桐島洋子のレビュー一覧

  • ペガサスの記憶
    今まで桐島洋子氏の本は読んだことがなかった。
    ただ氏に関しては、世間の評判で漠然と、自由奔放に生きてきて、自身も著名な作家でありながら、恋を楽しみ、才能ある子どもたちを育ててきた、、、といった一般的な知識しか持ち合わせていなかった。
    しかしこの本を読んで、、、どうだろう!なんと驚くべき行動力と自由な...続きを読む
  • ペガサスの記憶
    桐島洋子さんが自身と子供たちの人生について途中まで執筆し、その後をかれんさん、ノエルさん、ローランドさんが、まるで渡されたラグビーボールをパスで繋いでいくかのように執筆した作品。
    洋子さんが描き出した半生のなんと、ドラマチックで、自由であることか! そして文章の瑞々しいことといったら、本当に他に比べ...続きを読む
  • いくつになっても、旅する人は美しい
    旅の行き帰りに読んだけれど霧島洋子さん、とっても魅力的なカッコいい女性でした。また行きたいところたくさん増えたなあ

    place

    ・ベトナム ベトコンの地下要塞クチ・トンネル
    ・イギリス グラストンベリー トールの丘
    /南西端 コーンウォール半島 英国のリビエラ/ミナックシアター
    ・アメリカーカナ...続きを読む
  • 渚と澪と舵

    痛快です

    好い意味でルールや堅苦しい
    規律、俗っぽい不文律の様な
    モノに従わずに生きていいん
    だなぁ、と感嘆しては頷き、
    の連続。一方、成人した長女
    がどこかで「母は反面教師で
    もあった」と神妙な面持ちで
    語っていた事も妙に納得でき
    る。
  • マザー・グースと三匹の子豚たち

    パイオニアにリスペクトだけ

    大尊敬の桐島洋子先生
    ベタな話。今でこそ、大手を振って
    それ程違和感も無く社会でも市民権
    を得て浸透しつつあるシングルマザー
    未婚の母、という発言さえ憚れるよう
    なそんな固定観念の俗物ばかりの時代
    彼女は世間を嘲笑しあざ笑うかのよう
    にポコポコと3人を産み落とし片手間
    で立派に育てて...続きを読む
  • いくつになっても、旅する人は美しい
    リズムも深みもある表現力に脱帽。
    旅してる気分になれるのはもちろん、桐島洋子氏の生い立ちや考え方も刺激的です。
  • ペガサスの記憶
    三菱財閥の一族の1人として育った筆者。舞台は上海、葉山、東京と次々移り変わる。勤務先の文藝春秋には仮病で2ヶ月の休暇をとってる間に第一子かれんを出産。第二子ノエルは世界一周旅行終盤の船上で出産。第三子はベトナム戦争従軍記者として日本を離れいる間に..。そして、3人すべてアメリカ海軍中佐との隠し子なの...続きを読む
  • ペガサスの記憶
    大学合格祝いのコンポステレオとともに上京した私には、そのカタログの表紙の桐島かれんさんは、憧れの都会の少女でした。
    媚びない、アンニュイな表情。
    有名な御一家、きっと煌びやかな日々に違いないと、想像していた人も、ひとりの少女として沢山のことを感じながら暮らしていたのだ、と。
    桐島洋子さんのファンとし...続きを読む
  • ペガサスの記憶
    アルツハイマー性の認知症の家族をもつ人の体験が知りたくて読んでみた。前半は桐島洋子さん自身が書いた半生記。他にもどこかで読んだり聞いたりしたことのある話が多く、多くの人に語るうちに完成した「美化された思い出」という印象。桐島氏自身はシングルマザーになるのを厭わなかったのかもしれないが、結婚している男...続きを読む
  • ペガサスの記憶
    桐島洋子さん、なんという魅力的な女性だろう。

    スカーレットオハラ、伊藤野枝など、情熱的でまっすぐに生きた「わたしの大好きな女性リスト」の一人にこの方も。

    知的でユーモアがあり、エネルギッシュで、社交的で思いやりがあって凛として。

    一番好きな文章
    「自分が思い描いた物語を現実化してしまう、ものす...続きを読む
  • ペガサスの記憶
    桐島洋子さん、これまでに本屋でエッセーの類いを目にすることがあり「どんな人なんだろう?」とうっすら思っていました。イメージとしては“聡明であり大胆な明るい女性像”を描いていました。

