロセスを反省すること。
    インセンティブを最適化すること。

    0
    2020年05月10日
  • LOONSHOTS<ルーンショット> クレイジーを最高のイノベーションにする

    Posted by ブクログ

    間違いなく斬新で面白い本だが、少し表現が冗長すぎて途中で読むのが面倒くさくなる箇所もあり。米倉誠一郎氏の解説が的確で必読。
    ただ、今の日本の状況でルーンショットを温かく見守れる度量と器量のある会社は存在しないなあ。あってもトヨタぐらか。所詮サラリーマンが経営する大企業では無理な話か。

    0
    2020年02月22日
  • LOONSHOTS<ルーンショット> クレイジーを最高のイノベーションにする

    Posted by ブクログ

    イノベーションに取り組み続けないと死ぬ、というのはかなり衝撃受けた。
    Googleの20%ルールはかなり合理的なんだなと思った

    0
    2024年03月29日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!