ハラカズヒロのレビュー一覧
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セララをススキノから救い出し、アキバへの復路で遭遇した出来事により、シロエの心に生じた一つの思い。
閉塞感に覆われ、"死"すらゴールでなく、生きる目的も見えない世界において、徐々に悪化の一途をたどる街の雰囲気。
それを取り払い大好きな街を活性化させるため、シロエは自身の過去を振り切って、とある大きな闘いに挑むことを決める。
その闘いのなかで、知己の双子を救い出すことになったとしても、それもすべて「自分の我が儘だ」と言いきるシロエって格好いい。決して本人は、そのことをわかっちゃいないのだろうけど(笑)
ファンタジーでありながら剣や魔法が一切出てこず、軍師による頭脳戦のようなシロエが仕掛けた闘い。既成概念をぶち壊し、知略をめぐらすさまに、快哉を叫びたくなった。
こういうの、まおゆうと同じ流れを汲んでいるよな、と思う。(あれはシナリオ形式で、読むのに疲れて断念しちゃったけれど、)戦争をなくすために必要なことは、同じ武器を取って闘うことじゃないと言っていたもの。
経済、食糧。
人間が生きていくうえで、避けては通れない道をきっちり固め、そこから攻めるあたりが、似ている。
個人的には、続刊中(ですよね?)であるのにも関わらず、ここでこんな山場迎えちゃっていいのかなー!?って心配になっちゃうくらい、胸のすくストーリー展開。
次はどんな冒険が待っているんだろう? -
Posted by ブクログ
家人がアニメで見て「面白い」と言っていたので、興味があり、されど今更アニメで追いかけるのも大変なので、わたしは小説で読んでみることに。
後に「大災害」と呼ばれるようになる事件により、
自分が今までキャラとして使用していた姿になって、ゲーム内部に閉じ込められてしまったプレイヤーたち。
その大災害に飲まれたひとり、内向的なシロエがこの物語の主人公である。
彼がファンタジーにありがちな、正義感に燃える勇者ではないところが、この物語を面白くさせる一因だろうか。
感じられる空気や目にする景色、
どれだけグラフィックがすばらしいゲームでも感じることはできないそれらのことが、自分たちの身に起こっている"現実"だと実感させる。
ゲームとしてなら、レベルを上げたり仲間と交流したり、
嫌になれば暫くログインしなければいいだけのこと。
リアルになった今、逃げ出すことは許されず、ここで何をすべきか、元の世界に戻れるのか。
たとえ死んだとしても、一定時間を持って神殿にて復活を遂げるこの世界では、死すらもゴールでなくて。
手探りしつつ、"生きて"いかなければならない、シロエたち。
今巻は、その世界観に触れる序章。
随分前だけれど、わたし自身も某MMORPGをプレイしたことがあったので、この世界観にはすんなり入り込めた。
明るさを忘れない直継、
ゲーム時代から自分の仕事にプライドを持ちRP(ロールプレイング)を徹底していたアカツキ、
姉御肌のマリエール、
森呪遣いのセララ、
頼もしい大人なにゃん太班長。
善い出会いが、これからの冒険の幸先を暗示しているかのよう。
とても面白い作品に、久しぶりに出会えて、とても嬉しい! -
Posted by ブクログ
ネタバレ突然ゲームの世界に投げ出され、ゲームの世界がリアルとなったお話。アニメ放送で言えば第5話「アキバへの帰還」から第10話「その手につかみとれ」。
実に示唆に富んだストーリーに感動しました。閉塞感、牢獄、死んでも神殿で生き返るために死そのものが絶対的な終着点にならない、現実世界に帰る術が分からない、生きる意味がない、等々。この重々しい雰囲気をなんとか活性化させようとする主人公の奮闘には色々と学ぶ事が多いです。
まさに、この無法地帯に対して、法整備と活性化を求めるのは当然ですが、その合意形成は困難を極めます。現状を何とかしたいという気持ちだけではどうすることもできない。ところが、主人公はギルド会館を購入することで一種の恐喝を試み、住民の意思決定機関『円卓会議』の設立にこぎつけます。
この部分が、現代日本社会とリンクしているのではないかと思うのです。所謂フリーター・ニート問題、です。本書の舞台では、『今この時点で閉塞感に満ちている』のですが、フリーター・ニート問題では『将来的には不安や閉塞感に満ちている』と考えれば、この問題を突破するには『思っているだけではダメ』『何らかの制度や体系を構築しなくては、とは思うけれども合意形成は難しい』となり、やっぱり現状打破できないように感じます。が、本書では(まぁフィクションですが)『ギルド会館の購入』によって群衆を恐喝できる立場になり、合意を勝ち取る結果を残しました。
