鈴木伸元のレビュー一覧

  • 加害者家族

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    今月18冊目
    ★★★
    いやー厳しいよな、犯罪者の家族、親族。
    宮崎勤の父親は自殺したし兄弟は結婚もできず従兄弟たちもめちゃくちゃ。
    一方アメリカは親元にダンボールで頑張れと支援が来る。どちらが良いかはわからないが日本は人の目をとにかく気にする人種。
    うちも小僧まともに育つようなんとかします

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    2023年03月28日
  • 加害者家族

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    アメリカ社会は加害者家族に優しく激励する手紙が多く届いた、というのは驚いた。
    が、本当だろうか。日本人の自分の価値観からすると少し信じがたい。
    本書に掲載されていた。自分の子が殺された被害者家族が民事訴訟を起こし○千万円の賠償金という判決がでた、というニュースをたたく人。そのようなコメントは自分も見たことがある。しかも一人二人ではなく、むしろそのニュースのコメント欄では多数派といってもいいくらいだった。とてもではないがその感覚が理解できなかった。
    この本では、被害者、加害者という枠ではなく、「社会」を乱す者に対して爪弾きにすることがある、と分析されており、なるほどと思った。
    少年犯罪の親という

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    2021年11月23日
  • 性犯罪者の頭の中

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    ネットの記事で紹介されていて読もうと思って読んだ本です。

    自分で読むと決めて手に入れ読んだのはいいのですが、読んでいる間「訳が分からん
    」と頭が沸騰しそうになりました。

    様々な受刑者の例が出てきて、実際どう思い、どう行動し、どう性犯罪へと向かって行ったかがわかる本でした。しかし、その心理は私には分からず、何度も頭の上にクエスチョンマークを浮かべたのです。
    これは共感できるかなぁ。と思ったのは「やめられない自分」を止めるために自殺という点です。やめようとしている意思の強さがまだ理解できます。
    抵抗されても「喜んでいる」と思いこんだり、性犯罪を「スキルアップ」の道具とみなしたり。その能力をもっ

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    2020年09月25日
  • 性犯罪者の頭の中

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    通常理解の及ばない性犯罪者の考えへの取っ掛かりが得られた。性犯罪は衝動的ではなく計画的な場合が太宗というのも新たな知識だった。犯行が徐々にエスカレートしていく事や、再犯への陥り易さ、そして一部で言われている被害者の人の責任論は何ら無根であること等を、理由にも触れながら論理的に説明されている。
    結局考えていることは分かっても何ら理解は出来ないが、対策を考えるべきではあるだろう。

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    2020年02月16日
  • 性犯罪者の頭の中

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    NHKスペシャルの担当者が、性犯罪累犯に取材した内容を軸に、性犯罪者の心理を解き明かそうとしている。
    分析的なところは、多くが大阪大学・藤岡淳子教授の著作と取材結果に依っているので、そり深く掘り下げたければそちらを読んだほうが良いかもしれない。
    『性犯罪者の動機は、性欲だと思うと見誤る…』という話は耳目を引くし、そういう部分もあるということは納得したけれども、やはり性欲、動物的な獣のような欲求に支配されての犯罪であるパターンも多く登場した。
    「アダルトビデオの模倣」が動機になっているのは、強姦を犯した少年では50%にのぼるらしい。
    身分制社会が性犯罪の素地になっていたのではないかという著者の見

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    2020年01月22日
  • 加害者家族

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    登録してなかったけど前に読んだ?
    加害者家族もつい白眼視してしまう気持ちもわかるし、
    といって、自分がそうなったらやっぱり
    なんだか割り切れない思いが湧いてくると思う。
    もちろん実際に家族がなんらかの影響を
    及ぼしていることもあるだろうけど…
    加害者家族がひっそりとでも集まれる場が
    必要だろうけど昨今の狂ったような
    匿名の正義がまかり通っている間は
    きっと難しいんだろうな…
    とても難しいとこだと思う。

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    2018年10月01日
  • 加害者家族

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    被害者家族はマスコミ取材による二次被害で心の癒える間もないが、実は加害者家族も凄惨な生活を強いられている。過酷な現実を受け止めきれず、自殺する人も多い…。他人事ではない実態を明らかにした、衝撃の一冊。

