美川圭のレビュー一覧

  • 公卿会議―論戦する宮廷貴族たち

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     和歌しかしていないイメージのある宮廷貴族・公卿。しかし、和歌しかしていなければ支配階級として存在できない。そんな宮廷貴族の支配階級としての面を描いている。

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    2019年01月28日
  • 公卿会議―論戦する宮廷貴族たち

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    南北朝時代までを対象に、朝廷政治を支えた公卿会議の変遷をたどる内容。時代に合わせて姿を変えていく様相が興味深く、公卿会議という視点から見る歴史の姿も新鮮で面白い。

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    2022年09月15日
  • 院政 増補版 もうひとつの天皇制

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    鎌倉殿の大河をリアルタイムで、平清盛の大河をオンデマンドで見ているうちに、院政という政治システムをきちんと勉強したくなった。影から幼帝をあやつるという院政をある種あたりまえの権力構造として学校でも習っていたが、退位した人物が権力を保つという二重構造が日本ならではのものである点が面白い。平安前期以前から、南北朝時代に院政が終わりを告げるまで、時系列で特徴の違いを掴むことができとてもわかりやすかった。

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    2022年04月18日
  • 院政 増補版 もうひとつの天皇制

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    一口に院政といっても、在り様はいろいろ出し、出だしは院政をやろうとも思っていなかったとか、実は江戸時代にも院政はあったとか、

    後醍醐天皇が倒幕の意思を持ったのは、自分の息子に天皇になってほしかったからというのはビックリ。

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    2021年10月16日
  • 院政 増補版 もうひとつの天皇制

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    平安後期から鎌倉初期にかけての時期を中心に、院政という政治形態の特色とその変遷を表した内容。まとめとしての終章が追加されている。承久の乱までの専制権力の姿と、乱後に制度として整備された姿の対比が興味深い。

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    2021年10月08日
  • 白河法皇 中世をひらいた帝王

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    ネタバレ

    桃崎有一郎先生の本で、武力対決も辞さない白河天皇・法皇が強訴急増となり、武士を産みだした「三不如意」が有名だが逆に言えば山法師に抗うから思い通りにいかないと悩む
    (白河天皇・上皇は直接指揮して比叡山等を武力排除)
    白河院は皇位継承の過程で政治力をつけ、関白藤原忠実を更迭したりと強権を使う珍しき存在
    特筆すべきは白河地区(六勝寺)や鳥羽殿の開発により律令で定められた平安京の枠を超え(寺院禁止もなんのその)院政(関係閣僚の邸宅も造成された)・北面の武士とスケールのデカイ(性格のキツイ)天皇・法皇

    藤原宗忠「中右記」
    後三条崩後、天下の政をとること57年、意に任せ法に拘わらず除目・叙位を行ひ給ふ。

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    2024年07月18日