現実的にフリーター・ニート問題に当てはめると、合意形成の場は政治になるのですが、決定的に違う点は、弱者自らが立ち上がって奮闘しているという事です。身分も給料も保障されている人間から情けをもらうのではなく、弱者が行動し、現状を訴え、社会を変えるのは至難の業ですが、やってみる価値は大いにあると思います。
また、経済についても、お金の本来の使い方がシンプルに書いていて、また衝撃を受けました。お金は本来手段なのですが、今のお金はまた別物になっていて(お金が目的になっている、お金そのものに価値がある)、原点に戻るべきだとも感じました。
にゃん太の言葉も至言です。『腐れないものは信用できない』『生きるには痛みが伴う』等々、心身に沁み渡ります。
シロエとトウヤ・ミノリの心理の対比はアニメでは語り尽くせなかった心情(シロエが勝ち取った世界に対して、無力だったトウヤ・ミノリ)がうまく描写されているし、ヘンリエッタの思考も丁寧に書かれていて、初めて小説がアニメを上回るものがあるんだなぁと感心しました。本巻は(恐らく)どの巻にも増して質が高い作品だと思います。
僕の評価は文句無しにSです。 -
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MMORPG“エルダーテイル”の世界に転移してしまった現代のゲームプレイヤーたち、その数は日本サーバだけで3万人!…のサバイバル(今回は休日?)が描かれているシリーズ第5巻。
この第5巻では???
古今東西、様々な異世界転移物語がありますが、この『ログ・ホライズン』シリーズではMMORPGというゲーム(に酷似した?)の世界が舞台になります。
特徴的な設定として、登場人物たちはゲームのキャラクタを反映して…異世界で最強級の力を最初から持っている。そして、いかなる食事も不味い。
よって、主人公達は最初から強い設定を持ち込んでいるので戦って成長する必要がありません。しかし、現代からエルダーテイルに転移した冒険者たちはホームタウン"アキバ"で15,000人。彼らが「やんわり」と社会や規範を築きながら、エルダーテイルで懸命に生き延びる姿が丁寧に描かれているのが印象的です。
しかし、美味しい調理法が発見されたり、大地人との摩擦が見え始めたり、世界に異変が起こり始めたり…とエルダーテイル=ゲーム世界とは違う、ゲームの常識が全て通用/適用される世界では無い…というのに気付きはじめます。 -
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MMORPG“エルダーテイル”の世界に転移してしまった現代のゲームプレイヤーたち、その数は日本サーバだけで3万人!…のサバイバルが描かれているシリーズ第4巻。
この第4巻では主人公達に助けてもらった新人冒険者達の戦いと、異世界の現地人といえる"大地人"との交流が描かれています。
古今東西、様々な異世界転移物語がありますが、この『ログ・ホライズン』シリーズではMMORPGというゲーム(に酷似した?)の世界が舞台になります。
特徴的な設定として、登場人物たちはゲームのキャラクタを反映して…異世界で最強級の力を最初から持っている。そして、いかなる食事も不味い。
よって、主人公達は最初から強い設定を持ち込んでいるので戦って成長する必要がありません。しかし、現代からエルダーテイルに転移した冒険者たちはホームタウン"アキバ"で15,000人。彼らが「やんわり」と社会や規範を築きながら、エルダーテイルで懸命に生き延びる姿が丁寧に描かれているのが印象的です。
しかし、美味しい調理法が発見されたり、大地人との摩擦が見え始めたり、世界に異変が起こり始めたり…とエルダーテイル=ゲーム世界とは違う、ゲームの常識が全て通用/適用される世界では無い…というのに気付きはじめます。 -
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MMORPG“エルダーテイル”の世界に転移してしまった現代のゲームプレイヤーたち、その数は日本サーバだけで3万人!…のサバイバルが描かれているシリーズ第3巻。
この第3巻では主人公達に助けてもらった新人冒険者達の戦いと、異世界の現地人といえる"大地人"との交流が描かれています。
古今東西、様々な異世界転移物語がありますが、この『ログ・ホライズン』シリーズではMMORPGというゲーム(に酷似した?)の世界が舞台になります。