    加害者家族の苦悩と言えば東野圭吾の「手紙」を思い出すが、現実はもっと厳しい。英米を始め諸外国では加害者家族への取り組みがしっかりしているけれど、犯罪被害者への救済さえ十分でない日本ではまだ道のりは険しい。
    (Ⅽ)

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    2018年06月24日
  • 加害者家族

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    犯罪加害者家族も、近所や勤務先や学校を追われ、メディアによる追求、匿名の世間によるバッシングに晒される。

    被害者・加害者双方への対応ノウハウが普通になるほどの頻度ではない、というのは良いことなのだろうし、少ないから注目の対象になるのだろうけど。

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    2017年07月16日
  • 性犯罪者の頭の中

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    性犯罪者は、見た目気持ちの悪い変な人というイメージがあるが、多くは普通に働いている社会人であり既婚者も多く、会話もきわめて普通。ムラムラより計画的が殆ど。

    許せない! 厳罰を! が先に立ちますが、冷静に、そうならないような仕組みをどう作るか、なのでしょう。

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    2017年07月16日
  • 加害者家族

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    2016.02.29

    以前、私は交通事故を起こしてしまったことがあり、幸い相手に怪我はなかったものの、もしその時、相手を死なせてしまっていたとしたら、今頃自分の家族を加害者家族にしてしまっていたんだな…と考えると改めてとても恐ろしくなってしまいました。
    お母さん、お父さん、あの時は心配かけて本当にごめんなさい。

    加害者もその家族も人間であり、守られる人権はもちろんあるけれど、諸悪の根源はそもそも加害者で、被害者はある日いきなり平穏な日々が崩壊してしまうわけで、加害者とその家族を憎むしかなす術がないのはあたりまえで…
    とぐるぐる考えてしまい、答えは見つかりません。

    とにかく、家族や大切な人

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    2016年02月29日
  • 加害者家族

    ネタバレ 購入済み

    でも。

    加害者家族の辛さはわかるが、加害者当人ではないのにマスコミに追われて怯えて暮らしてると
    言われても、被害者家族はもっともっと辛いし、早く忘れたいって。。。
    結局名前を旧姓にしたりしてばれずに生活してる時点で
    ならいいじゃんってなる。
    被害者家族と加害者家族をくらべるのが間違いだけど、
    うーーーん。もっとしっくりきたり、新たな発見や訴えるものがあると思って買ったけど。
    買ったけど、後悔。

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    2015年08月09日
  • 性犯罪者の頭の中

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    タイトルはキャッチー。内容は広く浅い。もっとつっこんだ取材で「頭の中」の深みが読みたかった。そもそも無いのか。

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    2015年06月30日
  • 性犯罪者の頭の中

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    性犯罪は性欲と暴力を以って成されると思っていたが、緻密な計画性、鋭い観察力、強い達成欲が必要で、知的と言ったら「知」に失礼だけれど、頭脳的な能力も必要なのだと知りました。
    問題はその頭脳の働きが、卑怯な、まさしく卑怯な方向で行使されること。
    魂の殺人を許す気はさらさらないけれど、性犯罪は本能の暴走であり、基本は衝動だと思っていたら、逃れることも減らすこともできないと思います。

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    2014年09月19日
  • 性犯罪者の頭の中

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    性犯罪=「性欲からくるもの」ではないことが分かった。社会の中で起こる鬱屈とした感情の吐き出し口として半社会的な行動をしたい、また誰かを服従させたい。そういった性欲だけではない動機があることを理解することが、加害者の抑止、更正に繋がる。性犯罪に限らず出来事の本質を考えなければ、根本の解決にはならない。そういったことに気づかせてもらえた。
    最も心に残る言葉が記されていた。「人間の行為の動機は犯罪であれ、恋愛であれ、職業選択であれ、根底の根底でまでゆけば言葉にならないものであろう…(中略)語り得ぬものを語ろうと試みることに、何がしかの価値がある」。性犯罪は加害者にしろ、被害者にしろ、またその家族にし

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    2014年06月07日