    長女である桐島かれんさんの写真集を以前から集めており、かれんさんのインテリアに対する独自の世界観、また家族や人々に対...続きを読む
  • ペガサスの記憶
    子供の頃母が桐島洋子の事を奔放な女、3人の子供のお父さんがみんな違うって言っていた。(実際は同じお父さん)でもなんか憧れがあったのかな?本は読んでたもんな。今この本も読みたいって言っているしな。面白かった。ノエルさん誕生の先も読んでみたかったな。
  • ペガサスの記憶
    何てチャーミングな文章を書くのだろう。引き継いで書かれた3人の子供からの目線も面白いが、やっぱり桐島洋子さんの文章に惹かれる。彼女の人生は到底まねできるものでもないし、考え方も自分とはまるで違うし、破天荒すぎて羨ましいとは思えない。けれど、そのドラマチックな人生を、嫌みもなくチャーミングに書いてしま...続きを読む
  • ペガサスの記憶
    未婚のまま3人の子どもを出産し、子どもはそれぞれ異なる分野で活躍しているーそんなイメージだけだった桐島洋子さんの自伝。
    ノエル出産以降を子どもたちが担当するのは、そういう趣旨かと思っていたら、ノエルさんのあとがきで洋子さんの今を知って驚きました。

    私も比較的自分の考えで子育てをしてきて、他の母親と...続きを読む
  • ペガサスの記憶
    あの聡明で闊達な著者が認知症になり、連載していた自伝を
    子どもたちのかれん、ノエル、ローランドの3人がそれぞれの目線から桐島洋子を描き、完成させた一冊。
    若い頃は、いや40過ぎてからも恋多き女で、ノーベル経済学賞の候補だった青木昌彦氏とも事実婚だったことは知らなかった。
    アメリカの海軍退役軍人との間...続きを読む
  • ペガサスの記憶
    前半の桐島洋子編は、生い立ちから始まり、様々な人物との逸話や、高卒で文藝春秋に入社し、活躍した話。
    当時の時代背景も勢いがあって、面白かった!
    後半の桐島三兄弟のエピソードも良かった。
    三人ともとても謙虚で、母に対して色々と思うところもあり。
    外から見たイメージと、実際の家族像にずれがあるというとこ...続きを読む
  • いくつになっても、旅する人は美しい
    桐島洋子さんの本、初めて読んだけどなんてピーンと一本スジの通った素敵な方なんだ!
    誰でも真似できる生き方ではないけれど、そのエッセンスを少しでも取り入れられたら自分はもう少し自由になれる気がする。
    あ〜旅行したいなぁ。
  • ペガサスの記憶
    「聡明な女は料理がうまい」という素敵なタイトルの著書があることくらいしか桐島洋子を知らないのだが、家族ぐるみで書いた最新刊が出たということで、内容も知らないまま読んでみた。
    驚いた。
    前半は完全に桐島洋子の自伝である。想像もつかないほどのお嬢様として育ち、戦後ありえないほどの没落を経験し、都立駒場高...続きを読む
  • いくつになっても、旅する人は美しい
    久々に旅系の本が読みたくなり購入した。
    桐島洋子さんは作家なだけあって、文章の表現が豊かで読んでいて美しいと感じた。1つの国やテーマで見開き2ページ未満なので、少しの時間しかなくても読み進めやすい。
    その国に行ったことがないと、旅先の情景を想像することが難しいかもしれないが、その国に興味を持つきっか...続きを読む
  • ペガサスの記憶
    桐島かれんの夫で写真家の上田義彦氏が撮った「椿の庭」という映画を観た。撮影には自身の自宅を使用とのことでその暮らしぶりを知りたくてこの本を手にしたのだが、まったく触れられておらずそこは残念だったのだけど、桐島洋子を中心としたファミリーの紆余曲折の歴史はなかなか興味深いものがあった。桐島洋子の生き方は...続きを読む