特徴的な設定として、登場人物たちはゲームのキャラクタを反映して…異世界で最強級の力を最初から持っている。そして、いかなる食事も不味い。
よって、主人公達は最初から強い設定を持ち込んでいるので戦って成長する必要がありません。しかし、現代からエルダーテイルに転移した冒険者たちはホームタウン"アキバ"で15,000人。彼らが「やんわり」と社会や規範を築きながら、エルダーテイルで懸命に生き延びる姿が丁寧に描かれているのが印象的です。
しかし、美味しい調理法が発見されたり、大地人との摩擦が見え始めたり、世界に異変が起こり始めたり…とエルダーテイル=ゲーム世界とは違う、ゲームの常識が全て通用/適用される世界では無い…というのに気付きはじめます。 -
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MMORPG“エルダーテイル”の世界に転移してしまった現代のゲームプレイヤーたち、その数は日本サーバだけで3万人!…のサバイバルが描かれているシリーズ第2巻。
この第2巻で主人公達の目標は、悪辣なギルドで酷使されている双子の救出と、"アキバ"を格好良くする(!?)こと。
古今東西、様々な異世界転移物語がありますが、この『ログ・ホライズン』シリーズではMMORPGというゲーム(に酷似した?)の世界が舞台になります。
特徴的な設定として、登場人物たちはゲームのキャラクタを反映して…異世界で最強級の力を最初から持っている。そして、いかなる食事も不味い。
よって、主人公達は最初から強い設定を持ち込んでいるので戦って成長する必要がありません。しかし、現代からエルダーテイルに転移した冒険者たちはホームタウン"アキバ"で15,000人。彼らが「やんわり」と社会や規範を築きながら、エルダーテイルで懸命に生き延びる姿が丁寧に描かれているのが印象的です。 -
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ネタバレMMORPG“エルダーテイル”の世界に転移してしまった現代のゲームプレイヤーたち、その数は日本サーバだけで3万人!…のサバイバルが描かれているシリーズ第1巻。
この第1巻で主人公達が戦う相手が、同じPC(プレイヤー・キャラクタ)というのが面白い。ゲームの世界に閉じ込められて、自暴自棄になったPC達→無法都市となった"ススキノ"から囚われのPCを救出を目指す主人公達が描かれています。
古今東西、様々な異世界転移物語がありますが、この『ログ・ホライズン』シリーズではMMORPGというゲーム(に酷似した?)の世界が舞台になります。
特徴的な設定として、登場人物たちはゲームのキャラクタを反映して…異世界で最強級の力を最初から持っている。そして、いかなる食事も不味い。
よって、主人公達は最初から強い設定を持ち込んでいるので戦って成長する必要がありません。しかし、現代からエルダーテイルに転移した冒険者たちはホームタウン"アキバ"で15,000人。彼らが「やんわり」と社会や規範を築きながら、エルダーテイルで懸命に生き延びる姿が丁寧に描かれているのが印象的です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあーおもしろかった!!
今回もガンガン読み進めます。いやー読みだすととまんないよなー。
語り口調が読みやすいのですいすい読めます。
まあ、戦況状況とか、ちょっと頭に入りきらないとこは
なんとなく理解、ですませてるが・・・・。
だって一度にひとつのことしか考えられないんで。地図見るのも苦手だし。
なのでミノリちゃん、尊敬です。
なんなのこの能力と、心意気の高さっ。うう、キラキラしてて直視できないほどだわっ。
レティシア姫の大舞台、はイラストがあって嬉しかった。
シロエとクラスティを従えて、凛と(内心はいっぱいいっぱいでも)立つ美姫。
うーん画になりますねー。
ここは是非、アニメでみたいシーンです。
演出って大切よねーっとしみじみ。
そんないたいけな姫を戦場に連れ出した、謀略の男、シロエ、とゆー評価に吹いた。
いやー本人の認識とは別に、真黒シロエ、ここにありって感じになってるなー。
姫のクラスティの闘う姿への評価(?)がちょっと気になった。
無敵にみえるが儚い。
最初は、同じ場所に立てないことへの寂しさからくる彼女の感情かと
思ったのだけれど、ちょっと違うのかも。
なんとゆーか、存在そのものの不安定(?)さ、とゆーか、
「冒険者」の置かれている状況、みたいなものを感じとってのこと??
