公卿会議―論戦する宮廷貴族たち

公卿会議―論戦する宮廷貴族たち

924円 (税込)

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4.3

天皇家を支えた貴族層のうち、大臣らトップクラスを公卿という。律令制の導入以降、国政の重要案件については、公卿たちが集まり、会議を行って方針を決めた。現在の内閣の閣議に相当する。藤原道長の頃に定まった宮廷政治のあり方は、院政の成立、承久の乱、建武の新政などを画期として変化を遂げながらも、南北朝時代まで続いた。貴族の政務の実態を解説し、日本の合意形成プロセスの原型というべき公卿会議の変遷をたどる。

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公卿会議―論戦する宮廷貴族たち のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年01月28日

     和歌しかしていないイメージのある宮廷貴族・公卿。しかし、和歌しかしていなければ支配階級として存在できない。そんな宮廷貴族の支配階級としての面を描いている。

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    Posted by ブクログ 2022年10月30日

    美川圭『公卿会議 論戦する宮廷貴族たち』(中公新書、2018年)は平安時代から室町時代にかけての公卿の会議について論じた書籍である。伝統的な歴史観では公家が無気力になり、力を失い、武士が取って代わった時代と考えられる。しかし、公家も会議で政治に取り組んでいた。

    公家には政治をほっぽり出して和歌や蹴...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月15日

    南北朝時代までを対象に、朝廷政治を支えた公卿会議の変遷をたどる内容。時代に合わせて姿を変えていく様相が興味深く、公卿会議という視点から見る歴史の姿も新鮮で面白い。

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