あらすじ
暗殺者フリーダは任務のため名門女子校に生徒として潜入し、正義感の強い少女アリスと出会う。任務決行のその日、宇宙海賊の侵略を告げるレーザーの光が街を襲う。アリスと共に逃亡するフリーダを待ち受けるものは!
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とても考えさせられます。
あらすじを読んで、永遠のテーマかなと思い、手に取りました。
アリスの主張は美しいけれど何も救えず、誰かが助けてくれなければ
とっくに死んでしまっている。にも関わらず、読んでいて胸を打たれた
のはアリスの言葉たちでした。自分が同じ立場だったら絶対にアリスの
ように出来ないですが、誰もが正解のない中考え続けなければならない
問題だと感じました。黒幕の最期は虚しく、悲しいシーンでした。
Posted by ブクログ
今はもう絶版状態だそうでもったいない…。
SF畑からの長谷先生の2冊目になるのかな?
自分は中古で買いましたが、とても再販が待ち望まれます。
宇宙の中でも辺境である惑星レジャイナを仕事で訪れた暗殺者である少女フリーダと、綺麗事ばかり言うターゲットである少女アリスの話。
みんなと仲良くしたい。未来を夢みたい。人殺しなんか絶対にやっては駄目。アリスの言葉は日常においては誰もが同意し、フリーダは内心で否定する。地獄のような環境で暗殺者となったフリーダには「綺麗事」に見えた。
その考えが変わるのは、海賊の襲来によって「日常」が変わってからのこと。
海賊が襲ってきて極限状態になってからの描写は鳥肌モノです。
変わらないものと、変わるべきもの、変わってはいけないもの。
とてつもなく考えさせられる1冊でした。
Posted by ブクログ
アメリカにいる時に手に入れて6年くらい放置していた本。やっと読んだ。長谷さんはこのころから長谷さんなんだなぁなんてすごくそりゃそうだろ的なことを思いつつ、あなたのための物語を再読したくなった。