牧のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
1945シリーズ再販最終巻。
キュートな番外編。
シリーズキャラ総登場。
2013年から2018年にかけて、同人誌や特典ペーパーとして発表されてきた1945シリーズ番外編、全28作品を収録。
ありがとうございます、
キャラ文庫、そして徳間書店。
こんな手に入りにくいレア作品を、適正価格で刊行してくださったおかげで、楽しい読書時間を持つことができました。
今回の番外編はいずれも、少し楽しげ。
戦局が厳しい中、ほんの一瞬でも彼らが“生きていること”を楽しむ時間があったのなら―そう思える、優しい番外編です。
そして、シリーズキャラクター総登場。
なかでも、yukimisakeさんの推し・資紀 -
Posted by ブクログ
ネタバレ尾上さんの後書きを読んで、どびっくり。
タイトル通りヘルブック=エロ本を目指して敢えてそういう風に構成されたのだそうですが…
いやいや、これは恋愛文学ですよ。確かにヒュンしないアレは盛り沢山だけど想像よりは少なかった気が。
復刻前の表紙を知っていたので、もう全編アレかも知れないと思っていたからなのか、私が麻痺して来ているのか…(エロ本ばっかり読んでる人みたいな言い方)
これならば、腐女子の友人が貸してくれたBL作品の方が本編なのに余程エロ本だった(彼女はあけすけな腐女子なので、私に「あんたは攻めか受けか未だに悩みあぐねている」と言ってくる。どちらでも良いから授業中に言ってくるのはやめて欲しい -
Posted by ブクログ
尾上与一1945シリーズ復刻第2期第三弾
みんみんの後を追い、レビュー2番目。
本当に素晴らしいシリーズで、今回は“ローレライ”の塁と三上のスピンオフの短編掌編ですが、充分堪能させていただきました。
本編で、塁の戦後はないことはわかっているにもかかわらず、それでも内地に帰り三上との生活を築けることはないのかと儚く願いながら読んでしまう。
そして、自分の家の名誉回復の為に戦い続けてきた塁の拠り所となる三上への愛情は、想像以上に重く深く。
折口信夫先生も伴侶であった男性を南方で1945年に硫黄島で亡くされて、文学忌まで作られている。きっと、このシリーズを知ったら気に入ってくれたはず。
海鷲 -
Posted by ブクログ
尾上与一1945シリーズ
「彩雲の城」の あの大日本帝国軍艦上爆撃機
“彗星”ペアの永久保存版番外編
あのラバウルから奇跡の生還を果たしたふたりが
戦後、徐々に平和を取り戻す日本で
手探りで幸せな生活を目指していくのです
謹製の意味をご存知でしょうか
謹んで心を込めて作られたのです
そして、海軍隠語“ヘルブック”のタイトルに恥じない75%はヒュンてしないアレ
1945シリーズで私の一推しの緒方伊魚
几帳面そうで潔癖そうで案外大雑把で
自分の美しさの価値を全く理解していない
ツンデレ美丈夫
どうしましょう
伊魚が時に非情にはしたなくて、美しい
-
Posted by ブクログ
あぁー…基紀坊ちゃん…
かっこいいわ。もう本当に、かっこいいわ…(始まった)
坊ちゃんに星5つだわ。
どうも私は口数少なく不器用で感情があまり表に出ないが、実は情熱的な男が好きなようである。
あとサイコパス寄りの人。
また盛大な誤解を招きそうな発言から始まりましたが、1945シリーズの遂に番外編まで復刻。同人誌に掲載されたものまで収録して下さるとは、なんと有難い話だろうか!
メインは亘と六郎の番外編。戦場での一コマ(ほっこりギャグ系)や、捕虜となっていた頃のお話。そして行方不明になっていた弟、希との再会。
メインタイトルにもなっている『郵便飛行機より愛をこめて』
どういう意味だろう?と思って -
Posted by ブクログ
「俺の一生を貴様にくれてやると言っているんだ!」
もうこれ…
プロポーズじゃないか!!ちくしょー!(キュンし過ぎて怒り出した)
1945シリーズの第二弾が復刊!ロスっていた私にはなんとも有難い話であります!
今回もペアのお話。『蒼穹のローレライ』以降は2人がずっと同じ艦内にいるし部屋(と言うより兵舎)も一緒だし安堵感が増しますね。
とは言っても、今回はかの問題児『彗星』に搭乗する2人。トラブル必至で私は心配…。
婚約者に逃げられて居場所が無くなり南方のラバウルへ志願してやって来た操縦員の藤十郎と、訳あって左遷のような形でラバウルに送られて来た偵察員の伊魚。
この伊魚が左遷された理由も実際に -
Posted by ブクログ
1945シリーズ第4弾です。ついに第1弾がこれにて終了。寂しく思っていましたが、みんみんさんとおびのりさんに第2弾も再販決定という嬉しいニュースを頂きました。やったね!
本作は今までの中で1番戦闘シーンが生々しく、命を懸けた飛行機乗りが尋常ではない精神力と体力を必要としていた事が窺えます。
お食事中の方には申し訳ないのですが、そりゃあ空戦なんかしたら吐くよね…。
私なら吐く。それはもうマーライオンのようになって二度と乗らない…
とも出来ないのか…。
特に本作の主人公、千歳はラバウルしか居場所の無い青年なので出撃しては艦爆して逃げ帰るしかない。
改めてラバウルで戦って下さった方々には尊敬の念を