月岡ツキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトル見たことだけでぜっったい読まないと!と思って。
作者の月岡ツキさんが結婚しているけど子どもは無しという選択をしている。子どもを産むことによって行動が制限されること、仕事との両立難しさ、今の生活リズムを気に入っていること、一回産むと決めたら後戻りできないこと、などたくさんの理由を述べていた。特に共感したのはこれから世の中に対する期待が出来ないこと、戦争がまだ続く自然災害も増えている中で新たな命を迎えるのかと考えると躊躇してしまう部分だった。
ポッドキャストなどを通じてたくさんの女性から同じような悩みが寄せられることを読むとほかにもいるんだなと実感。
女性はこんなにも悩まないといけないか〜 -
Posted by ブクログ
私自身障害や病気のある子供たちを看てきたために子供を持つことに消極的、もはや考えられないとすら思う。それなのにそれを公言することへの怖さもある。そっち側に舵を振り切る覚悟はまだない。その子供たちが悪いわけでは無く、同じように愛おしく、不幸だとも思わない。勿論生きていく上でハンデが無いに越したことはないが。当事者の親では無いが、そこでしか見えない景色をいくつも見てきたと思う。
本当に子供が欲しくないと思っているのか、自分でもまだわからない。子供を育てる精神的、経済的自信もないし大変さしか目につかないはずなのに。
自分が思っていたことを言語化され、それ以上の視点に気がつく。決して排他的で無く温かな -
Posted by ブクログ
母になりたいと思わないけど絶対にならないと言い切るのは怖い。というモヤモヤした気持ちを少し軽くしてくれるのでは?と購入してみた7/30〜
結論、その時になってみないと分からないな。だった。筆者は夫婦2人で生きていく事を決めたけど、周りと比較して、子供のいない人生でいいのかと葛藤するときもある的な事が書いてあった。
私もそうなると思う。もし今後、この人と子供を育ててみたいなと思える人と出会えたら育ててみたいし、この人と2人で生きていきたいと思える人だったらそれはそれでいいし、正解はないので、自分の選んだ選択肢が正解だなと。現に、子供がいなくても十分に幸せだと筆者が教えてくれたので心は軽くなったの -
Posted by ブクログ
私はこの本の中でいう初めのハードルを容易く越えることができた人間だ。
言い換えれば何も考えずに子供を産んだ。
欲しいと自分のエゴで、子供とはなんなのか、子育てとは、世の中の事など何も考えず産んだ。
産んでみて色々とわかったし、良くも悪くも色々な事を知ったし感じた。得たものも失ったものもある。
作者の伝えたいことやそういう考えがあるのはとってもよく理解できるし、産んだ側の苦悩も書かれていて共感できた。
ただ人生はみな1度きりだからなにを選び取るのかは自分が決めていくしかない。
そして、昔と比べると自由度が高くなった今だから産まないという選択肢が以前より容易に口にでき、選択肢が増えたということは -
Posted by ブクログ
男側から読むとそんなにこっちを責められても感はあるし、愚痴っぽいし、本にするにはテーマが小さすぎて同じことを言うことになるのは仕方ない
ただ日本社会が押し付けて来た女性への犠牲
子供を育てることを途中で辞められない不安
(仕事でも体調でも無理な時に辞められない怖さ)
大人になって得た自由を失う怖さ
未来に対する不安
(子供が生きてて楽しいと思えるのか)
このあたりは男の俺でも思う
男女平等なんかではないし、障害があって一生ケアする人生ですとか言われて本望ですってなるとも思えない
自分に対する期待値の低さ
まぁ子育て期間の長さと期待値の高さだよ
いい加減なやり方はこの綺麗な社会では許されな