辛淑玉のレビュー一覧
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ネタバレ自分にはさほど怒りの感情が湧かない、もしくは持続しないことに気付き読んだ一冊。在日の女性が書いており、自身の体験談を用いて怒りの感情の扱い方を書いている。文章自体は読みやすいが、著者のアクの強さを感じてたまに辟易したのとせっかく「社会への怒りの表し方」の章を設けたのに石原都知事の批判の章になっていることが残念である。しかしながら、等身大の彼女自身のマイノリティ人生経験から得た怒りへの答えを記してあり、心に響いた部分もあった。本文にもあったが「相手の土俵に乗らないこと。自分の土俵で勝負すること。」これが怒りをきちんと相手に伝える上で一番大切だと思った。
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Posted by ブクログ
「私は存在していていい、生きていていいんだ」という確信をいつも問う者として、そこにある「いじめ-いじめられ」関係の根っこは、共依存の関係である。
「意味があるなら生きていてもいい」生きるとは本来そんなものだろうか?では意味のある生とは?改めて生きるとはどういうことだろうか?考えさせられた。…そうやって自分の生の意味を常に確認する必要性にせまられている現代社会はいじめの温情ではないか?いじめは個人の問題ではなく社会潮流の中で咲く病理現象ではないかとさえ思えてくる。蔓延する社会病理の一形態として「いじめ」「ひきこもり」「自殺」問題。これはもはや個人の責任に帰すには大きすぎる数字になりつつある。そし -
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ネタバレ[ 内容 ]
うまく怒れないという悩みは意外に多い。
だが、怒りは、生きる力にも、人間関係を変えていくきっかけにもなる。
どうすれば、怒りの感情を効果的に相手に伝えられるのか。
社会への怒りは、どう表現すればいいのか。
怒り上手を自認する著者が、怒りを封じ込めようとする日本社会の歪みを指摘しながら、怒りの素を取り除く方法を伝授する。
[ 目次 ]
1 怒っている私、怒れるようになった私
2 人間にとって「怒り」とは何か
3 抑圧された怒り
4 怒りの表現力
5 怒りをぶつけられたとき
6 社会への怒りをどう表すか
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆ -
Posted by ブクログ
うまく怒れないという悩みは意外に多い。だが、怒りは、生きる力にも、人間関係を変えていくきっかけにもなる。どうすれば、怒りの感情を効果的に相手に伝えられるのか。社会への怒りは、どう表現すればいいのか。怒り上手を自認する著者が、怒りを封じ込めようとする日本社会の歪みを指摘しながら、怒りの素を取り除く方法を伝授する。----------怒り”とは人間関係を悪くするのではなくもっと良くするためのモノ。怒るコトは決していけないコトなんかではないのです。怒りが問題解決に繋がるのです。…そんなコトをこの本を読んで学びました。しかし同じ怒るにしても怒り方には様々あります。ただ怒鳴り散らすだけではちっとも効果は
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Posted by ブクログ
民族に対する差別、儒教が規定する制度のもとで男性が優遇されても女性は後塵を配する生き方を強要された幼、少、青年時代を振り返り、マイノリティの存在を認めず、均質ぶりを示そうとする社会に憤る。
生きるなかで怒りのたいせつさを提案しながら、巧みに生きる術を示す。他方で、社会の不正義に、かつて繰り返されたデモンストレーションの無意味さ、形式に堕している姿をつき、繋ぎ合う市民のイベント参加で抵抗勢力を構築する取組みの有効性を説く。
私憤を私的怒りにとどめず、公憤に組み立ててゆく組織力に注目。自ら学ぶことを、学ぶことのできない人たちに、なにを教えることが可能かを考えることにある、とする。
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Posted by ブクログ
ブックカバーには,次のように書かれています。
うまく怒れないという悩みは意外に多い。だが,怒りは,
生きる力にも,人間関係を変えていくきっかけにもなる。
どうすれば,怒りの感情を効果的に相手に伝えられるのか。
社会への怒りは,どう表現すればいいのか。怒り上手を自
認する著者が,怒りを封じ込めようとする日本社会の歪み
を指摘しながら,怒りの素を取り除く方法を伝授する。
辛淑玉さんは以前福山市に講演に来られ,その時に講演を聞いたこともあり,親近感を持っています。
また,前回講演を聞いた後にメールをお送りしたら,早速レスをしていただ来ました。それだけに,辛さんの話には関心があり