成瀬悟策のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ名人芸といわれるけど、ほんとに仙人、魔法使い、超能力者、この方々にはいったい何が見えているんだろう。
心より言葉より体。わかったわけではないけど面白くてどんどん読み進められた。
・クライエントは治らなくても治療者は治る
・心理療法の根源にあるのはエンカウンターである
・人生は学問とか業績とかじゃないんだなということです。納得、自分の人生に納得することがいちばん大事なんだと、その先生から教わった気が僕はしていています。(村山)
・体の軸についてこの頃考えているのですが、おそらくそういうものが、その不調を調整できるようになると、それにつれて「心」も変わってくる。(成瀬) -
Posted by ブクログ
成瀬先生の動作法で重要なふたつのこと
自分自身でからだの緊張を緩めること(自己弛緩)と
適切な立位姿勢を保持すること(背骨を立てる)
「姿勢のふしぎ」の実践編とされていますが
この本を読むだけで習得するのはむずかしいかも
動作法を取り入れているカウンセリングを受けているのですが
それを理解する資料として 非常に役に立っています
からだに不当な緊張状態を強いているのは自分自身
その原因を従来のことばによるカウンセリングで探り
からだに入っている力を意識する方法
その緊張を自分でとく方法をカウンセラーから教わりました
実際 何度か体験すると 自分ひとりでもできるようになるそうな
感覚を忘 -
Posted by ブクログ
心身一如という教えを理解したいと
いろいろと検索しているうちにこの本を見つける
動作とは心理現象である
主体的に動こうという心理活動から始まり
からだの生理過程を活動させ
結果としてはじめて身体運動という現象が起こる
脳性まひの子供が自由に体を動かせないのは
からだを動かす心理現象がうまくいっていないため
脳性まひで動かないはずの腕が睡眠中に自由に動いていることに着目して
成瀬先生は動作法という分野を開拓する
研究過程を読んでいるだけでも面白い
まったく理系の頭脳をもたない私でも理解できるよう
書かれている
この研究が脳性まひの子供たちだけでなく
五十肩 腰痛 肩こりなどに悩まされて -
Posted by ブクログ
動作法を体系立てた成瀬さんすごい!先生と呼ばせてください!
まず、「ストレスをからだに転化してきた自分に気付く」という表現がすごい。卓見です。ここから、さらに具体的なワークへと発展させていくのですが、どれをとっても的確な指示で見事。
メンタルを病む前は、椎間板ヘルニアに悩んできた私。今さっきも、体中のあちこちが悲鳴をあげていたのですが、この本の通りに、弛める感覚を味わっていくと不思議、からだはもちろん、心もいきいきとしてきます。
内容も一見、ハウツーっぽいのですが、実は心と体への深い洞察が根底にあります。加えて、押しつけがましいところがない。大先生なのに、淡々としています。
自 -
Posted by ブクログ
著者の成瀬悟策先生の研究は、脳性マヒの患者さんから始まりました。脳性マヒは出産時やその前後の発達中に脳に生じた病変で、随意筋のコントロールがうまくできないため、動作がぎこちなくなり、肢体不自由になることを指します。脳の病変のため、悪化はしないものの、それ以上の回復の見込みはないとされています。そのため解剖学的アプローチと、神経生理学的アプローチをするくらいしか対処法がないとされていますが、それらのアプローチも、十分に効果を出しきれていない面もあります。
成瀬先生は、あるとき、脳性マヒの子供が、睡眠中に自由に寝返りを打っていることに気がつきました。睡眠という最もリラックスした状態では、脳性マヒ -
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(要約)人は無意識のうちに肩や腰などに強い緊張を起こしていて、それが動作の困難(脳性マヒ)や痛み(肩こり、腰痛)、悪い姿勢(猫背)等の原因となっている。この緊張を意識的にリラックスさせ、自分の体を意識的に動かす訓練をすることで、これらの問題を解決することができる。また、同じ訓練が発達障害や統合失調症の人たちの社会性の向上にも役立つ。
心理学は科学ではないとはよく聞くけれど、それをまざまざと見せつけられた。抽象的な表現が多く、具体的にどういうことなのかを推測できる記述が前後にない。著者の感覚が主観で述べられているだけ。あんまりなので、憂さ晴らしに引用する:
初めて立てるようになった当座は