CHOCOのレビュー一覧
-
購入済み
故郷のない人の望郷の話
大分昔の本だけど、どうしても再読したくて電子で買い直した。
価値観を真剣に考えてあるのか、自分には全く関係の無い世界なのに納得させられる。 -
-
Posted by ブクログ
ライトノベルである。それ故に読み口は軽いがテーマは面白い。
かなりの遠未来、銀河同盟と人類連合がいつ終わるとも判らない消耗戦を続けている(スターウォーズが銀貨英雄伝説かという舞台立てですな(^^ゞ
人類連合の戦略拠点上にある「楽園」と呼ばれる惑星が舞台。四季折々にいろんな花が咲き実を付ける惑星だが、動物は住人であるマリアと人類連合軍の制御官ガダルバしかいない。人類連合が必死で防御するこの星の秘密を探るべく星に降りてきた銀河連盟の降下兵のヴァロワ。登場人物はこの3人のみ。
いったいこの惑星にどのような秘密が隠されているのか。
3人の日々が淡々と進み、最後は切なくなる物語。
デビュー作ということも -
Posted by ブクログ
今はもう絶版状態だそうでもったいない…。
SF畑からの長谷先生の2冊目になるのかな?
自分は中古で買いましたが、とても再販が待ち望まれます。
宇宙の中でも辺境である惑星レジャイナを仕事で訪れた暗殺者である少女フリーダと、綺麗事ばかり言うターゲットである少女アリスの話。
みんなと仲良くしたい。未来を夢みたい。人殺しなんか絶対にやっては駄目。アリスの言葉は日常においては誰もが同意し、フリーダは内心で否定する。地獄のような環境で暗殺者となったフリーダには「綺麗事」に見えた。
その考えが変わるのは、海賊の襲来によって「日常」が変わってからのこと。
海賊が襲ってきて極限状態になってからの描写は鳥肌 -
Posted by ブクログ
長谷敏司のデビュー作にして、第6回スニーカー大賞金賞受賞作。久しぶりに再読した(紙の本です)。
人類は汎銀河同盟と人類連合という二つの陣営に分かれ、1000年以上もの間戦争を繰り広げていた。そして「戦略拠点32098」と呼ばれる謎の惑星を、人類連合軍は必死に防衛していた。何もないその惑星の地表には、突き刺さるように戦艦が着陸していた。あたかも墓標のように。
そこに汎銀河同盟軍降下兵のヴァロアが一人不時着する。彼はそこで敵のサイボーグ兵ガダルバと少女マリアと出会う。マリアと「戦艦の墓場」と呼ばれるこの惑星の秘められた真実とは…
それは一言でいうと、戦場で死ぬことの「大義の証」であり -
Posted by ブクログ
長谷敏司のデビュー作。
彼の作品は『ビートレス』を以前読んだことがあるのだが、2段組600ページという長さと、硬くて回りくどい文章が合わなくて途中で挫折してしまった。
本作はデビュー作ではあるが、『ビートレス』よりもレベルが落ちることもなく、むしろ硬さがなくて私にはこちらの方が読みやすい。
また、ライトノベルレーベルではあるが、今の感覚からすると「これがラノベ?」と疑いたくなってしまうような作りこみの世界観と登場人物の動きを見せてくれる。
やはり一昔前の「ライトノベル」と、最近の萌えや奇抜さに走った「ラノベ」は全く別物だと感じる。
物語の前半部分は、敵軍が守る謎の惑星に降下した兵士ヴァロワ -
-
-
-
-
-
-
-