パーシヴァル・エヴェレットのレビュー一覧

  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

    2025.12 日本には欧米のような奴隷制度はなかったので遠い国の残酷な制度としか思えないが、奴隷に対する残酷な仕打ちと茶番劇が軽妙に描かれたこの小説、すごいね。ジムは淡々としているけれど読んでいて苦しい場面もあり、痛い場面もあるけれどハラハラしっぱなしでした。

    0
    2025年12月25日
  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

     『トム・ソーヤーの冒険』の結末で、ハックルベリー・フィンと親友トムは、盗賊の金貨を発見した。しかし二人ともまだ子供であるため、発見した金貨は二人で折半、ハックの取り分はサッチャー判事が保管し、金貨の管理人となったダグラス夫人の養子としてハックは屋敷に住み、トムと共に学校に行くようになった。自由人としての暮らしではなく、決められた時間に寝起きし、礼儀作法をミス・ワトソンから徹底的に仕込まれる日々は、堅苦しかったが、安全だった。ところが、行方をくらましていたハックの父がセント・ピーターズバーグに現れ、強引にハックを連れ去ってしまう。逃げ出して自分の死を偽装したハックは、逃亡奴隷のジムと出会う。

    0
    2025年12月17日
  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

    黒人奴隷の過酷さは、様々なところで資料として見ることが出来るが、黒人側からの感情の再現である本書は新たな気付きがある。
    暴力での支配から逃れることが如何に難しいかとか、支配する側の心の拠り所が何かとか。
    大多数の人がなんの正当性もなく過ちを犯すわけではなく、身勝手でも言い分が必要だということが唯一の救いかもしれない。

    0
    2025年11月26日
  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

    少年の頃、ハックルベリー・フィンや
    トム・ソーヤーの冒険物語には
    心躍らせ楽しみました。
    これは上記作に登場するジムの物語です。

    時はアメリカ南北戦争開戦前夜。
    当時のことは知る由もないのだが
    ジムの心に寄り添えて、
    ドキドキする作品だった。

    「人間はおかしなもんだよ。
    自分の好きな嘘は信じるだけど、
    都合の悪い真実は無視するだ」
    というセリフが
    今でもその通りでハッとした。

    0
    2025年11月10日
  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

    ハックルベリーの冒険を黒人奴隷の視点から眺めて、特に後半は奴隷の逃亡に焦点何あっていた。奴隷の悲惨さがこれでもかっていうぐらい描かれていて読むのが辛い場面が多々あった。

    0
    2025年11月03日
  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

    「ハックルベリーフィンの冒険」を読んでから本を開いた。昨日まで読んでいた話だぞ…?と思っていた冒頭から、おっと目線はそっちになるのか、ほうほうほう…とアナザーストーリーに引き込まれる。

    奴隷を所有する側の話を読んでいたのに対し、本作は奴隷側の話。白人と明確に線引きをして、白人の前と黒人の中では使う言葉を変えたり、読み書きの能力を隠すなど、確かにあのジムもそうだったのかも知れないと思わせる絶妙に隙間を埋める。白人は黒人に劣っていて欲しい、なぜなら満足感を得るためなど。

    しかし何故女の奴隷は2度かそれ以上に殺されなければならないのだろうという疑問が拭えずに、なんだか物語のなかにいることに冷めて

    0
    2025年10月30日
  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

     この本は「ハックルベリー・フィンの冒険」を、黒人奴隷ジムの視点で書かれた小説、と聞いていたので、勝手に同じような児童文学のつもりで読み始めた。
     中盤から、少なくともこれは児童向けの本ではないと気づいたが、読み進めるほどに痛みが増していった。奴隷制の時代における奴隷の立場がどれほど苦しいものであったか、今更のように思い知らされた。
     最終盤、ジムが望んだ通りになったようだが、その後の物語が気になる。とにかく「ハックルベリー〜」とは全く別のストーリーなので、油断しないで読んで欲しい。
     

    0
    2025年10月22日
  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

    ハックルベリー・フィンの冒険に登場する黒人のジムからの目線で綴られた作品。奴隷として扱われていた時代の黒人のお話であり所々いたたまれない部分があった。短い章の積み重ねでテンポよく読めた。

    0
    2025年10月09日
  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

    トム・ソーヤもハックルベリー・フィンも
    アニメでチラッと見たことある程度で
    話はほぼ知らない
    どっかで話題になってると聞いたので
    読んでみた

    原作?元ネタ?を知らないので
    こんな見方したことなかった…とか
    全くわかんなかった
    ただジムが主役のハックルベリー・フィンはこうなのね
    ってとても素直に読んだだけ

    海外作品だけど
    とっても読みやすかった
    あんまり「わかんないなぁ」って
    文化の違いで首をかしげることもなかったし
    なんだ、このよくわからん詩的な表現は?
    なんてこともなかったし
    とてもよかった

    ただ今の自分には
    あまり響かなかった
    サラーっと読んでしまって
    何も考えたりしなかった

    星は

    0
    2025年12月05日
  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

    期待した程では無かった。本ならではの良さは感じられず、タランティーノのジャンゴを見た時以上のものは感じられず。

    0
    2025年10月29日
  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

    「奴隷」「偏見」「差別」が軸にある本。奴隷制度はあまり知識がなく、考えさせられる内容だった。逃走劇&復讐劇な物語で3日で読み終えました。 トムソーヤやハックルベリーの物語は読んだことがないので、これを機に挑んでみたい。視野の広がる時間でした。

    0
    2025年10月19日
  • ジェイムズ

    Posted by ブクログ

    ハックルベリーフィンの冒険を、サブキャラであるところの奴隷ジムの視点から再構築した物語。

    アレックス・ヘイリー「ルーツ」を想起しながら読みましたが、多くの人が同じ印象を持つと思います。絶対的な差別の元凄惨な虐待を受け続け、全く人として扱われない人々の様子に改めて恐怖を感じます。

    一方、ハック・フィンを実は未読な私は、それはそれとしてなんか変な構成だなとか不思議に思いながらでもありました。きっと対応するように書かれているのでしょうか。

    正直、そこにこだわらずしっかりとジェイムズの物語として読みたかったかなというとこもあります。ラスト、あっさりすぎだし。

    0
    2025年10月09日