ゲームなのかリアルなのか。
それとも彼自身についてなの、か?
「そこに意義を見いだせなければ生は死より怖ろしい」というようなセリフ、
うーん、この人はちょっとなんかあるかも、ですな。
ゲームとして楽しんでいただけの世界が突然リアルとなった場合、
現実とゲームでの自分っては同一でありつつ違うんじゃないかなーと思ったりもする。
ゲームの中でのキャラクターとしての彼らの方がなんとゆーか、
ファンタジー入ってる分、ちょっと超越的、とゆーか。
まあ、その方が読んでて楽しいけど。
でもさー現実ではただの会社員だけど、ゲーム内ならカリスマ指導者、となれば、戻りたくなったりしないのかな?
大地人が冒険者に、という裏ワザ設定まででてきちゃって、
この物語はどーゆー風に結末をもっていくのか興味津々。
で、ルンデンハウスくん、ですね。
街を守るんだ、っとミノリちゃんがルンデンハウスのためにも、と思ってた時点で、前巻で、彼が五十鈴ちゃんの申し出を断ったのか、よーやく理解しました。(おそすぎ??)
しっかし、あーゆー展開はちょっと予想してなかったので、ちょっと動揺。
え?泣き?泣きシーン、あるの、これ??みたいな。
ログホライズンに新たな仲間、かあ。
でもそーなると五十鈴ちゃんもこっち移動するのかな?だって
なんかいいパートナーだし、離れるのはもったいないような。
うーん、このパーティ、思った以上に好きになってきたなあ。
しまった、ただの新人冒険者と思って侮っていたわ(汗)ここまで
ハートをつかまれるとはっ。
いやあ、ホント好きだわーこれ。
おもしろいっ。
さて、次巻はなんかちょっと不穏ですなー。
あらたな敵「人間」
それは、同じ冒険者ってこと?
それともゲーム世界内の?
うーん、気になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいやーなんかわくわくしながら読めるんだよなー。
読んでて素直に楽しくて、登場人物がどんどん好きになってくる。
さて、今回は新人冒険者たちのレベルアップ話とシロエたち円卓の会議メンバーの大地人の上層部との交流話とが交互に。
レベルアップ話は、ミノリ&トウヤの双子たちの相変わらずの
その姿勢のよさに脱帽。
なんていい子たちなのかしらっ。
気ばかり焦って前に進めなかった子たちが、協力しあい、
それぞれのよさを活かすことでいい流れをつかんでいくところが
読んでて気持ちいい。
が、その気持ちいい分、フレンドリストに登録できなかったっとゆーのに
なんでなの~~!!っと。
うーんルディ、何者???
一方腹黒さんたちの探り合い~は、それはそれで楽しく。
特にクラスティとレイネシアとのやりとりは、かなりツボだ。
楽しいわあ。
次巻はこの2人がだいかつやくーってあったから、これまた楽しみ楽しみ。
そして、シロエの本名って「城鐘恵」だったのねー。
なるほど、だからシロエなのか~、納得納得。
いや、もしかしてもう出てたのかもしんないが、私は今巻で初めて知りました。
そして、シロエが活躍しはじめて98年っていうので、
え?シロエ3代目くらいなん?っと思った私は参謀には決してなれません。
なるほど、ゲーム内での時間経過ってことかー。
まんま受け取っちゃだめだよなー。うんうん。
現実世界へ帰る手掛かりがみつかるのか?
でも案外みんなそれなりに冒険者として生きてるし、
別に帰らないでもいいじゃん?っとか思っちゃった私は、甘いんだろーなー。
そうよね、実際に闘うってやっぱ怖いよねーっとマリエール達の危機に思う。
楽しいバカンスだったはずなのに、突然のモンスター来襲。
さて、どうなるか、次巻、期待!
にしてもこれはアニメも楽しみだなあ~。