柴田重信のレビュー一覧
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ブルーバックスだしハウツー本ではないから自分で理解して応用しないと具体的にこんな食べ物をこんな時間に食べると良い、らしいことを読み取れない。
対談形式にするとか、多分効くんじゃないかな程度でも良いから章末まとめとかが付いていればヒットするのではと思う。
自分に参考になりそうな項目をつらつらと。
朝食でインスリンの分泌を促すものは体内時計を調整しやすい。朝カレーとか。
夜食は、体内時計を遅らせて夜型になる。
朝型の方が運動のパフォーマンスが高い。
オルチニンを摂ると夜型にシフトする。例えば蜆
グリシンを摂ると朝方にシフトする。例えば豚肉、帆立、烏賊
朝食に蛋白質を摂ると夜の睡眠に効果的。トリプ -
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時間栄養学というコンセプトが
ユニークだなと思って読んでみました。
時間栄養学と言うのは文字通り、
「いつ、何を食べるべきなのか?」ということを
探求している学問で、
栄養学で考えている「何を食べるのか?」という問いに
「(それを)いつ(食べるのか)?」という問いも
合わせて考える学問になります。
とは言え、この本は時間栄養学の初級編に位置するのか、
前提となる体内時計の話に前半の1/3を費やしたりと、
結局「何をいつ食べるのか?」という問いに対して、
著者の研究結果を示してくれるのは後半からになります。
また、どちらかというと「健康になるため」という
大目的がベースとなっており、
例えば「 -
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昔から朝6-8時には起きてきた朝型だが睡眠の質は常に低く一日中眠い日が多い。よりいい朝を迎えるために選書。
時間によって食べるべきものが違うのはわかっていたが体内時計を意識していたわけではないので、自然と調和する身体のメカニズムから時間生物学を知れておもしろかった。
★自分に合った体内時計の設計をする
★体内時計の大きなしくみ、はたらきを理解しながら、私たちの健康な生活に効果のある対策を立てていくことが必要
★化粧品や食事(フルーツや野菜)、服薬、運動も
★週間栄養学
【朝食】
・少しでも糖質をとる(バナナ、一口白米)
・必ずタンパク質をとる
・しっかりめに食べる
【夕食】
・必ず低 -
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日々の生活、健康の基礎となる食事。ただ、何を、どれくらい食べるかは気にしても、いつ食べるかは、あまり気にしていないかもしれない。「何を」「どれくらい」食べるかに、「いつ」食べるかの視点を加えたものが時間栄養学である。
生き物の24時間は、体内時計の影響下にある。そのため、いつ食べるのかによって、体内に取り込んだ栄養の効果が異なるという。朝食べるか、夜食べるかで、血圧や血糖、筋肉量への効果が異なるというのだ。
本書は一般向け解説書であり、入門と銘打っているものの、内容上エビデンスは重要なため、所々なかなか難しい内容が出てくる。正直、1章はほとんどわからなかった(笑)。しかし、そこを読み通すと -
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時間栄養学…とは?
「食べる時間」を意識することで体内時計の調整をして、日々の体調を整えることを目的とした研究。
体の中には「体内時計」と呼ばれる「一日のリズム」を刻むメカニズムがある。それを形づくっているのが「時計遺伝子」だ。
体内時計は、体の中のあらゆる細胞の中にある。
体内時計の仕組みを知り、うまく活用することが、人間の生活や健康に大きく寄与するのではないかという期待から、体内時計に関する研究が盛んになされている。この学問を「時間生物学」と呼ぶ。
地球の一日は24時間。人間の一日は24.5時間。放っておくと、地球の時間と人間の時間はずれていく。
ただ、朝起きて光を浴びて、食事を摂る