近藤恭佳のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『デス・オブ・キャプテンアメリカ』に引き続くキャプテン・アメリカ個人誌。前巻で決断した通りキャプテン・アメリカを引き継ぐが、それだけにとどまらないボリュームのある話である。明らかになるレッド・スカルの真の目的と、彼に就く周辺のヴィラン達が狙うことは様々な面に広がっており、どこを切り取っても濃い話になる。
キャプテン・アメリカの名を正統に引き継ごうとする者と陰謀に利用される者、レッド・スカルに利用される敵方の女とレッド・スカル側の女の闘い、ドクター・ファウスタスの立ち位置と見どころは盛り沢山だ。ここまでの流れを追いかける形でぜひ読んでほしい。 -
-
Posted by ブクログ
帯に「映画『アベンジャーズ』公開記念!」とあるアベンジャーズ関係のオムニバス作品。1963年のアベンジャーズの誕生、64年のキャプテン・アメリカの参入と最初期の重要エピソードが載っているかと思えば、81年のMs.マーベルの結末、そして表題作である01年のハルク・ウェーブ!と掲載作品の年代に約40年の開きがあるのが驚き。歴史の長さを意識できる点と、時代ごとの各キャラの様子の違いが比較できる点で非常に面白い。
ただ、『アベンジャーズ』公開記念!というほどはじめてアメコミに触れる人には親切でない印象がある。注釈リーフレットを読めばわかるにはわかるものの、掲載順をふくめどこかわかりにくい編集に感じ -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレオンスロート→ヒーローズリボーン→アベンジャーズ解散(未約)→ハウスオブMと続くマーベルユニバースクロスオーバーから受けた「アベンジャーズ」の再結成までを描く章。
この本は第3作目で最終章。
番号振ってないから2作目を飛ばしてしまいました。
今マーベルはこの為にアイアンマン、マイティソー、ハルク、キャプテンアメリカとリバイバル含めて後悔しています。
チームにはウルヴァリンやファンタスティックフォーやビーストも登場するのでほぼほぼオールスターな漫画。
マジンガーとゲッターロボとデビルマンが総出で何年も長編を書いているようなモノ。
だからパワーが凄まじい。
それぞれが単行本の主人公だけに魅せる -
-
Posted by ブクログ
スパイダーマンのオリジンの中の、「はじめはTVショー・プロレスに力を使った」という原点において2ページに満たない部分をふくらませて、学校で立場が低かった子が大きな力を得たときにどうするのか、ということを描き出した作品。試みは非常に興味ぶかく、自分勝手に振る舞う中に見え隠れする将来のヒーロー像、みたいなところの表現はうまく行っているように思う。しかし、プロレス団体と悪い大人、なんて部分はリアルといえばリアルなのかもしれないが、どうもそこの要素を葛藤する少年であるピーターを利用する形の中でうまく落とし込めていないように思った。少年らしい葛藤なのか、悪い大人たちに利用される問題なのか、焦点がぼやけて
-
Posted by ブクログ
前巻『セントリー』収録の「シークレッツ&ライズ」の続きと、『ハウス・オブ・M』後の結末を描く「コレクティブ」が収録されたニューアベンジャーズシリーズ第3弾。
前者はスパイダーウーマンの告白や、世間への公表を行う姿を旧メンバーで現メンバーではないMs.マーベルの視点を使いながら描写したりと、女性陣の目立つ話である。と、書いた所で、後者においてもマリア・ヒルを筆頭に多くの女性が活躍していることに気がつく。もしかしたら、00年代後半の作品として意図的にやっているのかもしれない。昔から女性キャラは多くいたものの、少し位置づけは変わっていくのだろうか。なお、Ms.マーベルに関してばハウス・オブ・Mでの -
-