月岡ツキのレビュー一覧
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著者の月岡ツキさんは言葉を飾らずに、自身の気持ちをストレートに言語化して綴っていくので(あくまで一読者の主観)、その分、純度が高いまま読者の心に届くのだと思う。
読み進めるにつれ、生きにくく、決して安全ではないこの世の中で、もがき苦しみながら泳いでいく著者の生き様や考え方が、自身のそれとも重なる部分が大いにあることに気付いた。
なにかにつけ型にハメようとする社会。
番となり、繁殖できない者は社会のお荷物のように扱う政治家。
たった一度しかない短い人生、自分の幸せを追って、自由に生きることの何がいけないのか。
そんなもどかしい思いを抱えているような人には、月岡ツキさんはきっと刺さる作家であり、刺 -
Posted by ブクログ
既婚子なしの私が長年思ってきたことが書かれていて「うんうん」「そうそう」と頷きながら読んだ。
私も子供は嫌いじゃないし、近所の子と川遊びだってするけど、子供を産むことは怖かった。
著者が書いてる通り、この出産は不可逆だから、「やっぱり無理」ってわけにはいかない。出産適齢期の間悩みに悩んだ「産むべきか、産まないか」の問い。
当時の私は、将来子供を産めばよかったと思うかもしれないけど一生懸命考えて出した結論だから後悔しない、っと自分に言い聞かせたのをよく覚えている。
子供がいる人生も子供がいない人生どちらもありだよねー、と納得の一冊だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまさに…!!!という表現の連続で感動した。
子供が欲しい訳では無い、夫と2人で楽しく穏やかな関係のままいたい、自分のことと仕事でいっぱいいっぱいなのに子供を持つなんて…などという葛藤が素敵な表現で綴られており、激しく共感した。
特に刺さったのは、子供を持たないスタンスの人はその選択をしつづけていかないといけない、という箇所。
確かに、一度子供を持たないと決意したからって悩み続けるし、その問いに対して何度も何度も答えを出し続ける必要がある。これがつらいんだよな、、と言語化されてすっきりした。
激しい子供への嫌悪などの思想ではないところもとても共感できた。
私にとってお守り的な本になりそう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「子どもを持たない」はアイデンティティでもなんでもない。自分の核が変わるわけではない。たしかに。救われる言葉だ。
もやもや~っとすることが多かったため、買ってみた。
筆者が友人から言われているように、「考え過ぎでは?!」と思うところもたしかにあった。
でも、産まない選択をしている人の考えを知ることで、視野が広がって心が楽になった。
大人になると、子どものころには気づかなかった(気付なかった?)社会問題のことを気にするようになり、なんだか自分が子どもだったときよりもこの世界には問題が山積みになっているかのような気持ちになってくる。
でも、実は自分が子どものときもその山積みの社会問題はあって -
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共感しながら読めたエッセイだった。
唯一私と違うところは浪費化であるところくらいだった。(むしろコンビニやマツキヨの爆買い、新しいものに変えることは私はやりたくてもできないタイプだから羨ましい)
はじめにで著者が書いていた
私たちは毎日この世界で息をするだけで少しずつ傷ついていく。それでも生まれたからには、泳いでいくしかない。
という言葉と
エッセイが著者が感じた葛藤、悩み、ままならないこと、白黒つけられないことなどあまりすっきりした結論がでなかったりぐるぐる煮え切らなかったりするものも多い
という言葉が読み進めながらしっくりきた。
著者のきれいごとでない、素直な気持ちの表現はときにくすっと笑 -
Posted by ブクログ
「祖母の歌集」の短歌で涙。誰かに幸せを願われたことがあると自覚することは自分の存在を肯定できる大きな助けになると思った。
全体的に頷けるところが多いエッセイ。自分と違う人の頭の中を覗くことももちろん楽しいけど、自分と近い人が葛藤や悩みや気づきを言語化しようとしてくれている本は、やっぱり面白くて、読み終わった後に頭の中がスッキリする感じがする。
仕事脳に侵されるあまり他人に厳しくなってしまうこと、頑張っている自分のことしか認めてやれないこと、休職していたころの記憶が白くぼんやりしていて曖昧なことなど、特に働くこと周りのエピソードが自分に重なるところが多く、しみじみしてしまった。
がむしゃら -
Posted by ブクログ
「はじめに」を読んだ時点では、著者は繊細で内向的で生きづらさを抱えた人だと感じたのに、読み進めていくにつれて全然違ったイメージになっていって面白い。文体が少しこだまさんに似ている。
地方あるある、本家あるある、適齢期あるあるで大共感。
テーマの一つにフェミニズムを感じるけれど、それにとどまらず、世間一般から期待されるロールを演じきれない苦しさ、承認欲求に振り回されている偽物の自己肯定感、消費のために自らを消費(切り売り)する虚しさみたいなものが、飾らない言葉でかかれていて、読んでいると段々気持ちが楽になる。
癒されるのとは違うけど「親の、男の、会社の、世間の期待通り生きられない事の何が悪いの -
Posted by ブクログ
初読みの作家さん。
世代は少し下になるけど、文章が読みやすく、大まかな価値観が似ているみたいで面白かった。
ただ、作者は見栄王で物欲が激しい。
真面目で完璧主義者なのに詰めが甘い、過剰評価で空回りをして自分を追い込んでいる節がある。
辛辣な表現が多いので、まわりを慮るような優しい人が読んだら傷つくと思う。
また同世代のいま頑張ってる最中の20~30代の人には受け入れられないものもありそう…。
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たくさんの『そういうもの』の圧(世の中の風潮)で生きていると、『そうじゃないもの』を選び取るためには理由を説明しなければならない。
人間は他人が住む世界でしか生