【感想・ネタバレ】蒼穹のローレライのレビュー

あらすじ

戦時BLの金字塔、待望の新装版!! 書き下ろし掌編「面影」収録。時は太平洋戦争中期──。空路ラバウルの基地に向かっていた整備員の三上(みかみ)は、敵襲の危機を一機の零戦に助けられる。不思議な音を響かせて戦うその零戦のパイロットこそ、≪ローレライ≫の二つ名を持つ浅群塁(あさぬまるい)一飛曹だった──!!「俺は一機でも多く墜として名誉を取り戻す」と、命知らずな戦いを続ける塁。三上は塁の機専属の整備員に任命されて…!? 尾上与一(おがみよいち)の初期最高傑作≪1945シリーズ≫待望の復刊!! ※口絵・イラスト収録あり

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

文庫化したとのことだったので再読。
やはり辛かった。内容をすでにわかっていても読み返すたびに泣けてくる。
最後のページの旧版にはなかったイラストを見た瞬間もうダメでした。
夏になるとまた読み返したくなります。
もう一度記憶を消して読みたいです。

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2025年05月05日

購入済み

よいーー

戦時中の話との事で、少し読むのを躊躇ってしまいましたが、彼らはその一瞬一瞬を必死に生きてたんだなと感動しました。
また、作者様の後書きで、現在の諸外国の情勢や当時の時系列などリアリティなどを考えた上での新装版だという事を知り、その熱意に満ちた作品に出会えたことに感謝を伝えたいです。

#泣ける #切ない #タメになる

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2025年02月12日

購入済み

深く重く心に残る伝説的BL小説

太平洋戦争真っ只中という時代背景をもとに書かれた、重厚で記憶に残る小説作品でした。
いつ命が消えるかわからない極限の状況の中で人を思い、人として成長していく塁と三上が愛おしかったです。

戦争というテーマを扱う中で、作者が念入りに勉強し丁寧に気を配って執筆されたのが伝わってきます。
シリアスなBL作品、考えさせられる小説作品が好きな読者さんにはぜひオススメしたい一作です。

読むと、ファンの方々の思いで絶版となっていた本作が2024年に再出版されたことに納得がいきます。

#泣ける #切ない #深い

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2025年02月02日

匿名

購入済み

やられた。

カタカナ6文字。
何だろ?と想像しながら読み、わかった瞬間、頭を殴られたような衝撃と同時に泣けてきました。
戦時中特有の重苦しい雰囲気の中、塁の人生に輝きを与えてくれた、三上との出会いに少し救われた思いです。

#泣ける #切ない #感動する

0
2024年09月16日

ネタバレ 購入済み

心臓の強さが必要

絶版となりネットでは高額で売買されていて読むことは諦めていましたが奇跡の復刻。
再版にあたり、この物語の取り扱いに慎重を期して、手を掛け再び人目に触れることになった旨をあとがきで教えてくれた先生のポリシーにも感動しました。本当にしっかり調べて書いたことがわかる機体の描写など時代物としても重厚でした。

どうしたって悲しい1945シリーズ。
読むまでに勇気がいりますが、戦況と共に読みきるのも勇気が要ります。この題材な限り仕方ないですが人との出会いと別れが鮮明で細やかな幸せを慈しむ描写に胸が締め付けられます。後にシリーズはまだ続きますが、現代パロで妄想ハッピーエンドでもしないと連続は到底無理そうです……
。本当に復刻してくださって、読めて良かった。

#泣ける #感動する #深い

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2024年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文庫化にて再読。

読んでるからわかってるけど!
戦後一人で塁の事をひたすら思い続ける三上の話から始まるから死んじゃうのはわかってるけど!!
悲しすぎる。゚(゚´Д`゚)゚。

天球儀のユキが健気受けなら塁はツンデレ♪
もう野良猫が自分だけに懐くって…可愛い♡

零戦と共に消息不明になる塁
塁の死を受け入れられずに生きる三上が切なくて泣ける…

ラストで号泣ですよ(꒦ິ⌑︎꒦ີ)
書き下ろしは可愛いお話でした♪

このシリーズで一番好きかもしれない…
次はなんだ?碧のかたみ?
ユキの兄ちゃんの話ですね〜o(*'▽︎'*)/☆゚︎'パチパチ







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2024年05月23日

Posted by ブクログ

尾上与一 1945シリーズ
待望の復刻再販。書下ろし掌編付
みんみん、再販教えてくれてありがと。
4作連続刊行第一作。

時代設定は、太平洋戦争中期
舞台は、ラバウル航空隊

家族の辛い過去を背負い、戦績を上げることで、家族の名誉まで回復する為だけに飛び立つ戦闘パイロット、塁。
彼の専属整備員となり、心身共に支える三上。
二人は、徐々に認め合い、自分の死をも厭わなかった塁に戦争後の人生の夢を持たせる。
ローレライと呼ばれた果敢なパイロット塁が、初めて自分の感情に素直になれた時、彼の零戦は静かに海を漂う。
想像していた以上に文学だった。キャラ文庫なのに!
書下ろしSS「面影」は、塁が三上の写真をどうにか手に入れようとするお話で、きちんと時代設定と相まって、程よくBL心をくすぐります。
あとがきで、日時と人物が特定されやすいジャンルでの架空性を大切にしたとありました。
架空であっても 現実の厳しい戦地で何かしらの支えがあって欲しく思いました。

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2024年03月15日

Posted by ブクログ

1945シリーズ 復刊おめでとうございます。

旧版も手元にありますがなかなか読めずにいた本作。

"聞け。ローレライの声を"
p.299の一節が心に残っています。

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2024年02月29日

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